編集部が注目する今週のリリース作品
ホムカミ、3人体制初のAL
心の凹凸を均してくれる音楽たち。押さえつけてではなく、内側から繕うような。そういったものがふと必要なときそこにいてくれるアーティストに、どうしたら感謝を伝えられるのだろう。(高田)
Yaffle&小袋成彬プロデュース
上白石萌歌ことadieuの4作目のアルバム。サウンドプロデュースはYaffle、小袋成彬が担当。今作には、PORIN(Awesome City Club)、塩入冬湖、柳瀬二郎、川谷絵音、崎山蒼志、比喩根、といった作家陣が集結。adieu自身の透明感のあるヴォーカルをじっくりと堪能できる1枚に仕上がっている。(西田)
mekakushe×長瀬有花オリジナル小説を音で表現
オリジナル小説「世界が美しいからだよ」を全3部の音楽で表現するコラボの、第三弾。一、二弾の「クリーニング・ブルー」と「さみしい惑星」もおすすめ。mekakusheらしく儚い、キラキラとした平成ポップをぜひ。(菅家)
独立後初ミニAL
3人組オルタナティブ・バンド、Panorama Panama Townが独立後初のミニアルバムから新曲を先行配信。彼ららしい軽やかでキャッチーなバンド・サウンドと鮮やかなエレクトロ・サウンドが見事に融合したアッパー・チューンは、聴くだけでハッピーな気持ちになれます。(藤田)
moreru、小腸分裂の主催パーティー〈evilspa〉コンピ
moreru、小腸分裂によるパーティー、〈evilspa〉とゆかりのあるアーティストを集めたコンピレーション・アルバムが完成。憎悪や悲哀、はたまた偏愛、そして美学がくしゃくしゃに丸められて道端に落ちているのを見逃してはいけない。手に取った瞬間、破壊光線の如く研ぎ澄まされた轟音があなたの耳を突き刺す。(草鹿)
skillkillsヴォーカル、ソロ・プロジェクト
skillkillsのヴォーカルによるソロ・プロジェクト、MANNER-CHUNKがスモーキーでブルージーな弾き語りアルバムをリリース。奇怪なエレキ・ギターのフレーズに乗せて時に歌い上げ、時に言葉を投げ捨てるように置いていく歌の表現が多彩。コアを掘り進めて、野生の心を取り戻したいと思った。(石川)
田渕ひさ子&五味岳久(LOSTAGE)が参加
田渕ひさ子、LOSTAGEから五味岳久、というオルタナ最強の布陣でのメジャー第二弾シングル。苛立ち、矛盾し、そんな自分を慰めるような歌詞は健在ながら、誰かの背中を押すような外に開いた潔さをなんだか感じます。何よりバンドアンサンブルと歌声の力強さに突き動かされる。(津田)
オトトイパーティー通信
11月26日(火)19:30- 〈IN THE FOG〉 at SPREAD
11月27日(水)19:00- 〈kodama〉 at ILLAS
11月29日(金)18:00- 〈RAGGATRON〉 at Reggae/Dub Club OPEN Shinjuku
11月29日(金)22:00- 〈Urban delinquency〉 at bonobo
12月1日(日)18:00- 〈marbles vol.8〉 at forestlimit