
ライター前田の独断と偏見による「レア音源」をご紹介。あなたの見逃しているOTOTOYがここにある! 発掘! レア音源!!
OTOTOY編集部も驚きの好評をいただいているため、地道に改良、改善が加えられている本コーナー! より前田色を打ち出しています!? TOKYO NEW WAVE3連発と異色の芸人音源の後、加護ちゃん、ぐしゃ人間… その後、やつはどんな音源を掘り出してくるのか!
文 : 前田将博
今週の発掘音源はこちら!!
第7回 ウミネコサウンズ×シャムキャッツ『あたらしい時間』
ウミネコサウンズ×シャムキャッツ / あたらしい時間
【配信価格】
mp3 単曲 200円 / まとめ購入 200円
【Track List】
1. あたらしい時間
ウミネコサウンズこと古里おさむとシャムキャッツの、スペシャル・セッション音源がドロップ! 2010年2月に開催されたウミネコサウンズのイベント「ウタイホーダイ」で共演することになった両者が、ウミネコサウンズの「あたらしい時間 」を大胆にリ・アレンジ。それぞれの持ち味が最大限に生かされ、まったく新しいサウンドに変貌を遂げました。原曲の陽気でポップなサウンドから一転、シャムキャッツならではの、たよりなくも味のあるローファイ・サウンドに、古里おさむの温かなうたが響きます。ここでしか聴けません! あたらしいポップ・ミュージックをどうぞ。
ネコとキャッツのコラボ音源!
8月ももう終わりに近づき、秋の気配を感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。この連載もいつのまにか第7回まできました。ラッキー7です。余談ですが、先日、天狗バンドthis is not a businessの加藤小判にインタヴューして以来、ラッキー7というワードがなんだか不吉に思えるようになりました。彼らの初ワンマン、めっちゃ熱かったです。
今回紹介する音源は、そんな天狗とはまったく関係のない、ウミネコサウンズ×シャムキャッツの『あたらしい時間』です。ネコとキャッツ。いつの時代も猫は人気者です。平賀さち枝が猫について歌った「おだいじに」という曲のなかに〈朝には隣で寝てます 本当に勝手です なのにみんなに愛されています〉という一節があります。私も猫になって、さっちゃんの隣で寝たいと強く願っています。
話が逸れました…。こちらの音源は、ウミネコサウンズが2010年にシャムキャッツとコラボレーションしたものです。もちろん、OTOTOY限定配信。ウミネコサウンズの同曲を、2組のセッションによりリアレンジ。原曲のポップなイメージから一転、シャムキャッツの肩の力を抜いたゆるめのロック・サウンドへと変貌を遂げています。ちなみに、こちらの音源は、演奏がシャムキャッツで、歌がウミネコサウンズこと古里おさむ。そう、古里おさむは、現在はバンド、uminecosoundsとして活動していますが、当時はソロ・ユニットのウミネコサウンズとして活動していました。シャムキャッツとのコラボを行ったあとにも、ウミネコサウンズ×スーパーノアで「手紙」をリリースしています。こちらも、ウミネコサウンズの原曲をスーパーノアの華やかなサウンドで彩っています。
ちなみに、シャムキャッツも、今週末の8月31日より、シャムキャッツ×Turntable Filmsのスプリット盤をアナログで限定リリース。スプリット盤に同梱されているダウンロード・コードにより、OTOTOYで配信音源も入手できます。最近、あまりバンド同士がコラボレーションをする機会が少なくなってきたように思いますが、OTOTOYでは配信という手軽さもあってか、結構いろいろなコラボレーション音源があります。有名なところでは、坂本龍一のDSDセッションなど。みなさんもぜひ貴重なコラボ音源を発掘して、このコーナーにタレ込んでください!
イチオシのコラボレーション音源はこちら
PROFILE
uminecosounds
古里おさむ vocal、guitar
ヤマジカズヒデ guitar,、vocal
須藤俊明 bass
コテイスイ drum
くるりが主催するNOISE McCARTNEY RECORDSよりソロ・アルバムをリリースしている古里おさむ(Vo&Gt)、HiGEのドラムとしても活躍するコテイスイ(Dr)、dipのヤマジカズヒデ(Gt)、ジム・オルークを始め様々なアーティストやバンドで演奏している須藤俊明(Ba)によるロック・バンド。もともとは古里おさむのソロ・ユニットとして活動を開始し、2009年5月13日に、CINRA RECORDSよりデビュー・ミニ・アルバム『夕焼け』をリリース。『FUJI ROCK FESTIVAL’09』にも出演を果たし、2010年1月には2ndミニ・アルバム『宇宙旅行』をリリース。そして2011年、表記を「uminecosounds」に改め、バンドとして始動した。
結成1年足らずでアルバムを作り上げ、2012年2月1日にタワーレコード新宿店限定でワンコイン・シングル「サルとバナナ」(カップリングに”まちのあかり”)をリリース。
2012年6月6日に初のフル・アルバム「uminecosounds」をリリース。不定期で開催する自主イベント「ウミネコ集会」も行っている。
シャムキャッツ
藤村頼正 (Drums&Chorus)
大塚智之 (Bass&Chorus)
夏目知幸 (Vocal&Guitar)
菅原慎一 (Guitar&Vocal)
東京を中心に活動している4人組ロック・バンド。
2007年頃から活動開始。2009年4月に1stアルバム『はしけ』をリリース。以降、枠にはまらない楽曲と自由なステージングで、その独特な存在感はじわじわと広がりを見せる。2010年、「DEMO SINGLE SERIES」と銘打ったCD-R作品を3作連続リリースし全てソールドアウト。2011年、3月9日に1stシングル「渚」、8月24日に2ndシングル「サマー・ハイ」をリリース。どちらも良い感じにヒット。11月23日にミニ・アルバム『GUM』をリリース。
2012年12月5日に約3年半ぶりのフル・アルバム『たからじま』をP-VINE RECORDSよりリリース。
現在の東京インディ・シーンの台風の目として活動し、今もっともブレイクが期待される若きファビュラス・フォー、シャムキャッツ!
Wr.前田がこれまで発掘したレア音源はこちら
第1回 東京カランコロン『東京カランコロン』
第2回 オワリカラ『OWARIKARA 2009 DEMO CD 3rd』
第3回 太平洋不知火楽団『live@shinjuku motion』、『そうだ、海え帰ろう!!』
第4回 エスパー伊東『バイク王』
第5回 加護亜依『no hesitAtIon』他2タイトル
第6回 ぐしゃ人間『ババアの祈り』