VIDEOTAPEMUSICの音楽は、過去の解像度をあげて"いま"と接続する――カクバリズムから新作配信

ビデオテープをサンプリングして音楽とともに映像を制作するVIDEOTAPEMUSIC。ミュージシャン、映像作家、MV監督、VJ、DJなどと多岐に渡り活躍する彼の作品には、ビデオテープで制作するからであろう、そのレトロ感からか温かみがある。そんな彼の独創的な世界観に集まってくるアーティストもまたそのシーンで脚光を浴びる面々だ。今回、カクバリズムよりリリースされたニュー・アルバムには、ceroの荒内佑をはじめ、思い出野郎Aチームの増田薫、高橋一、松下源らが参加。また、懐かしさのあるメロディーとともに、アルバムの世界観を視覚や聴覚だけではなく嗅覚でも感じ取れるかのような生々しさに溢れた作品となった。気になる彼の曲の作り方やバックグラウンドに迫った本人へのインタヴューとともに、『世界各国の夜』に耽っていただきたい。
VIDEOTAPEMUSIC / 世界各国の夜
【トラック・リスト】
01. 世界各国の夜
02. Speak Low
03. Hong Kong Night View feat.山田参助(泊)
04. ミスハトヤ
05. Lost Honeymoon
06. August Mood
07. 東京狼少女 -Tokyo Luv Story- feat.LUVRAW
08. Waikiki Sweet Heart
09. 棕櫚の庭
10. Enter The Kung-Fu Mambo
11. Kung-Fu Mambo
12. Royal Host (Boxseat)
13. チャイナブルー新館
【配信形態】
16bit/44.1kHz(ALAC / FLAC / WAV) / AAC / MP3
【価格】
単曲 205円(税込) / アルバム 2,263円(税込)
INTERVIEW : VIDEOTAPEMUSIC
誰かがそのリズムで踊れば、それはもうダンス・ミュージックなのだ。VIDEOTAPEMUSICの新作『世界各国の夜』を部屋で再生し、身体を揺らしながらふとそんなことを思う。そう、ここで鳴っているのは間違いなくダンス・ミュージック。しかし、それはハウスやテクノといった類のサウンドとは些か趣が異なる、実にゆるやかなものだ。
ニューヨーク、香港、リオデジャネイロ、マイアミ…。古いVHSテープから採集した音と生演奏をかけ合わせた『世界各国の夜』には、まさに古今東西のさまざまなリズムが収められているが、なかでも特にここでフォーカスされているのが、ラテン音楽だ。チャチャチャやマンボといった、かつてのダンス・ホールや社交パーティの場で親しまれた音楽に「自分の体験していない過去を知るためのスイッチ」を見出したという彼は、その過去の風景をいくつもここに呼び戻し、そのまま現代へと通じるエキゾ・ミュージックに仕立てている。リズムや音色の変化によって、楽曲の舞台が次々と切り替わっていくさまは、さながらオムニバス映画を観ているようだ。
それにしても、VIDEOTAPEMUSICはこの音楽をどういうプロセスでつくっているのだろう。VHSテープのサンプリングを軸に構築された音楽… わかるようで、じつはよくわかっていないような気がしてきたので、今回のインタヴューはまずそんな基本的なところから訊いてみることにした。
インタヴュー&文 : 渡辺裕也
自分が経験していない時代や、訪れたことがない国の文化に興味が向いてる
――非常に素朴な質問なんですけど、VIDEOさんはどうやってこの音楽をつくっているんですか。今日は楽曲制作の工程をぜひ教えていただきたくて。
それなら、この活動を始めたころの話からはじめた方がよさそうですね。最初に宅録をやろうと思ったのは学生のときなんですけど、当時の僕は本当に貧乏な学生で、音楽をつくるための楽器や機材がなにも買えなかったんです。ただ、当時から僕は映像をつくっていたので、ビデオカメラと映像の編集ソフトは家にあって。そこでふと「ビデオカメラで録音したものをソフトに取り込んで編集すれば、機材がなくても音楽はつくれるんじゃないか」と思ったんです。
――たとえばどんなものをビデオカメラで録音したんですか。
コップの水量を変えて音階を作ってみたり、子供のころにつかっていたリコーダーやカシオトーンを鳴らしたりとか、そんな感じですね。それはもう、本当に苦肉の策としてはじめた感じではあったんですけど。
――ちなみに当時のVIDEOさんが音楽をやろうと思った背景には、どんなアーティストの影響があったんですか。
当時は〈Kレコーズ〉あたりから出ていたアメリカのオルタナとか、ヒップホップの影響が大きかったですね。あとはボアダムスとか、暴力温泉芸者とか。そういう人たちの音楽を聴いて「これなら楽器がなくてもおもしろい音楽がやれるんじゃないか」と思えたことが、まずはスタート地点にあって、それでジャンクなコラージュ音楽をつくるようになったんです。
――なるほど。
で、それが2004年ころのことなんですけど、当時はちょうど世の中のレンタルビデオ屋さんがVHSからDVDに移行していった時期で、レンタル落ちのVHSが中古で大量処分されてたんです。子供のころから通ってたお店でも、とんでもない値段でVHSの一掃セールがやってたので、好きな映画はもちろん、気になってたものを片っ端から買って。それこそVHSはレコードとかよりもぜんぜん安く集められたんですよ。競争相手もいないし。
――VHSならサンプリングの素材が集め放題だと。
そう。それがさっき話した手法と結びついて。ビデオからサンプリングしては、それでジャンクな音源をつくって、学祭とかで配ったりしてました。で、そうしていくうちに最初は素材でしかなかったVHSというメディアに、だんだんと愛着が湧いてきて。自分がこういう手法でやっていくことの意義みたいなものを考えるようになったんです。
――その意識の変化が音楽性にも表れていくと。
そうですね。それこそ初期はもっとノイジーだったんですけど、だんだんと今みたいなノスタルジックな表現、いわゆるエキゾ / モンド的なものに変わっていって。具体的に何かきっかけがあったわけじゃないんですけどね。自分の知識と経験が増えていくうちに、自然とそうなっていったというか。
――無意識で掘り下げていた映像や音楽が、そういうテイストのものだったということ?
たしかに無意識ではあったんですけど、その理由を自分なりに探っていくうちに、少しずつその魅力を理解していったんです。つまり、どうやら僕は自分が経験していない時代や、訪れたことがない国の文化に興味が向いてるんだなと。そもそも自分はVHSという古いメディアを扱っているわけですから、当然そこには記録芸術そのものへの関心があるんですよ。それを自分のなかで整理していくうちに、おのずと今の方向性になった感じですね。なんていうか、自分が生まれる前に起きた出来事の解像度を上げる感じというか…。
自分がこの作品で伝えたいのは、もっとミクロな視点で起きていること
――古い映画やレコードを通して、自分のなかでぼんやりとしていた過去を鮮明にさせていくわけですね。
そうそう。認識が曖昧だった過去の出来事や歴史を、僕はもっと身近に感じたかったんです。そういえば、NHKで関東大震災や戦争中に撮影されたモノクロの映像を、最新の技術で色を付けてカラーで放送するっていう番組があったんですけど、あれこそまさに“解像度が上がる"感じでしたね。教科書のなかでしか知らなかったモノクロの出来事が、カラーになるだけで2015年と地続きに感じられたというか。自分がやりたいことにも近いなって。
――それは『世界各国の夜』のコンセプトにもつながるもの?
はい。だから、このアルバムは『世界各国の夜』とは言いながらも、そんなにたくさんの国を網羅しているわけではないし、ワールド・ミュージックを指しているわけでもないんですよ。かつてあったかもしれない、さまざまな夜の群像劇みたいな意味合いでつけたタイトルなので。
――なるほど。では、ここからはその新作について伺っていきます。まず1曲目のタイトル・トラックには、VIDEOさんご自身の声で“1943年 ニューヨーク…"から始まるナレーションが収録されていますよね。あれは各曲の舞台設定を伝えているものと解釈したのですが。
そうですね。あと、あれはサンプリングした映画の内容をそのまま説明したものでもあるんです。具体的に何の映画かって話は控えておきますけど、自分がこの作品で伝えたいのは、もっとミクロな視点で起きていることなので。
――“世界各国の「誰かが過ごした」夜"みたいな感じ?
そうそう、そういう感じです。ある時代に、ある都市で起きた、ある出来事。そういう個人的なものにグッとフォーカスすることで、過去の解像度を上げていくようなイメージですね。ただ、僕が曲をつくるときは「曲のベースとなる部分はVHSのサンプリングでつくる」という縛りを設けているぶん、けっこう不自由なところもあって。
――というのは?
つまり、「こういう曲をつくりたいな」と思っても、それに当てはまるサンプリングのネタがないとつくれないんですよ。かといって、そのネタを探すために、ありとあらゆる映画を観るってわけにもいかない。基本的に映画は観たいものしか観たくないし(笑)。だから、曲づくりに関するアイデアのストックは常に頭の中に蓄えておきつつ、たまたま観た映画や聴いたレコードのなかにそのアイデアと合うものが見つかると、その瞬間に曲ができるような感じですね。
――つまり、構想はあるけど、それと合うネタがないから曲が作れないってこともあると?
それはけっこうありますね。だから、このアルバムでは偶然にもイメージと合うネタが見つかった13曲が採用されているんです。
ラテン音楽が自分の体験していない過去を知るためのスイッチになった
――なるほど。そこで気になるのが、『世界各国の夜』にはラテン音楽のリズムが多く採用されているってことで。特にアルバム後半はそれが顕著ですよね。
うん。ラテンというジャンルそのものへの興味が、今回はすごく大きかったと思います。
――なにか興味をもつきっかけがあったんですか。
はい。横浜の〈試聴室その2〉でお花見を兼ねたゆるいイヴェントをやってたとき、たまたま通りがかった近所のおじいさんおばあさんが会場内に入ってきたことがあって。どうやらその方々はダンス・サークルをきっかけに集まったグループだったらしくて、踊ることがすごく好きだったみたいなんです。でも、僕らがよく踊っているようなダンス・ミュージックにはぜんぜん反応しないから、試しにラテンをかけたら、そのおじいさんおばあさん達が急に踊り出して。
――それはおもしろい。
で、親戚に話を聞いてみたら、やっぱりディスコとかが流行る前に青春時代を過ごした世代はみんな、ラテンで踊っていたみたいで。それで自分なりにラテンを研究しみたら、当時のムードがちょっとずつ掴めてきたんです。つまり、ラテン音楽が自分の体験していない過去を知るためのスイッチになったというか。
――なるほど。それは「ダンス・ミュージック」の捉え方を改めるきっかけにもなりそうですね。
そう。それこそ古い日本映画とかを観てると、ダンス・パーティのシーンで流れている音楽はラテンだったりするし、もっと遡ると、ジャズやカントリーもダンス・ミュージックとして親しまれているんですよね。それって音だけではなかなかわからないけど、映像と音がセットになると、「当時の若者はこういうステップで踊ってたんだ!」みたいなことがしっかり確認できるから。つまり、そこには今のクラブ・ミュージックとは別のダンス・ミュージックが存在しているんです。そこをちゃんと理解できたのは、今回のアルバムをつくるにあたってものすごく大きかったと思う。
――僕も『世界各国の夜』のおもしろいところはそこだと思ってて。つまり、このアルバムは言葉ではなく、リズムで楽曲の時代背景を伝えているんですよね。リズムが含むメッセージ性の強さをすごく感じさせる作品というか。
そう言ってもらえると嬉しいですね(笑)。
――あと、今回の作品にはカヴァー曲もふたつ入っていますよね。この選曲についてもぜひ訊きたいです。
えっと、まず「東京狼少女 -Tokyo Luv Story-」については、僕がピアニカをメイン楽器として弾くようになったきっかけから話すことになるんですけど。
――そこもぜひお願いします。
VIDEOTAPEMUSICとして初めてライヴをやることが決まったとき、どうやればひとりで演奏できるかなと思って。それで、当時の僕はサンプラーもノートパソコンも持ってなかったから、とりあえずライン出力できるビデオデッキでオケを流しつつ、楽器をなにか演奏しようと思ったんです。とはいえ、楽器を買うお金なんてないから、小学校のころに使っていたピアニカを引っ張り出してきて。だから、ピアニカは特に誰かの影響を受けたわけでもなく、無意識で始めたものだったんですよね。
――VHSのサンプリングとおなじく、思いつきで始めたものだと。
はい。ところが、ピアニカ奏者というとオーガスタス・パブロのイメージが強いのか、こうして演奏していると、よく「レゲエとかダブが好きなの?」と聞かれるんですよね。オーガスタス・パブロやその周辺のレゲエやダブは好きなんですが、僕の場合はむしろそれとはちょっと違う解釈でやりたかったんです。そこでピアニカ奏者のことをいろいろ調べていくうちに、たまたまレコード屋さんで見つけたのが、ピアニカ前田さんとDub Master Xさんの「東京狼少女」で。
――「東京狼少女」って、シングルのカップリング曲なんですよね。1曲目はインスト・ヴァージョンの「TOKYO DUV STORY」で、今回カヴァーしているのはそのあとに収録されている、YOUさんが作詞とヴォーカルで参加した「東京狼少女~TOKYO LUV STORY」。
そう。あの曲のすごくアーバンでおしゃれなピアニカの演奏を聴いたとき、「この楽器、けっこう可能性があるな」と思ったんです。そういう経緯もあって、この曲には昔からすごく思い入れがあったし、自分の意思表示としても、ここはぜひカヴァーしたいなと思って。自分が今どういう文脈にたとうとしているのかを、ここでしっかり示したかったんです。
――ミュージシャンとしての縦軸のつながりを意識したわけだ。
そうそう。今って、なにかにつけて横のシーンで語られるじゃないですか。同世代とか、そういうくくりで見られることが多いというか。世代が同じだからといってもバックボーンはそれぞれ全然違うはずなんです。だから、自分がどういう音楽に憧れて今こうなっているのかってことを、ここでちゃんと公言しておきたいなと。かといって、僕がそのままピアニカを演奏しても、ピアニカ前田さんにはとても敵わないので、ここはヴォーカル・ヴァージョンをLUVRAWさんのトークボックスでカヴァーしたらどうかなって。
――そこでLUVRAWさんを指名されたのはなぜ?
単純に、YOUさんが書いた歌詞をLUVRAWさんに歌ってもらいたかったというのもあったし、 LUVRAWさんくらいしかこの歌詞を歌いこなせそうな人は思いつかなかったですね。さらに僕は今のスタイルに至るまでに、LUVRAW&BTBからものすごく影響を受けているので。
他者と関われる音楽を意識していたら、おのずとこういう音楽になった
――なるほど。そこでもまた縦軸のつながりを示したわけですね。では、Les ANARCHO(漫画家の長尾謙一郎と大橋裕之らによるバンド)の「チャイナブルー新館」についてはいかがですか。
これは、ちょうど僕がラテンに興味をもち始めたころに、Les ANARCHOからリミックスを頼まれたことがあって。それで、はじめてラテンのリズムを取り入れてみた曲が、そのリミックスだったんです。で、こういうリズムにどんな反応があるのか知りたくて、ライヴでもこの曲をよく演奏するようになって。そうしていくうちに少しずつアレンジも変わり、いわゆるクラブ・ミュージックっぽさがなくても踊れる曲になってきたので、ここはぜひ今回のアルバムに入れたいなと。
――この作品におけるラテン的な要素の出発点となったのがこの曲だと。
そうですね。これはテイ・トウワさんが最近のインタヴューでおっしゃっていたことなんですけど、いわゆるクラブ・ミュージックは今フロアでかかっている曲を指したものだけど、ダンス・ミュージックというものはそれだけじゃなくて、アメリカの南部の田舎でおじいさんが踊るような音楽もダンス・ミュージックなんだと。たとえばカントリーとかもそうだと思いますし。だから、僕もそういう意味でダンスミュージックと向き合いたかったんです。あと、ダンス・ミュージックって社交の音楽だから、他者とも共有できるものになるかなって(笑)。他者と関われる音楽を意識していたら、おのずとこういう音楽になったというか。
――聴き手とのやりとりを意識していくなかで、広義のダンス・ミュージックに行き着いたと。ちなみにVIDEOさんは今もVHSを頻繁に購入されているんですか。
最近は人からもらうことが多いですね。それこそ今回のアルバムに入ってる「Waikiki Sweet Heart」は、HALFBYさんがハワイ土産で買ってきてくれたVHSで作った曲だし、「Kung-Fu Mambo」では本秀康さんからいただいたカンフー映画をつかってるんです。あと、こういう活動をやっていると「家にVHSがあって、もう捨てようと思ってたんだけど、使える?」みたいに言ってもらえることがけっこうあって。そこでもらった素材を使って「こういう曲つくってみたよ」と聴かせてみたり。
――それはおもしろい。VIDEOさんにしか出来ないコミュニケーションですね。
そうなんです。あと、これは昔リリースしたCD-Rに入ってるやつなんですけど、幼稚園児の僕がピアニカの発表会で演奏しているときの映像をサンプリングしてつくった曲とかもあって。そんな感じで、「みんなの家にあるホームビデオをいただければ、僕がそれを使って曲にします」みたいなことも、できなくはないんです(笑)。
――いいですね。でも、そうなるとVHSのストックが際限なく増えていくんじゃないですか。管理が大変そうだけど。
データ化しつつ、断捨離も1回やってるんですけどね。まあ、結局気がつくと部屋はVHSだらけになってますね。なのでそこはけっこう大変です(笑)。
過去作
VIDEOTAPEMUSIC / 7泊8日
レンタル・ビデオ・ショップの片隅で色あせた「7泊8日」のVHS。ふたりきりの秘密「7泊8日」の旅行。この2つをコンセプトとした初全国流通作品。やけのはらと高城晶平(cero)をフィーチャーした「Blow in the Wind」の他、橋本翼(cero)、MC.sirafu、Kashif a.k.a. STRINGSBURN(Pan Pacific Playa)、ら豪華メンバーが参加。ロマンチックな青春映画からB級映画までものエキゾチックな世界観を堪能できる「7泊8日」。
V.A. / とんちこんぴ(mp3 or HQD(24bit/48kHz))
片想い(OTOTOY AWARD 2013にも選出)とホライズン山下宅配便のメンバーからなる武蔵野音楽集団とんちれこーど。彼らと親交の深いニceオモro、VIDEOTAPEMUSIC、Alfred Beach Sandal、インディー・シーンを牽引する三組が特別参加したコンピレーション・アルバム。24bit/48KHzのハイレゾで配信!
LIVE INFORMATION
【DJ出演】
思い出野郎Aチーム×HEY MR.MELODY プレゼンツ「ソウルオリンピック」
2015年10月12日@神奈川 江ノ島オッパーラ
【LIVE出演】
2015年11月15日@富山HOTORI
2015年12月12日@水戸LIGHTSOUT RECORD
PROFILE
VIDEOTAPEMUSIC
地方都市のリサイクル・ショップや閉店したレンタル・ビデオ・ショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなど、古今東西さまざまなビデオテープをサンプリングして映像と音楽を同時に制作している。VHSの映像とピアニカを使ってライヴをするほか、MV制作、VJ、DJ、イベントのオーガナイズなど活動は様々。MVでは盟友ceroを始め小島麻由美、NRQ、Hi,howare youなどジャンルレスに手がける。ほかにもモデル、女優の菊池亜希子のムック本「マッシュ」のCM映像、楽曲も製作。ライヴにおいては、クラブ・シーンからインディペンデント・シーンまで幅広く活動。ダンスミュージックとしての下地にポップでメロウなメロディが絶妙であり、映像のセンスふくめ卓越しており、シーンの中でもずば抜けており、今作のリリースが待ち望まれていた素敵な男が「VIDEOTAPEMUSIC」である。