かつての恋人、それから両親へ──nolalaの初フル・アルバムのテーマは「飾らない“i”を愛して」

私たちは「we」よりも「i」が似合うと思う。そう語るのは、nolalaの作詞 / 作曲を手がけるギター・ヴォーカル、千陽だ。アルバム・タイトルに『i my me mine』と題したのは、「私たち」という一体感よりも、「わたし」というメンバーそれぞれの個を集約した作品だからだろう。同じく作詞 / 作曲も手がけるベース・ヴォーカルの美寿々と、アート・ワークを担当するドラムのひな。nolalaのファースト・フル・アルバムは、このメンバー3人の生活を濃く反映し、人生をかけて完成した大作だ。スリー・ピースという形態だからこそ際立つシンプルな構成と洗練されたコーラス・ワークを堪能しつつ、その楽曲に込めたnolalaの覚悟をどうか見つめてもらいたい。
色々な「i」を描いた、nolalaの初フル・アルバム