編集部が注目する今週のリリース作品
パーオームキュウキュウキュウキュウキュウ
東京を拠点に活動する4ピースバンドの1st EP。あらゆるジャンルの音楽をサンプリングしながら、唯一無二の音楽を作りあげている怪作と言っても良いんじゃないでしょうか!バンド名は、「ผ้าอ้อม99999」。なんて読んだらいいのかわかんなかったけど、パーオームキュウキュウキュウキュウキュウらしいです!(西田)
ロック×プログレッシブ
前回のシングル「qpqd」も凄まじかったが、今回もトラックメイクがうますぎる。曲の構成も複雑で面白く、3曲分くらいのヴォリュームを感じた。スネアが左右に揺れる混沌としたドラム、超技巧的なピアノを土台に、数々のヘンな音が目の前を飛び交うが、全部の音に説得力、必然性を感じさせられる。これからの梅井美咲に期待が止まらない。(菅家)
EPの勢いをそのままにDYGL新曲
最近のDYGLって肩の力抜けていて楽しそう!と思ってましたがEPに引き続きこの曲も。この世への蟠りが解けたペイヴメント、リバティーンズ、だけどムードはクラクソンズというか、脱力しながらも前に進んでいくパワーを感じて元気が出ます。次作が楽しみ!(津田)
Wilcoの『A Ghost Is Born』20周年盤
2004年リリースのアルバム『A Ghost Is Born』の20周年版。オリジナルに加えて、別ヴァージョンやアウトテイクを収録した2枚組(CDのほうは9枚組のやつもあるみたいです)。思えば大好きなバンドがこのアルバムに収録されている"The Late Greats"を日本語でカバーしていて、それきっかけでウィルコを聴き始めたので、個人的に入り口にもなった大事な1枚。とはいえ全体的にアルバムサイズが長い、特に"Less Than Your Think"の10分以上続くノイズ・パートとか、これを最初の1枚にするのは向いてないような気はする(笑)。ちなみに去年の来日で自分が見に行かなかった日に"Spiders"と"The Late Greats"を演奏したのをまだ許していません!(高木)
Hoach5000、初のAL
Hoach5000がソロ・プロジェクト活動4年を経てついに初のフル・アルバムをリリース。本作はBearwearのKou Ishimaruをプロデューサーに迎え、これまでのオルタナ、J-POP、ギター・サウンドへの耽美、ベッドルームといったテイストにエレクトロ要素が加わり、そして確実に “開かれた”。内省的でありながらオープンで自由、そこに音楽だけに留まらない20年代の希望を感じる。(高田)
イルリメ名義では15年ぶり
イルリメ名義では15年ぶりのリリースとなる本作。その長い年月における思考の痕跡がそこにあり、これは彼にとってのひとつの答えなのだろう。サウンドはビートと低音に重点を置かれ、これまでよりもシンプルな印象。そしてその上にイルリメのポエトリー・リーディングさながらのラップが乗せられる。"Grief"と"The Reason To Dance"のリリックは個人的に何回でも読み返したい内容。アルバムを一回りしたあとにはタイトルの『Bittersweetness』のニュアンスがより身近に響いた。(石川)
『ショウタイムセブン』主題歌
リアルタイム型サスペンスエンタテインメント映画『ショウタイムセブン』の主題歌となる本作。怪しくも切ない世界観が魅力的な一曲です。映画にはPerfumeの3人も本人役として出演しているそうなので、併せてチェックを!(藤田)
オトトイパーティー通信
2月10日(月)22:00- 〈TOTAL HOUSING〉at 下北沢ILLAS
2月14日(金)23:00- 〈Toa〉at 東高円寺Grassroots
2月15日(土)14:00- 〈Rosey Posey〉at 喫茶閃光
2月15日(土)23:30- 〈SUPER PLAY〉at 下北沢LIVE HAUS
2月16日(日)19:00- 〈tetris〉at 下北沢ILLAS