今週のFRIENDSHIP.(2021年4月21日)

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽をデジタル配信し、アーティストの音楽活動をサポートするサービスFRIENDSHIP.の新譜を毎週水曜日に紹介する「今週のFRIENDSHIP.」。さらにその中から、FREE THROWのタイラダイスケとオトトイ編集部の梶野有希が選出した2組のショート・レヴューも掲載。
第6回は、Superfriends「Let go」とユアネス「Alles Liebe」をピックアップ!FRIENDSHIP.の選び抜かれた多彩な音源を高音質でお楽しみください。
今週のイチオシ
Superfriends「Let go」
一体俺を何回泣かせたら気がすむんだ、Superfriends...!「別れ」を歌った曲なんてこの世に星の数ほどあるはずなのに、こんなに実直な美しさを持つ曲を、自分は数えるほどしか知らない。跳ねたビート、美メロ&コーラス、過不足ないアレンジ。個人的にはCOMEBACK MY DAUGHTERS「Bored Rigid」にも肩を並べるような、ギター・ポップの愛すべき要素が全部詰め込まれた大名曲誕生。5月12日(水)リリースのミニアルバム『Songs as Letters』もお楽しみに。
タイラダイスケ(FRIENDSHIP./FREE THROW)
ユアネス「Alles Liebe」
アコギ1本の弾き語り動画に定評のあるボーカル黒川の歌声を引き立てるような前半部分のサウンドには心を打たれる。さらに後半部分の波打つような構成が面白い。1サビが終わると転調と共にやってくるリード・ギターとベースのスラップによる疾走感、かと思えばCメロではドラムとベースの4つ打ちが体感速度を遅らせ、目覚まし時計の音とコーラスをキッカケに吹き抜けていくラスサビでは、ストリングスならではの奥行きを堪能できる。そして最後は、リード・ギターを筆頭にクライマックスへと一気に駆け抜けていくのだ。予想外の目まぐるしい展開にワクワクせずにはいられなかった。
梶野有希(オトトイ)
ピックアップアーティスト
タイラダイスケ(FRIENDSHIP./FREE THROW)
・Superfriends「Let go」
・Looisbos「vase」
・中山小町「街景」
・butohes「T.O.L」
梶野有希(オトトイ編集部)
・ユアネス「Alles Liebe」
・cadode「三行半」
・WOZNIAK「Too Many Waves」
FRIENDSHIP.とは?

ー世界に届く音楽は 君のまわりにいる
FRIENDSHIP.とはカルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を世界187か国へデジタル配信し、アーティストの音楽活動をサポートするサービス。 キュレーターは、届いた楽曲を審査し、通過したアーティストの楽曲を配信するほか、デジタル・プロモーションのサポートも担う。
リスナーは自分の知らない音楽、心をうたれるアーティストに出会うことができ、アーティストは感度の高いリスナーにいち早く自分の音楽を届けることができる。
■FRIENDSHIP.公式Twitter:https://twitter.com/friends_hipland
■FRIENDSHIP.公式HP:https://friendship.mu/
■FRIENDSHIP.公式プレイリスト:https://open.spotify.com/playlist/6SzuvuggD8pIIWglRxmjyf?si=NzeaQH9QTBWSpBcbUGVXVg
PROFILE
Daisuke Taira(FREE THROW)

新進気鋭のバンドと創り上げるROCK DJ Partyの先駆け的な存在であるFREE THROWを主催。過去3枚のコンピレーション・アルバムのリリースや、川崎で開催されているオールナイトロックフェス「BAYCAMP」のDJブースのディレクションを担当するなど、パーティーの枠を超え、活動は多岐に渡る。
DJ個人としても日本全国の小箱、大箱、野外フェスなど場所や環境を問わず、年間150本以上のペースで日本全国を飛び回る、日本で最も忙しいロックDJの一人。過去にはライブハウス新宿MARZの店長/ブッキング・マネージャーも務めた。
■タイラダイスケ公式Twitter:https://twitter.com/taira_daisuke