
板持良祐&小塚宇鉱(your gold, my pink)×玉屋2060%(Wienners)対談
your gold, my pink(以下、YGMP)の初のフル・アルバム『TEENAGE RIOT』は文句なしの傑作だ。90年代オルタナティヴのヘヴィネスと、00年代インディー・ポップの軽やかさを折衷させ、極上のメロディをツイン・ボーカルが歌い分けるというスタイルはそのままに、本作では板持良祐(G&Vo)と小塚宇紘(G&Vo)がそれぞれの内面と向き合い、自らをそのままさらけ出した。その結果生まれたのが『TEENAGE RIOT』というタイトルに象徴される「思春期性」というテーマであり、それはファンタジックでキュートな中に、淡いメランコリーを忍ばせるYGMPの音楽との相性がとにかく抜群なのだ。まずは1曲目、ピアノとホーンに彩られた「Girls & Boys (and Ladies & Gentlemen)」をぜひ聴いてみてほしい。
そして、その発売を記念し、2010年にファースト・ミニ・アルバム『W』をリリースし、2月11日に控えたYGMPの企画イベント「GRAND FINALE vol.2」に出演するWiennersの中心人物、玉屋2060%との対談が実現。『TEENAGE RIOT』のテーマ性に合わせ、お互いの10代を紐解くことで、それぞれの音楽性や考え方のルーツが浮かび上がってきた。また、一見意外な組み合わせにも見えるこの二組が、反骨精神を背景に持ち、ポップを選び取った同志であることも、この対談ははっきりと示している。
インタビュー&文 : 金子 厚武
>>your gold, my pinkの新作から一曲を先行フリー・ダウンロード! (期間 : ~2012年2月16日)
2月15日リリース! your gold, my pink 『TEENAGE RIOT』
青い春のはじまりとおわり。 2枚のミニ・アルバムをリリースし、その洗練されたセンスで音楽ファンをうならせ、注目を浴びたyour gold, my pink待望のファースト・フル・アルバムが完成! 彼らの持ち味であるメロディーは更に青々しく、甘酸っぱく、みずみずしく、煌びやかに鳴りひびき、小塚と板持の対照的なツイン・ヴォーカルは絶妙なバランス感を持ち、くるくると表情を変える。カラフルに多彩な音楽で鳴らされる今作は、まさに思春期の暴動とも言える衝動と、ナイーヴで繊細な少年性を持ち合わせた作品となっている。今、思春期を迎えている人たち、かつて思春期を過ごしたすべての人々の心にきっと届くものがある、名盤。
【TRACK LIST】
01. Girls & Boys (and Ladies & Gentlemen) / 02. 真っ白になりたい / 03. Love is dead / 04. 青い春 / 05. うるさいな / 06. ネバーランド / 07. 初恋 / 08. Exit / 09. Hum Hema Hee / 10. Virgin Suicides
思春期っぽい感じにフォーカスが合っていったんです(板持)
――この二組って結構意外な組み合わせだと思うんですよね。最終的にポップに帰結するっていうのは共通してるんだけど、ものすごく大雑把に言っちゃうと、海外のロックをルーツに持つYGMPと、日本のパンクをルーツに持つWiennersっていう違いがあるわけで。
玉屋2060%(Wienners G&Vo/以下、玉屋) : 吐き出し方の方法論が一緒で、それ以外は全部違うんでしょうね。あとどっかで絶対聴いてる側とか見てる側の人のことを「ざまあみろ」って思ってる(笑)。俺らもそうで、「踊れそうだけど、絶対踊れないだろ」とか思ってて、そういうところは近いのかもしれないですね。ライヴを初めて見たときそれすげえ感じて、勝手なイメージなんですけど、曲が終わって「サンキュー! 」って言うじゃないですか? その言い方が、訳すと「ざまあみろ」になるくらいの言い方だったんですよ(笑)。
板持良祐(your gold, my pink G&Vo/以下、板持) : それ多分こいつ(小塚)っすよ。
小塚宇紘(your gold, my pink G&Vo/以下、小塚) : 「ざまあみろサンキュー」出ちゃってましたか(笑)。
玉屋 : 俺そこでめっちゃ「おっ!」ってなったもん(笑)。

――「ざまあみろ」的な態度をとりつつも、でも結果的にはポップなんだよね。
玉屋 : ポップ過ぎて狂ってるところに行きたいというか、ホントに狂ってるやつってわけわかんないことやってるんじゃなくて、すげえポップだったりするんですよね。例えば、プログレとか、超難しい音楽が好きだったとしても、それをそのままやっちゃうとわかる人にしかわからないものになっちゃうけど、それをポップに昇華できれば、大勢の人が「いい」って言ってくれるだろうし、自分たちと近い感覚を持ってる人も「いい」って言ってくれると思うんです。
――それぞれの最新作『TEENAGE RIOT』と『W』は、どちらも難産だったようで。YGMPはボーカル兼ソングライターが2人いるからこその難しさを感じたし、Wiennersは一人で作ることの大変さを思い知ったわけですよね。
玉屋 : どれぐらい曲作りしたんですか?
板持 : 今回結果的に一年近く制作期間がかかってるんじゃないかな。一昨年の冬から曲作り始めて、ベーシックを録ったのが10月だから。レコーディング当日の朝まで作業してたからね。
玉屋 : 曲ができなかったんですか?
板持 : っていうよりは、バンドの状態が非常によくなくて、こいつ(小塚)が体調崩したりとかして、単純にバンドを転がすのが結構ハードで。
玉屋 : 俺すげえ気になるんですけど、レーベルに所属して、マネージメントがついてって中で2バンドともやってて、周りの状況って自分たちだけでやってたときとは劇的に変化するし、目指すものもどんどん高いところになっていくじゃないですか? そういう中で、地に足ついてる感覚って最初からありました?
板持 : その感覚は全然なかった。今のマネージメントがついて、レーベルが決まって、そこからの一年目が滅茶苦茶で、僕ら東京の初ライヴがリキッドルームで、その2か月後にサマソニ出てるんですよ。そのとき出してたのは、自主制作のデモ1枚だけなのに。それで地に足つくわけないじゃないですか(笑)。サマソニの当日にレコーディングとかしてましたからね。
小塚 : 演奏して30分で撤収してレコーディング。他のアーティストなんにも見てないし、フードもまだオープンしてなくて。
板持 : しかも、その後にドラムが変わってるんですよ。メンバーが変わるってそれなりにバンドの中でシビアな季節があるわけで、最初から足がつかないまま来てましたね。

玉屋 : 俺はそれこそアンダーグラウンドのパンクとかハードコアが大好きで、アンチ・メジャーみたいなとこから来てるんで、最初の頃はお話をいただいたりしても「すごいね、けど俺らは違うわ」ってずっと思ってて。でもWiennersを始めたときに、一回行けるところまで行ってみようって自分の目標を立てたんで、だったら話を聞いた中で一番すごそうなところに入ってやってみようと思って、TOY’S FACTORYに決めたんです。
――なるほど。
玉屋 : でも、マネージメントがついてやるっていうことがどういうことか全くわかってなくて、最初「ツアーを決めます」ってなったときに、ライヴ・ハウスにマネージャーが電話するのを見て、「いや、全部俺がやるから」みたいな感じだったんですよ。そんなこともできなかったらなめられると思ってたんで。でも、マネージメントつけてやるってそういうことじゃなくて、そのプロの人がいて、こっちはいいものを作るっていう、そこをこれ(『W』)出すまでわかってなかった。ホントに自分たちの音楽を届けたいってこういうことなんだって、やっとわかってきて。
小塚 : 僕らも完全にインディ精神でしかやってなくて、メジャーはクソだと思ってた。
玉屋 : 俺らなんにもわかんないままツアーにも出てたから、毎日が地獄だったんですよ。毎日まずなめられちゃいけない、ここで下手したら終わりだぐらいウワーってなりながらやってて、初日から毎日怖かったですもん。「明日はこういうバンドと、こんな感じのところでやるから、じゃあ俺らどうやったら勝てる? 」って毎日考えてたし、他のメンバーにもそういう気持ちになってほしいから、「なんて声かけたらこいつら燃えるのかな? 」とかも考えてて。
――でも、それを言うからにはまず自分がしっかりしなきゃいけないわけじゃないですか? そういう意味でも、それぞれの新作は自分と向き合って、自分をさらけ出した作品だとも言えますよね。
玉屋 : 最初のツアーが終わった後に、「次はこういうの作りたい」っていうのがすごいあって、もっと突き抜けた、スピード感や壮大さの先にあるものに手を伸ばしたかったんですけど、自分の音楽的知識も少ないし、漠然としたイメージしかなくて、いいものが全然できなくて、どんどん自分を孤独にしてしまったんです。さっき言ったように、メンバーに言うからには自分が一番しっかりしてないと説得力がないのに、自分はなんてクソなやつなんだと思って。それでどうしようもないときに、「あ、これをそのまま出そう」と思ったんです。
板持 : あー、それ完全に一緒やわ。
玉屋 : ダメとかクソって言われてもいいけど、「今はこれしかできません」っていうものを作ったんですよね。で、やりたいのは次のフル・アルバムでやろうと。
板持 : なるほどね、経過点というか。
玉屋 : まさにそうです。

板持 : 俺ら今回作り始めるときに一個だけテーマを決めたのが、自分自身をもっと出そうってことで、ツイン・ボーカルやから、逆に言えば自分が出てないところも多かったから、今回はどっちかしか歌ってない曲があってもいいやと思って。
小塚 : 個があった上でのツイン・ボーカルだったら、またさらにツインもよくなるだろうっていうのもあったし。
板持 : そのときの2人の気持ち、ベクトルがちゃんと合うところに落ち着かせたら、青春っていうか、思春期っぽい感じにフォーカスが合っていったんです。
玉屋 : 2人で作っててそこが自然と合っていくって珍しいことですよね。
板持 : 人間としては全然違ったりするんやけど… 。
小塚 : 音楽のバックグラウンドも元々は違うんで。
玉屋 : どう違うんですか?
板持 : めっちゃ大雑把に言えば、こいつ(小塚)がUKで、俺がUS。俺は根っこがNIRVANAで。
小塚 : 俺はBLURとかOASIS、THE STONE ROSESとか。
板持 : 結構お互い単純にリスナー体質っていうか、普通に音楽好きで、壁みたいのが全然ないから、「こんなんええで」って会話するし、「これクソだな」っていうのもありますし(笑)。
小塚 : そっちは大体共通してる(笑)。
――「クソだな」って思うのが共通してれば上手く行くんでしょうね。
板持 : ああ、そうやな。確かにクソは共通してるなあ。
小塚 : そこ大事っすね。「これクソなの? 俺大事なのに」ってなったら、ちょっとね(笑)。
ロックって、ユーモアと発想が全てだと思う(玉屋)
――途中で『TEENAGE RIOT』のテーマが青春とか思春期っていう話がありましたが、実際それぞれどんな10代で、どんな風に音楽と出会ってますか? そして、それが今とどうつながってると思います?

玉屋 : 初めてバンド組んだのっていつですか?
小塚 : 高校生のときに、軽音部で。それまでずっとサッカーやってたんですけど、怪我してできなくなって、高1で軽音部に入って、そこでみんなでワーワーと。
板持 : めっちゃ華やかやん!
――それ僕も。怪我はしてないけど、中学サッカー部で、高校から軽音部。
板持 : あ、もう2人とも敵や(笑)。
玉屋 : YGMPは何個目に組んだバンドですか?
小塚 : 大学に入って、3ピースのを5年ぐらいやって、その後ですね。
板持 : (小塚は)同じ大学の軽音サークルの後輩なんですよ。俺は大学で初めてバンド組んだんですけど、お互いのバンドがちょうど同じ時期に解散して、こいつ誘って飲みに行って始まったのがYGMP。
玉屋 : へー、解散する前から「こいついいな」って思ってたんですか?
小塚 : 卒業してからもずっとライヴは見に行ったり、対バンはしてて、僕らが「解散します」って発表したら、すぐ後ぐらいに「解散します」って。「何してんすか? 」「お前に乗っかったんや」みたいな(笑)。
板持 : 俺はギターは高校で始めて、ずっとバンドやりたかったんだけど、メンバー見つからなくて家で弾いてて。その頃俺メタルっ子やったんで、ピロピロピロピロばっかやってたのが、NIRVANAと出会ってぶっ壊されて、そのせいで今もギターが弾けない(笑)。
玉屋 : 俺バンド自体は中学の終りに始めたんですけど、音楽にのめり込むきっかけは、俺も小学校のときサッカーやってて、サッカーの応援歌みたいなCDを… 。
小塚 : わかる! 大好きだった!
玉屋 : それが音楽の始まりで、今でもサンバとかめちゃくちゃ好きなんですよ。
小塚 : ありましたね… 実況がちょいちょい入ってたりとか(笑)。
玉屋 : そうそうそう! それを小学校の頃はずっと聴いてて、中学に入ったら、DRAGON ASHがすげえなめた感じでテレビに出てて… 。
板持 : マイク逆にしてたやつ?
玉屋 : まさにそれ! 「あ、こいつ俺と一緒だ」って思ったんですよ(笑)。それで音楽にちゃんと興味を持って、中学の終りにHi-STANDARDを聴いて「これだ! 」と。あとGoing Steadyが初めて行ったライヴで、中3のときに新宿JAMだったんですけど、俺赤坂BLITZみたいなのを想像してて、昼の3時ぐらいに、Going Steadyの入りより早い時間から並んでて、誰も来なくて(笑)。結局お客30人ぐらいで、音でかいし、パンクス超怖いしって思ったんですけど、でも「これだ! 」と思って、その後にFRUITYを見つけて、「ここが一番落ち着くな」って。
――やっぱりみんな10代から音楽に熱を上げてて、でもそれって裏を返すとそれ以外の日常が退屈だったってことなのかな?
玉屋 : 意外と楽しんで… あー、でも俺高校の一年目で留年してて、そこで世間と離れてしまった感じはありますけど、それなりに楽しくしてた方だとは思います。
板持 : ライヴ・ハウスに通って、自分の居場所を見つけたっていうのは、俺からすると羨ましい。俺はそれを見つけられなかったんですよね。学校に軽音部なかったし、バンドやる相手も見つからなくて、どこともうまく馴染めない… 暗いぞ(笑)。
玉屋 : そういう日常って聴く音楽に反映されますよね。
板持 : だから多分俺SLAYERとかめっちゃ聴いてて、ハイスタももちろん聴いてたけど、当時の俺には少し物足りなくて… SLAYERを(笑)。
――ハイスタは重さが足りなかったと(笑)。
板持 : GREEN DAYとかもすごく好きなんやけど、あの頃は軽くて。でも、それが今これだけポップなのやってるって面白いっちゃ面白いですよね。
玉屋 : それを昇華させたポップさがありますよね。
板持 : ああ、それは嬉しいかも。

玉屋 : Wiennersもさっき言った10代を昇華させたポップさで、それはどのバンドも大きく出てるのかもしれないですね。
板持 : そこに向き合ったのが今回のアルバムで、『TEENAGE RIOT』ってタイトルついてるけど、10代の頃だけを歌ってるんじゃなくて、10代のとき抱えてたものと折り合いをつけられるようになるのが大人になることやと思うんだけど、まだどっかに衝動が残ってて、それにやられたりすることもあって。「まだいんのか、お前? 」みたいな(笑)。そういう今の視点でも描いてて。
玉屋 : やっぱり10代のときの自分っていう像があるわけですよね?
板持 : 絶対そうやと思う。だから、10代のときの自分がこれを聴いて「クソやな」って思うようなんだけは絶対やめようと思って作った。DRAGON ASHを見て「俺や」って思ったのって、俺はカート・コバーンを見て「俺や」って思ったから、そういうのにしたいっていうのはあったかな。さらけ出してる分、怖いっちゃ怖いんですよ。「死にたい」とか、結構きつい言葉も使ってるから。でも、それをポップに昇華させるところで勝負してるっていうか。
玉屋 : マイナスな言葉がマイナスで響かないように?
板持 : それをそのまま吐き出すのは自分らがやりたいことではないから。それはホンマに10代の子やったら表現として成り立つかもしれないけど、今の自分がそれをやるのは違う。そういうのを全部届けようと思ったら、ポップに昇華するのが一番強いなって。玉屋くんもそうだと思うけど、ほっといたらすぐマニアックな方向に行ったりすると思うんですよ。そういうのを今回は全部省いて、全曲シングル切るぐらいのを詰め込んだんです。
玉屋 : それをすることに自分の中で折り合いはついてるんですか?
小塚 : 一回それをやってみたかったっていうのはありますね。
板持 : この前のが思ったより広がらなかったっていうのがあるんですよ。これだけポップに落とし込むのって、自分の中ではパンク精神でやってるから、広がらないならもっと突き抜けようっていうのはあったかも。
玉屋 : じゃあ、これで「勝負! 」っていう感じの作品?
板持 : これは結構集大成、これで今までのYGMPのタームは終わりって感じかな。だから勝負… まあ、一枚一枚が勝負ですよね。最初の方に玉屋くんが言ってたツアーの一本一本って話は前にも聞いたことがあって、それに俺感銘を受けたんですよ。すごいライヴに出てたし、こんなん本人に言うのも恥ずかしいですけど、一本に賭ける燃やし方というか、すごいなって。しかも、何やっても最終的にポップっていう。だから、こういう真面目な話をせざるを得ない状況で話したいなと思ってて(笑)。
玉屋 : 嬉しいですね。うちらは『W』でやりたかったけどできなかったことが、『W』を作ったことでできるようになってきたので、今作ってるフル・アルバムが今のWiennersのすべてっていうか、これで「マジ日本を変えてやる」ぐらいに思ってます。でも、自分の中で、特にロックって、ユーモアと発想が全てだと思ってるんで、ユーモアも存分に入れたものになると思いますね。

ロックの先のポップ、ポップの先のストレンジ・サウンド!
HOSOME / JAKAMASHI JAZZ
病的なまでにPOP MUSICを追求したら… こんな風になりました的なカラフルで鋭利な展開を持ちつつ必殺のメロディー・フレーズを忍ばせる犯罪的なハイブリッド・ポップ・ミュージックなのです。
踊ってばかりの国 / 世界が見たい
前作『SEBULBA』から約7ヶ月、新体制になってから初めて制作されたアルバムが完成! 「よだれの唄」のリアレンジ・バージョンや、「悪魔の子供」のアコースティック・バージョンを含む全13曲。人懐っこいメロディーにシニカルな言葉。世界へ向けて放たれた、ポップなサイケデリックな一枚。
ヒツジツキ / rumpus room
ヒツジツキは、それぞれ大阪・京都・神戸の関西三都に在住し活動中の、窓辺の多重奏的スリー・ピース・シープ・バンド。時に思い出を優しく、時に失くした君へ切なく、時に混沌とした世界へ激しく、叙情的な世界観に乗せて物語を鳴らす。ライヴ会場と通販のみで1000枚以上を売り上げた『箱庭イリーガル』から4年後、前作の「箱庭」という世界観から少しだけ現実世界に抜けだした本作『rumpus room』。孤独と地下鉄、2人きりの戦争、自転車が染まる夕日、三月の校舎と約束の場所、再生した世界の行方、いつかの花火。聴く人の思い出やそれぞれの「君」にリンクする珠玉の名曲を揃えた一枚。
LIVE SCHEDULE
your gold, my pink
your gold, my pink presents “GRAND FINALE vol.2”
2012年2月11日(土) @東京・新宿MARZ
open 17:30 / start 18:00
w / Wienners / OLDE WORLDE / Czecho No Republic
DJ / TBA
FOOD / ゴル飯
『TEENAGE RIOT』発売記念 アコースティック・ミニ・ライヴ
2012年3月4日(日) @タワーレコード 新宿店7F イベント・スペース
start 13:00
Wienners
2012年2月9日(木) @渋谷WWW
w / andymori / Delispice(韓国) / Goonamguayeoridingstella(韓国)
2012年2月18日(土) @韓国ソウルV-Hall
w / andymori / Delispice(韓国) / Goonamguayeoridingstella(韓国)
2012年2月25日(土) @横浜club lizard
w / the cabs / COgeNdshE / 彼方遥 / The Jade
『W』 Reversible ONEMAN Tour
2012年3月17日(土) @名古屋 新栄SONSET STRIP
2012年3月18日(日) @大阪 心斎橋HOKAGE
2012年3月24日(土) @渋谷 club 乙 -kinoto-
PROFILE
your gold, my pink
小塚宇紘 : guitar/vocal
垣守雅善 : bass
北野愛子 : drums
板持良祐 : guitar/vocal
2007年11月、大阪にて結成。2008年6月、大阪・十三ファンダンゴにて初ライヴ。本格的に活動を開始。12月、自主制作demo『What a wonderful world』リリース。2009年2月、十三ファンダンゴにて共同企画イベント“△”開催。(w/ ELLIOT.C、ヒツジツキ)。7月、蓮沼2009に出演。8月、SUMMER SONIC 09に出演。10月、ファースト・ミニ・アルバム『parade』リリース(DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT)。11月、十三ファンダンゴにて主催イベント“parede in osaka”開催。12月、下北沢CLUB Queにて主催イベント“parade in tokyo”開催。COUNTDOWN JAPAN09/10出演。2010年2月、スペースシャワー列伝~第八十巻 夢喰(バク)の宴~に出演。4月、乘峯誠(drums)脱退。5月、北野愛子(drums)加入。7月、セカンド・ミニ・アルバム『pray』リリース(DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT)。
>>your gold, my pink official website
Wienners
マナブシティ : Drums/Drums
∴560∵ : Vocal/Bass
MAX : Vocal/Keyboard/Sampler
玉屋2060% : Vocal/Guiter
2007年 玉屋2060%を中心に結成。
2008年1月 玉屋2060%、マナブシティ、MAX、∴560∵の現メンバーが揃う。
2008年5月 CD-R“ダイジェストサンプラー”配布。
2009年1月 自主制作シングル『COSMO POP ATTACK』発売。
2010年7月 ファースト・アルバム『CULT POP JAPAN』発売。