アップアップガールズ(2)のスペシャル・フォトギャラリー
INTERVIEW : アップアップガールズ(2)

今年から新たに5人体制で動き出したアップアップガールズ(2)。大きな変化に最初はとまどいながらも、この5人はしっかり前だけを見て進んできた。彼女たちが新たにリリースするEP「2回目の青春」は、タイトルのとおり青春の輝きに満ちた作品だ。ZeppDiverCityで開催される単独ライヴ〈さわげ!さけべ!にきちゃん☆はいじゃんぷ☆〉では、とにかく楽しさを詰め込んだ5人の姿が見られるはず。アップアップガールズ(2)の『2回目の青春』はまだまだはじまったばかりだ。
取材&文 : 西田健
写真 : MANAMI
今はこの5人が最高
――アップアップガールズ(2)は今年に入ってからこの5人の新体制で活動してきました。今年の活動を振り返ってみていかがですか?
高萩千夏(以下、高萩):7人から5人の体制になったことで、パワーダウンするんじゃないかと心配させてしまったかもしれないんですけど、私たちの気持ちとしては全くそんなことなかったんです。1人1人が力をつけて夏を駆け抜けてきて、ファンの皆さんの熱量も倍になったので、チームの完成度が高くなりました。自分たちでいうのもなんですけど、今見てほしいアイドルですね!

新倉愛海(以下、新倉):夏は思い出深かったですね。自分のスキルを上げたい気持ちがこの体制で高まっていったし、それ以上にファンの皆さんに支えてもらってこの夏を乗り越えられましたね。次の目標に向かって新たにスキルアップしていきたいです。
鍛治島彩(以下、鍛治島):5人体制での初ライヴで行った、福岡への遠征が印象深いですね。新体制を広めていきたいときに遠征ができるってすごく贅沢なことだと思うんですけど、やっぱり不安もありました。だって新幹線に乗ったらもう逃げられないじゃないですか。遠征の間に課題も見つかったんですけど、結局楽しい5人がいいんじゃないかという方向性がそこで固まったなと思います。
佐々木ほのか(以下、佐々木):7人から5人に変わるとステージの幅や歌割りも多くなったので、自分の体力のなさに気づきましたね。自分なりのパフォーマンスが変わった1年だったなと思います。新体制に変わってからの序盤は、生きている中で1番頭を使ったんじゃないかというくらい大変でした。でも5人で活動していくうちに、しっくりくるようになりましたし、今はこの5人が最高ですね。
島崎友莉亜(以下、島崎):メンバーが5人になるのは大きな変化だったんですけど、その変化も楽しめたかなと。〈TIF〉のSKY STAGEでは、衣装ではなくジャージで立ったんですけど、これも今のこの5人でしかできないことだったなと思います。
――体制変更に伴って大変なこともあったと思うんですけど、どうやってそれを乗り越えたんですか?
高萩:最初の1ヶ月はスランプで、反省ばっかりでした。ふたりの卒業と、新体制でのライヴが同時進行だったのでメンバー同士の気持ちの統一があまりできていなかったですね。でもステージに立っていくうちに、みんなで掴んでいったのかなと思います。みんなで話し合いをして、いまの5人とファンの方が求めるものをたくさん考えて、自分たちのライヴスタイルを見つけていきました。
――ライヴの回数を重ねていくうちに現在のスタイルを確立していったわけですね。
島崎:私たちの思いにファンの皆さんも応えてくれたので、ファンの方も一緒に今のにきちゃんを作ってくれたと思います。ファンの方には感謝ですね。

佐々木:「最近ライヴ変わったね」とよく言われるんです。たしかにガラッと変化したので、今のにきちゃんをもっと広めていきたいですね。
――11月14日にはサードEP『2回目の青春』がリリースされます。どんなEPになりましたか?
鍛治島:聴いてくださる皆さんが大切にしまっている青春に加えて、何十年経っても思い出してもらえるような作品になっていればいいなと思います。いろんな情景が浮かぶ曲ばかりなので、酸いも甘いも味わえるような私たち5人の青春を届けたいですね。
島崎:5人で動き始めたのは5月なんですけど、メンバーとは何年も過ごしている仲間なので、この年月があるから届けられる青春だと思います。曲もジャンルは様々ですけど、歌詞は全部前向きなので聴いた後に明るい気持ちになれるんじゃないかなと思いますね。このEPを通して笑顔がひとつでも増えていけばいいなと思います。
佐々木:今までやってきた1回目の青春も重いんですが、体制が変わった今、2回目の青春が始まるという意味での『2回目の青春』だと私は思っています。オーディションの結果、結局新メンバーは入らなかったんですけど、きっとお偉いさんもこの5人ならやっていけると思ったからこの決断をしたと思いますし、これからエピソード2が始まるのかなと。今までのにきちゃんも残しつつ、違った味も含めていけたらいいなと思います。多分にきちゃんの「2回目の青春」は、舐めたら濃ゆいと思うくらい激アツですね。
高萩:この作品を聞けば、いまの私たちがどんな表現もできるということが、この作品でわかると思います。サウンドもしっかり作り込まれているので、インストでも聴くのもおすすめですね。
新倉:この5曲だけでも、いろんなにきちゃんを味わえると思います。表題曲“2回目の青春”の、「気づけば駆け出してゴールは未定でも止まりたくない!」という歌詞のように目標と情熱をもって走り続けられるようなグループになったらいいなと思っていますね。
