編集部が注目する今週のリリース作品
吉乃のメジャー1stAL
Adoを擁する音楽事務所「クラウドナイン」所属の歌い手、吉乃のメジャー1stアルバム。特筆すべきは、焦燥感や、鬱屈とした感情を代弁するかのように力強く歌い上げるその声。2025年、ここからかなり伸びていくことが期待されるシンガーである。(西田)
ハイパーソウルフルガールズユニット
ハイパーソウルフルガールズユニットWang Dang Doodleのニュー・シングルにCwondoがトラックメイク、アレンジで参加。CwondoのスマートでオルタナティヴなトラックとWang Dangのエナジーとグルーヴが聴き手の身体を揺らし魅了する。(高田)
4年ぶりアルバムより7分間のサウンド・ジャーニー
アルバム『Bout Foreverness』からの先行シングル。"永遠性"をテーマにした作品からの一曲は、7分間のサウンド・ジャーニー。失ってしまった誰かを求めて彷徨い歩く人々を包むようにフィードバック・ノイズが終盤覆い被さってくる。それまでの展開や音の配置も面白いです、一度聞いてまた最初に戻ると違う感覚に陥るはず。時間の感覚を操られた後は、自分自身で時間を取り戻していくしかない。(津田)
『チ。 ―地球の運動について―』のEDテーマ
TVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』のEDテーマ。"アポリア"と同じく、知的探究心を冬眠から覚めた蛇に喩えた楽曲。鮮やかな季節描写を6/8拍子のリズムに乗せ、蛇のようにうねるギターフレーズと、それに緻密に絡み合うベースで構築したポップ・ミュージック。最近のヨルシカは、プレイヤーの楽しさをキャッチーに落とし込むのが上手い。(菅家)
1971年リリースの杉本喜代志カバー集
スタジオ・ミュージシャンとしてもポップスやアニメソングなどの数々のレコーディングに参加してきたジャズ・ギタリスト、杉本喜代志が1971年にリリースしたカバー曲集が初配信。ビートルズやカーペンターズといった当時の洋楽ヒット曲たちをメロウなギターで聴かせてくれます。こういう泣けるギター・インストものが結局個人的にツボだと再認識。(高木)
メジャー・デビュー10周年の集大成
メジャー・デビュー10周年を迎えたヒトリエが、集大成となるオリジナル・アルバムをリリース。先行シングルとして配信されていた"ジャガーノート"や"オン・ザ・フロントライン"などに加え、 wowakaボーカル、作詞・作曲の未発表曲"NOTOK"をシノダが歌ったAlbum versionも収録されています。10年経っても、ヒトリエを聴くと少女の気持ちに戻ってしまう……。(藤田)
オトトイパーティー通信
1月22日(水)23:00- 〈𝐃𝐎𝐏𝐄 𝐅𝐔𝐍〉at 翠月-Mitsuki-
1月25日(土)24:00- 〈S-F-X Vol.2〉at 幡ヶ谷 Forestlimit
1月25日(土)23:00- 〈軍荼利〉at 新宿SPACE
1月26日(日)19:00- 〈𝒇𝒐𝒍𝒄𝒍𝒐𝒓𝒆 ~𝐂𝐋𝐀𝐒𝐒𝐈𝐂~〉at KNOCK KOENJI
1月26日(日)21:00- 〈AVALANCHE 2025 Tour in Tokyo〉at Music Bar Lion