スペシャル・フォトギャラリー
乃木坂46のスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : 柴田柚菜&林瑠奈(乃木坂46)

今年2022年の乃木坂46には、新メンバー5期生の加入、これまでグループを牽引してきた1期生、2期生メンバーの卒業など、全体として大きな変化があった。これまでの10年を超える歴史のなかで、先輩メンバーが築いてきたものを後輩が受け継ぎ、また新たな時代を作ってきた彼女たち。グループが変化していくなかで、間違いなくこれからの乃木坂46の核となっていくであろう4期生の柴田柚菜と林瑠奈は、いまどのようなことを考えながら活動しているのだろうか。いままさに成長の真っ只中にいるふたりに、話を訊いた。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 :MANAMI
「黒見がなんか先輩っぽいぞ?」って
──もうそろそろ年末ですが、今年2022年はおふたりにとってどんな年でしたか?
柴田柚菜(以下、柴田) : 今年2022年はグループとしてもいろんな変化があったんですけど、私自身いろんなことを考えて内面が成長したかなって思うんです。単純にひとつ年をとって大人になりましたし、大人の目線になってきたような気がします。今年は悩むこともあったんですけど、その度に自分で解決ができるようになりました。一時期、すごく悩んでいた時期もあったんですけど、一晩で自分のメンタルを持ち直したんですよ。もう気合いと根性で、なんとか大丈夫なマインドに持っていったんです。そのときは「わたし、結構やるやん」と思いました。
林瑠奈(以下、林) : 今年は、私たち4期生にも後輩ができて、先輩方も本当たくさん卒業されていきましたし、いろんな部分で世代交代をすごく感じましたね。。いろんな先輩方の卒業を見送る中で、自分も先輩になるし、もっと頑張らないといけないなという意識も強くなりました。個人的にも、今年は高校を卒業して大学生になったり、いろんな場面で変化を感じた1年でした。

──乃木坂46は今年もたくさんライヴを開催されていますが、おふたりが印象に残っているライヴはありますか?
柴田 : いちばん印象に残ったのは、やっぱり日産スタジアムで開催した〈10th YEAR BIRTHDAY LIVE〉ですね。“ハルジオンが咲く頃”のとき、ステージから月が見えたんですけど、それが本当に綺麗だったのを覚えています。私はそのタイミングではじめて選抜メンバーとしてステージに立たせていただいたんです。すでに選抜として活動しているメンバーでフォーメーションも完成しているので、そこにひとりで入るプレッシャーがすごかったですね。本当に広い会場で、いろんなことを考えてたくさん練習しました。でも、その分すごく成長できるきっかけになったライヴでした。卒業された先輩方と一緒にこんなに近くで踊る機会もないと思っていたので、それもすごく印象に残っています。思い返すと記憶が鮮明に蘇ってくるので、それぞれの楽曲に思い出がたくさんありますね。
林 : 今年もたくさんライヴをやってきましたけど、直近っていうのもあって、30thSGの期間のアンダーライブはすごく印象に残ってますね。いままでもそういう意識は少なからずあったんですけど、自分たちが作っていかなきゃいけないという使命感がありました。演出や曲の間のMCも含めて、自分たちでライヴをつくるという意識を持って毎公演試行錯誤していた期間でした。そのおかげで自分自身も成長できました。いろんな意味で重みのあったライヴだったと思います。
──今年、乃木坂46には5期生が加入しましたが、おふたりから見て彼女たちはどんな子たちですか?
柴田 : 5期生は本当に自分から話しかけに来てくれる子が多いですね。私から声をかけようとする前に向こうからやってきてくれたりするんです。先輩としてちゃんとしなきゃって思っています。
林 : 確かにグイグイきてくれる子が多いですね。5期生はみんな仲が良くて、同期で話すのと同じテンション感で私たち先輩にも話かけてくれるので、こっちも嬉しいです。
──グループ内の雰囲気も変わりましたか?
林 : 明るくなりましたね。ツアーでみんな楽屋が一緒だったりすると、にぎやかになった気がします。4期生もみんな仲良いですけど、5期生はフレッシュさもあるので、その声を聞きながら微笑ましいなと思っています。
柴田 : 全員が結構個性が強いしキャラも濃い気がするから、見てておもしろいよね。
──4期生の中で、5期生との交流が深い方はいらっしゃるんですか?
柴田&林 : (ふたりで顔を見合わせながら)
林 : せーので言う(笑)?
柴田 : うん(笑)。
柴田&林 : せーの!黒見(笑)!
──(笑)そこは完全に一致なんですね。
林 : 黒見(黒見明香)の存在は5期生と先輩との関わりを語る上で外せないんですよ。5期生が加入してから最初の頃は、全体で活動する場があんまりなかったんですけど、日産スタジアムのライヴ前のタイミングで公開されたアートワークの撮影のときに、ほぼほぼ初めて5期生としっかり喋れる時間があったんです。その時、黒見が突然自分からぐいぐい話しかけていて、いつのまにか黒見会みたいなのを開催していたんです。最近は5期生の子たちと話をしてても「黒見さんが──」って話題に出てくるんですよ(笑)。
──結構、意外な感じがします!
柴田 : 私たちも意外でした。「黒見がなんか先輩っぽいぞ?」って4期みんなでびっくりしてました(笑)。
林 : 黒見はいま、ガンガンに先輩風吹かせてますね(笑)。
──(笑)。おふたりは「新・乃木坂スター誕生!」で、5期生と共演されていましたが、いかがでしたか?
柴田 : あれは…やばかったですね。
林 : うん。緊張感がやばかったよね。私たち4期生メインで出演させて頂いた時にも先輩方がゲストで来てくださったりしていたんですけど、先輩方はあのときこういう心境だったのかって思いました。自分の歌のプレッシャーだけじゃなくて、後輩の前でちゃんとしてなきゃいけないプレッシャーがすごくて。
柴田 : 先輩の前でなにかをするより緊張しました。ある意味お手本になるわけだし、ちゃんとしなきゃという気持ちでいっぱいでした。なんとかやり遂げた気がします。
