スペシャル・フォトギャラリー
SKE48のスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : SKE48

2008年に産声を上げたSKE48が今年で15周年を迎える。長い歴史のなかで、何度もステージに立ち、アイドルの輝きを届け続けてきた彼女たち。今回インタヴューで、「みなさんから見て、すごいと実感するメンバーは?」と質問すると、皆が口を揃えて「全員ですね」と語っていたのが印象的だった。それだけいまのメンバーが個性豊かで、ここが輝いているということなのだろう。節目を迎えながらも未来を見据えて進みだしたSKE48は、これからも輝き続けるのだ。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : つぼいひろこ
今のチームEでよかったな
——2022年はSKE48に大きな変化があった年だったと思います。昨年から今年にかけてを振り返って、それぞれ変化を感じることはありましたか?
野村実代(以下、野村):私はチームS新公演〈愛を君に、愛を僕に〉を経験したことで、すごく成長できた1年だったと思います。今はなにごとにも自信をもって挑戦できています。ステージに立つ覚悟をさらに強く持つようになりました。それに自分1人だけじゃなく、みんなが覚悟をもっていないといけないんですけど、パフォーマンスで人の心を動かす喜びを知ることができました。今年も夏にたくさんイベントがあるので、たくさんの人の心を動かすパフォーマンスをしたいです。
佐藤佳穂(以下、佐藤):私は去年の末にチームEのリーダーになったんです。リーダーとして活動するなかで考え方の幅が広がったし、モノの見方がより増えましたね。自分自身まだまだ力不足だなと思うこともありますし、いかに伝えるかを考えることの難しさも実感しています。でもチームEは先輩も多いし、後輩も頼もしい子が多いので、すごく気楽にできています。チームEは新公演〈声出していこーぜ!!!〉を7月に控えていますし、全力で頑張っているところです。
原優寧(以下、原):私は去年SKE48に加入したんです。環境の変化も感じたし、SKE48に入っていなかったら出会わなかった、ファンの方や同期、先輩方とたくさん出会いました。ファンの方に応援していただいて頑張ろうと思えたり、同期と高め合って成長できたり、先輩のパフォーマンスを見て刺激をもらったりして毎日頑張っています。最初は名古屋の環境に慣れなくて大変な時期もあったんですけど、憧れのステージに立てる毎日が幸せです。
菅原茉椰(以下、菅原):今年に入って人と触れ合う機会が増えたなと思います。後輩と関わることが得意ではなかったんですけど、だんだん話せるようになりました。最近9期生の鈴木愛菜ちゃんや、10期生の林美澪ちゃんとご飯に行ったりしたんです。加入したときの自分には、レッスン終わりに後輩と予定を立ててカフェに行くことは想像できなかったと思います。年下の人と関わることが苦手ではなくなって、自分の成長にびっくりしています。
——今年の春には〈SKE48 春のチームコンサート2023〉が開催されました。名古屋公演は日本特殊陶業市民会館フォレストホール、東京公演はLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)の2会場でのコンサートでしたが、印象に残っているシーンはありますか?
野村:私は東京公演の時、体調を崩してしまって一部しか出演できなかったんです。ファンの方が、「実代ちゃんがいなくて、楽しくなかったことはないけど、悔しかった」と言ってくれたんです。そういうことを言ってくれて嬉しい反面、悔しい気持ちもありました。全体としては、チームSのよさを見つけられたと思っています。ダンスブロックが何分か続いた後にシングルを7、8曲歌うという流れがあったんですけど、周りの人に支えられたおかげでいいコンサートになりました。


——印象に残っている曲はありますか?
野村:“タンポポの決心”という曲を披露したときに、1枚の大きな布を使って大きなたんぽぽを作る演出をしたんです。クッキーを食べる場面もあったりして、みんなの息が合わないとできない演出が多かったんですけど、力を合わせてできたのが良い思い出です。
——菅原さんはいかがですか?
菅原: (佐藤)佳穂ちゃんがチームEのリーダーになってから、パフォーマンスやセットリストをもっとこだわるようになったんです。新しいチームEになってからはじめてのライヴだったのでみんなより気合いが入っていたんですけど、名古屋公演の途中で私の体調が悪くなってしまって、途中からちゃんとできなかったのがすごく悔しかったです。ここまで頑張ってきたメンバーと一緒に踊れないことがつらかったです。でも楽しむことが個人的な目標でもあったので、曲中にメンバーの目線や気持ちを感じられたのはよかったです。
——印象的だった曲はありますか?
菅原:アンコールに披露した“Only today”ですね。佳穂ちゃんのアイディアで、アンコール前に映像を流してチームカラーの緑色のペンライトで会場を埋めつくしてもらったんです。もともと“Only today”の歌詞は沁みるんですけど、チームE色に染まっている会場を見て余計に沁みましたね。「今のチームEでよかったな」と思いました。

