まさかのVineでインタヴュー、ボンジュール鈴木ワールドがループ――2ndミニ・アルバム、ハイレゾ配信

ボンジュール鈴木が急成長を遂げている。2015年2月、アニメ「ユリ熊嵐」のOP主題歌を収録したシングルをリリースし、4月には初のフル・アルバム『さよなら。また来世で』を発表。そして11月、早くも6曲入りの2ndミニ・アルバム『Lollipopシンドローム』が到着した。OTOTOYでは今作もハイレゾで配信スタート。彼女の魅力のひとつであるウィスパー・ヴォイスを堪能できるだけではなく、バイノーラル・レコーディングを用いた「close to me」は360度音に包み込まれている感じがより際立っている。
さて、これまで露出を控えた活動を続けている彼女に、LINEでインタヴューを申し込んだり、対面インタヴューをお願いするなどしてきたが、なんと今回は本人に動いて喋ってもらうという無茶を叶えてもらった。しかも動画アプリ「Vine」を使用した6秒縛りで…。その結果はいかに!?
ボンジュール鈴木 / Lollipopシンドローム
【配信形態】
24bit/48kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
>>ハイレゾとは?
【配信価格】(各税込)
単曲 300円 / アルバム 1,620円
【Track List】
01. Lollipopシンドローム
02. パーティーがはじまるよ
03. close to me
04. 金魚
05. Lovin' You
06. サヨナラ
07. 月のかけてく夜に
「Lollipopシンドローム」MV「Lollipopシンドローム」MV
INTERVIEW : ボンジュール鈴木
ボンジュール鈴木の新作『Lollipopシンドローム』が届いた。彼女がついに本性をさらけだしたのかもしれない。これはボンジュール鈴木中毒になる危険性があるので、ぜひ取り扱いに注意していただきたい。
ソールド・アウトとなった初のワンマン・ライヴや、代々木第一体育館という大舞台でももいろクローバーZ・高城れにとの共演、トベタ・バジュンの新作をはじめとしたさまざまなコラボなどを経て発売された今作。これまでよりエレクトロ色が増し、ボンジュール鈴木が本来持っていた北欧音楽やフランス映画的な世界観、そして彼女の脳内に広がる妄想世界が色濃く楽曲に宿っているように思う。クールで煌びやかなサウンドに身をゆだね、脳に直接訴えかけてくるような甘すぎるウィスパー・ヴォイスに耳を傾けていると、いとも簡単に彼女がつくりだす魅惑的で幻想的な世界に迷い込んでしまう。まさに〈頭うにゃうにゃキミでいっぱい〉(「Lollipopシンドローム」)である。
これまでOTOTOYではLINEインタヴュー や対面インタヴューなど、さまざまな方法で彼女の魅力を探ってきた。最近行われたツイキャス放送ではかなりの天然ぶりをみせてくれたが、いまだ謎は多く、その全貌はつかめない。まるで追えば追うほど抜け出せなくなる迷路のような存在だ。そこで今回行ったVineインタヴューでは、アルバム制作に関するものからライヴのこと、彼女がTwitter上でたまに発する謎のワードについてまで、幅広く質問をぶつけてみた。そして返ってきた答えとは…。ボンジュール鈴木というキャラクターは、彼女がつくりだす音楽と同様、いや、それ以上に衝撃的かもしれない。その一筋縄ではいかない魅力に、もっともっと取り憑かれてほしい。
インタヴュー&文 : 前田将博
1. 今年6月にワンマンライヴがありましたが、あの日を振り返ってみていかがでしたか? 楽しめました?
2. 代々木第一体育館でももいろクローバーZの高城れにさんと「あの森で待ってる」を一緒に歌ったそうですが、ワンマンライヴや大きなステージを経て音楽制作に影響はありましたか?
3. これまでさまざまなアーティストとコラボレーションしていますが、特に刺激的だったものや印象深いものはありますか?
4. ファースト・アルバムでも少し披露していましたが、動物の鳴きマネが得意とのことなので、実際にやってみてください。
5. 「Lollipop」という言葉はボンジュールさんにぴったりだなと思います。ボンジュールさん自身はどんなイメージでこのアルバム・タイトルをつけましたか?
6. 「Lollipop シンドローム」のイントロやアウトロにも猫(?)の鳴き声のような音が聴こえますが、あれもボンジュールさんの声なのでしょうか。
7. 「パーティーがはじまるよ」をはじめて聴いたとき、かわいらしくてきゅんきゅんしました。この曲や「金魚」のAメロは地声が多めで新鮮でしたが、こういう歌い方にしたのはなぜでしょうか。
8. 逆に「close to me」は日本語詞の部分もウィスパー全開ですが、どのように歌声を使い分けたのでしょうか?
9. 「パーティーがはじまるよ」の主人公は小悪魔的な雰囲気がありますが、ボンジュールさん自身にも通じる部分はあると思いますか?
10. 「ぷくぷくって溺れちゃう」金魚のマネをしてみてください。
11. 「Lovin' You」はカヴァーでありながら、高音域を多用した歌声と浮遊感のある幻想的なアレンジで、ボンジュールさんの魅力が存分につまった曲だと思います。ライヴでも毎回歌っていますが、ボンジュールさんにとってどのような曲なのでしょうか。
12. ラスト前の「サヨナラ」はループするピアノの音が印象的で、楽しかったパーティーが終わりに近づき、サヨナラを悟ったような歌詞がせつないです。アウトロの無音部分が長く、EPのストーリーはここで一度終わっているように感じたのですが、この部分にはどのような意図があるのでしょうか。
13. 次のライヴの予定や構想はありますか?
14. 最後に、読者にメッセージをお願いします。
過去作もハイレゾ配信中!
【特集】
>>「やっと会えたね」――ボンジュール鈴木、対面インタヴュー
>>スペシャル企画『気になるあの娘、ボンジュール鈴木とLINEしてみた』
LIVE INFORMATION
ボンジュール鈴木 2nd mini album『Lollipop シンドローム』release party
2016年1月16日(土)@北堀江vijon
2016年1月23日(土)@渋谷duo MUSIC EXCHANGE
PROFILE
ボンジュール鈴木
3歳からクラシックピアノをはじめ、Jazz歌手だった母とフランスの親族の影響で幼少期からヨーロッパを中心とした様々な音楽に触れ、次第に作曲活動 をスタート。ヴォーカル / ラップ / ポエトリー、編曲、打ち込み、演奏、ミッ クス、マスタリングまでを1人で行う、女性マルチ・アーティスト、"ボンジュール鈴木"。南フランスのカトリックの大学に留学中に触れた、ヨーロッパのエレクトロニカ / ヒップホップ・シーン、クラシック、教会音楽からの影響が色濃く出たサウンドには、北欧エレクトロニカ勢と共鳴する「透明感」と、ドリームポップ、トリップ・ホップの流れを汲んだ「深遠な響き」が見事なまでに共存。そこに『日本語』『フランス語』『英語』をPOPなメロディーで織り交ぜ、フランスのヴォイス・トレーニングで身につけた、甘ったるい中毒性のある独特のロリータ・ウィスパー・ヴォイスと絡み合う童話の中のようなファンタジックで不思議なサウンドは、現在の音楽シーンの中でも一際異彩を放っている。