汗をかいた姿も見てほしい
──初選抜のおふたりはどうですか?
藤本:ダンスが本当に激しいですね。でも綺麗に揃ったので、いろんな所でパフォーマンスして、「SKE48、すごいな」って思って欲しいです。
入内嶋:くまさん(熊崎晴香)がセンターでもありますし、歌番組に出たら絶対に世間に見つかると思っているのでいっぱい披露したいです。そのくらいパフォーマンスもすごいです。
──MVもすごくかっこいいですよね。
井上:朝から晩まで1日かけての撮影でした。本当はすぐにMV撮影をする予定だったんですけど、入念に準備したいということで撮影現場に行ってすぐに、レッスン着、すっぴんのままで、一回リハーサルをしたんです。
野村:これまでのMV撮影では、あんまりなかったことだよね。カメラマンさんとスタッフさんとすっぴんのメンバーで一緒に先にリハーサルしました(笑)。
──今回はカメラワークがすごいですよね。
倉島:ラスサビまで4カットしかないので、カメラマンとメンバーで息を合わせないといけないんですよ。そこがすごく大変でした。
野村:すごかったです。ワンカットが長くて失敗が許されないから、映り込んじゃいけないのに映り込んでないかとか、必死に走ってるところが映ったりしていないかとか気にしていました(笑)
井上:カメラ第一優先、でも移動は大変で、みたいな感じだったよね。
藤本:走り込んで位置について踊るシーンがあるんですけど、走り出すタイミングまでとても細かく決まっていて。すごく神経を使いました。
入内嶋:3グループのメンバー全員が別々の方向を向いて踊っていたので、普段前の人を見て踊ってるわけじゃないんですけど、ちょっとチラついて自分のダンスが合ってるはずなのに前の人に引っ張られちゃいました。



──撮影は夏だったんですよね。
野村:そうです。本当に暑かった! 灼熱の中でやっていたので、本当に過酷でした。
井上:しかも倉庫での撮影だったのでクーラーがなくて。踊りもとても激しいので汗をかきながらだったけど、そんな汗の姿も見てほしいです。
野村:メンバーもスタッフさんも汗ダラダラで(笑)。もはやサウナみたいだったよね(笑)。
倉島:本当にサウナみたいだった。楽屋に戻った時に、差し入れのアイスとタピオカを食べて、整っちゃいました。



──前作もそうでしたけど、今回はダンスの難易度も高いですよね。
倉島:振り付けを作ってくれたCRE8BOYさんは、SKE48ではすごくお世話になっているんですけど、今回ハードルがすごく上がってたんです。私たちのことを知ってるからこそ「できるよね?」みたいな感じでした(笑)。お互い強気な、本当に難易度の高い振りを用意してくださっていて、先生たちも早すぎて踊れないくらいのダンスができました。
野村:振り入れ中に「もうむりー!」とか、叫び声が凄い聞こえてきましたね(笑)。細かい動きが多くて、手の動きや身体の使い方だったり、細かいところをみんなで息を合わせて作っていきました。ひとりだと何をやっているかわからないものでも皆でやると「おおっ!こうなってたんだ!」ってなったりするので、皆で力を合わせるのがなかなか細かい作業でした。
井上:つま先から頭まで、全身、気を抜く瞬間がないくらい踊っています。特に注目して欲しいのが1サビで3グループに分かれて皆それぞれの振りをしているシーンです。私とさあや(入内嶋)と中野愛理ちゃんと倉島杏実ちゃんと浅井裕華さんの5人の振り付けが、すごく難しい振り付けをしているんです。いろんな方向を向いてそれぞれ違う動きをしているので、その5人にも注目して欲しいです。
──今回のパフォーマンスを通して、またさらに「ダンスのSKE48」が進化していきそうですよね。
野村:私は激しいダンスをすると形が綺麗に見えなかったりするのが悩みだったんですけど、今回の振りは練習して綺麗に踊れるようになったので、「激しくても美しい」っていうのを自分の中でテーマにしています。激しい振りでも汚く見えちゃったりとか、ひとりが目立っても意味がないので、美しく揃えるのも意識しました。
