編集部が注目する今週のリリース作品
原 摩利彦×坂本美雨コラボ
ポスト・クラシカルなピアノを軸にした劇伴作家でもあり、自身の作品もリリースしている原 摩利彦と坂本美雨によるコラボ作品。「under our olive tree」の5ヴァージョン+1曲を収録したもので、ヴァージョンごとのアプローチの違いを楽しめる。1,2曲目は坂本美雨のハミングのような歌唱が切り刻まれて電子音的に使われるなどエレクトロニック・ミュージックとしてのアプローチもありつつ、それが歌とストリングス、ピアノの美しさをより際立てているような仕上がりに。(津田)
ポしな、3rdAL
ポップしなないで、メジャー・デビュー後3枚目となるフル・アルバムをリリース。ルーツとなる、ポップス、ダンスミュージック、オルタナティブ・ロック、カルチャー、文学、宇宙その類…それらを全てを混ぜ合わせたサウンドが織りなす珠玉の12曲によって、あなたも"ポしな"の世界観に魅了されること間違いなし。(藤田)
Beachside talks、初のフル・アルバム
Beachside talks、初のフル・アルバム。メンバー全員が作曲に関わり、制作期間は約2年。今作は親友を亡くし心の傷を負った青年がイマジナリー・フレンドを通じて成長していく様子を描いたコンセプト・アルバムとなっており、諦念、喪失、感情の吐露によって溢れ出したカタルシスを、シューゲイズ/ドリームポップにとどまらず、R&B、UKガラージ、グランジ、ポストパンクなど多様なジャンルを織り交ぜて表現している。録音、ミックス、マスタリングはKensei Ogata、ジャケットは幌田による書き下ろしイラスト。(高田)
プロデューサー・ユニット光学のEP
プロデューサー・ユニット、光学がゲストボーカルに諭吉佳作/menを招いたEP。彼女の普段の楽曲では聴くことのできないストレートなテクノとジャキジャキしたギター。そしてそれに順応する素晴らしいヴォーカルが魅力です。なかでもM4のインタールード"insider"とM5の"渋谷"がめっちゃかっこいいです。(菅家)
Cozinをプロデューサーに迎えた一曲
Only Uのトラックを多く手掛けるCozinをプロデューサーに迎えたニュー・チューン。Only UとJUMADIBAの唯一無二なボイスが目立つ、エモーショナルかつしっかり体が揺れるようなシングルに仕上がっている。(草鹿)
活動25年目のビイドロ、最新作
今年で活動25年目を迎えるロック・バンド、ビイドロの最新作。若いパワー溢れるバンドも最高だけれども、円熟したギター・ロックが胸に染み入るようになってきたのは自分の年齢なのか。いいメロディと歌があれば、もうそればで素敵やんという。しみじみ。(高木)
オトトイパーティー通信