DAIZAWA RECORDS

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“はみ出した人”を照らす、ART-SCHOOLのささやかな光──揺れながらも歩み続けた25年、その先に迎えた新たな境地

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“はみ出した人”を照らす、ART-SCHOOLのささやかな光──揺れながらも歩み続けた25年、その先に迎えた新たな境地

結成25周年を迎えたART-SCHOOLが放つミニ・アルバム『1985』は、2003年に発表された『SWAN SONG』を“今”の感覚で再構築するという試みから生まれた作品だ。荒々しさや切実さのなかに、月の光のように静かに射し込む優しさや希望──そんな余韻を纏った本作は、これまでの旅路を振り返ると同時に、新しい景色へと向かう意志に満ちている。そこには、木下理樹(Vo. / Gt.)の創作の核にある“敬意”と“ときめき”が息づいている。自身の感性を決定づけた音楽や映画との出会い、心を奪われたあの瞬間のきらめ…

復活の狼煙──〈アーカイ奉行〉第43巻

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復活の狼煙──〈アーカイ奉行〉第43巻

歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める… '''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源  2.これまで未配信だった作品の配信解禁...…

二度漬けるのは禁句っす──〈アーカイ奉行〉第42巻

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二度漬けるのは禁句っす──〈アーカイ奉行〉第42巻

歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

嗚呼、喝采──〈アーカイ奉行〉第38巻

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嗚呼、喝采──〈アーカイ奉行〉第38巻

歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

どうしても喪失を背負ってしまう──個性にもがくことで保たれるpollyの精神性

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どうしても喪失を背負ってしまう──個性にもがくことで保たれるpollyの精神性

pollyの4枚目のアルバムは、レコーディング当日にデモを聴くこともあったほどギリギリのスケジュールで完成された。苦難の末に曲のバリエーションは一気に広がり、一聴すればより色彩豊かなバンドへとアップデートされたことは明白である。また新体制になってから初のアルバム作品という意味でも、今作がターニングポイントであったことは間違いない。2022年に志水美日(Key/Cho)が正式に加入してから今年の7月で早2年を迎えるが、今作は彼女自身もエンジニアと共に音色のジャッジやミックスなど全体の雰囲気作りにかなりの時間を…

インスト・ロック・バンドとしての矜持を積み重ねた20年─強固で柔軟なLITEの更なる未来

インタヴュー

インスト・ロック・バンドとしての矜持を積み重ねた20年─強固で柔軟なLITEの更なる未来

インスト・ロック・バンド、LITEのニュー・アルバム『STRATA』は、収録曲の半分にヴォーカルが入っていた。前作をリリースしてから、約4年半。この間にLITEのスタンスに変化が訪れたのだろうか? そんな疑問を抱きつつ、武田信幸(Gt / Vo)のバリエーション豊かなヴォーカルに確かな興味も持ちながら挑んだ今回の取材。リリースまでの4年半を振り返りながら、いまのLITEに徐々に近づいていくと、そこにあったのは変わることのない音楽への探究心と長い時間をかけて培ってきたメンバーへの信頼感だった。2月17日(土)…

光を追い求めていく道中で触れた、常しえの憧れ──日置逸人(EASTOKLAB)× 荒木正

インタヴュー

光を追い求めていく道中で触れた、常しえの憧れ──日置逸人(EASTOKLAB)× 荒木正

シューゲイズ、ドリームポップ、エレクトロ。これまでの作品を通してさまざまな音楽性を提示してきた、名古屋のバンド、EASTOKLAB。満を持してリリースされたこのファースト・フル・アルバムは、フロントマンの日置逸人にとってこれまで以上に大切な作品になっただろう。その理由はとてもシンプルなもので、荒木正比呂(レミ街)がアレンジャーとして参加しているからである。「出会わなかったら、いまの自分は存在しない」というほど影響を受けた荒木とともに制作をし、その楽曲について本人のスタジオで語らう。言うまでもなく、これは重要…

「dipはすべてが面倒くさい」──ヤマジカズヒデが尊ぶ、たったひとつの感情とは

インタヴュー

「dipはすべてが面倒くさい」──ヤマジカズヒデが尊ぶ、たったひとつの感情とは

このインタヴューで最も多い発言は「面倒くさい」である。dipのフロントマン、ヤマジカズヒデにいまの心境を尋ねれば「面倒くさいよね」、過去の出来事を掘り返せば「面倒くさかったよねぇ」。とにかく、dipに関係する大体は、彼にとって面倒くさいことらしい。しかし、これは決してネガティヴな発言ではない。現に1991年に結成されたバンド、dipはいまも続いている。なぜ彼は“面倒”なバンド活動を続けるのか? そしてなぜ9年ぶりにニュー・アルバム『HOLLOWGALLOW』を制作したのか? それは、シンプルで、クールで、実…

テーマは「喪失」と「再生」──ART-SCHOOLがたどり着いた最高純度の世界とは

インタヴュー

テーマは「喪失」と「再生」──ART-SCHOOLがたどり着いた最高純度の世界とは

昨年奇跡の復活を遂げたバンド、ART-SCHOOL。なにも“奇跡”というのは、全く大袈裟な話ではない。フロントマン、木下理樹の体調不良を理由に2019年に活動休止を告げた後、戸高賢史(Gt / Vo)は「もう戻ってこれないかもしれない」と思い悩んでいたという。そうしたそれぞれの葛藤の末に生まれた前作『Just Kids .ep』は、木下が療養中に体験した出来事や回復して芽生えた想いが綴られたパーソナルな復帰作となった。それから約1年。今度の新作『luminous』は木下が味わった「喪失」とバンドが目指した…

至高の新体制を迎えたバンド、polly──限りなく一致した美学が成す、叙情的なアンサンブル

インタヴュー

至高の新体制を迎えたバンド、polly──限りなく一致した美学が成す、叙情的なアンサンブル

pollyに転機が訪れたようだ。前作『Pray Pray Pray』のリリースから間も無くしてギターとベースが脱退し、今後の動向について各所で囁かれていた。そんななか加入したのは、ギターでもベースでもなく、ピアノとコーラスを担当する志水美日。フロントマンの越雲龍馬(Vo / Gt)は、ピアノは感情を表しやすい楽器だと捉えており、その影響もあって今作『Heavenly Heavenly』は感情がハッキリと映しだされたpolly史上最もエモーショナルな作品に仕上がっている。ノイジーなギターのなかに美しいピアノ…

どこでも踊ろう!──the telephonesを全員で見つめ、生まれた“極踊”な新作

インタヴュー

どこでも踊ろう!──the telephonesを全員で見つめ、生まれた“極踊”な新作

ダンス・ロック・サウンドを届け続けてきたバンド、the telephones。2年ぶりのアルバムとなる『Come on!!!』は、“極踊(ハイパー)”・フル・アルバムと明言している通り、ライヴハウスはもちろん、家でも、どこでも踊れるような至極のナンバーが10曲収録されている。今作についての話をきいていると、コロナ禍になったことで楽曲制作やライヴパフォーマンスについて、様々な変化があったようだ。今作の収録曲とバンドに訪れた変化点について、バンドのフロントマンである石毛 輝にじっくりときいた。 ...…

1万通りの1対1を大切にするpolly──つぶれかけていたロマンを再構築した新作

インタヴュー

1万通りの1対1を大切にするpolly──つぶれかけていたロマンを再構築した新作

pollyはコロナ禍以降、音楽理論を学び直すなど、より真摯に音楽と向き合ってきた。神秘的で幻想的なサウンドを聴くと、どこか遠い存在のように思えるかもしれない。だけど歌詞を覗けば、パーソナルですごく繊細だ。そんなpollyが、バンド・サウンドを重んじつつも、その垣根を超え“音楽作品”として強度を出す方法を考え抜いたというサード・アルバムがリリースされた。インタビューでは、インタヴューでは、その気になる新作と2022年2月6日(日)に迫る渋谷WWWでのツアー・ファイナルへの意気込みを語ってもらった。 ...…

OTOTOY的、買い逃し厳禁な20枚──2020年レコメンド20

コラム

OTOTOY的、買い逃し厳禁な20枚──2020年レコメンド20

OTOTOYでは今年も邦楽を中心にたくさんの音楽を紹介してきました。そんななかでもキラリと光ったアルバムたちを20枚をレコメンドいたします。まさに買い逃し厳禁な20枚、2020年の作品たちをこちらでお届けいたします。 ''OTOTOYレコメンド2020 EP編はコチラ'''''これは"日本にケンカを売る"1枚、最後の音が鳴り止む瞬間まで彼の言葉から耳を背けるな'''...…

polly、人間愛を歌う新アルバム『Four For Fourteen』

インタヴュー

polly、人間愛を歌う新アルバム『Four For Fourteen』

シューゲイザー、ドリームポップ、ポストパンク、ニューウェイヴなどから影響を受けた美しいサウンドに、儚くもメロディアスなメロディを奏でる宇都宮発のロック・バンド、polly(ポーリー)が新アルバム『Four For Fourteen』をリリース。彼らが設立した自主レーベル〈14HOUSE.〉からの第1弾リリースとなる今作は、「人間愛」をテーマに、美しさとポップさが共存するpollyの世界を存分に感じることができる傑作だ。今回は、“狂おしい”をはじめ、バンド初期に発表した4曲のリアレンジ・ヴァージョンも収録。前…

REVIEWS : 006 国内インディペンデント・ミュージック(2020年7月)──松島広人(NordOst)

連載

REVIEWS : 006 国内インディペンデント・ミュージック(2020年7月)──松島広人(NordOst)

毎回、それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。ノーウェーヴ・バンドAIZのWeird Instruments担当/ライターのNord Ost(松島広人)が、2020年のムードを感じる国内インディペンデントミュージック作品をセレクト。多くの人が待ち望んでいたであろうTHE NOVEMBERSの最新作は、レコーディングにあたりyukihiro(L'Arc〜en〜Ciel)を迎えるなど、今作にかける並々ならぬ熱量が感じられる大作となった。前作から続くポストパ…

僕らが誰よりもロマンチックなバンド──Age Factory、新たなフェイズへ

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僕らが誰よりもロマンチックなバンド──Age Factory、新たなフェイズへ

ストレートなバンド・サウンドと、ヴォーカル、清水エイスケの力強い歌声で聴く人の耳と心を抉る奈良発3人組ロック・バンド、Age Factory。2019年は〈DAIZAWA RECORDS〉へと新たなレーベルに籍を移し、3ヶ月連続でシングル・リリースをしてきた彼らが満を持して3rdアルバム『EVERYNIGHT』をリリース。深い青のジャケット・デザインからイメージさせるように、これまでの作品のような若さゆえに放たれた熱とは違った、彼らの変化を感じさせる楽曲が並ぶ。ただ、炎が青に近付くほどその温度は上がっていく…

よりタイトに、肉体的に、生々しくストレートに──LITEの新アルバム『Multiple』

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よりタイトに、肉体的に、生々しくストレートに──LITEの新アルバム『Multiple』

音数を極限まで減らしたタイトな音が鳴らされるLITEの新作『Multiple』。美濃隆章(toe)、J.Robbins(Jawbox)、三浦カオル、楠本構造(LITE)という4人のエンジニアとともに作り上げられたこの作品。これはアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどでのツアーをはじめ、様々な刺激を感じ取りながら活動を行なっているからこそ生まれた音だ! ...…

“心動かす音楽”とは──高橋勇成(paionia)×たかはしほのか(リーガルリリー)

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“心動かす音楽”とは──高橋勇成(paionia)×たかはしほのか(リーガルリリー)

等身大でありながら力強い歌詞、そして繊細でありながら破壊力抜群なサウンドでリスナーを魅了するロック・バンド、paionia。2008年の結成から10年の時を経て、2018年6月13日に初の1stフル・アルバム『白書』を配信開始した。今回OTOTOYではこれまでpaioniaともライヴで多くの共演を果たし、彼らの音楽のファンであると公言するリーガルリリーのたかはしほのかを迎えて対談を掲載する。paioniaの音楽を聴いて、涙を流したというたかはしほのかが語るpaioniaの魅力とは。高橋勇成が語るリーガルリリ…

THE NOVEMBERS 新作EP『TODAY』が描く情景

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THE NOVEMBERS 新作EP『TODAY』が描く情景

国内外問わず様々なアーティストと共演し続け、今や日本を代表するバンドとなったTHE NOVEMBERS。そんな彼らが約1年半ぶりとなる新作EP『TODAY』をリリースした。メンバーが以前よりリスペクトを公言しているL’Arc~en~Cielのカバー曲も収録した今作。OTOTOYでは今作の1ヶ月間ハイレゾ独占配信スタートに伴い、小林祐介(Vo/Gt)と高松浩史(Ba)のふたりにインタヴューを敢行。記事の最後では、本人が今作をハイレゾ配信したことについても言及している。インタヴューの内容と共に新曲をチェックして…

polly新作を巡るスペシャル対談─越雲龍馬(polly) × エンドウアンリ(PELICAN FANCLUB)

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polly新作を巡るスペシャル対談─越雲龍馬(polly) × エンドウアンリ(PELICAN FANCLUB)

2012年に宇都宮で結成された4人組ロック・バンドpolly。シューゲイザー、ドリーム・ポップ、サイケなどから影響を受けたサウンドを鳴らす彼らの1stフル・アルバム『Clean Clean Clean』が2018年5月9日にリリースされた。OTOTOYではこの注目アルバムの配信開始とともに、Vo/Gt越雲龍馬と同年代、そして同じ2012年に「PELICAN FANCLUB」を結成したエンドウアンリの対談を公開。互いに共通のルーツを持つふたりに、『Clean Clean Clean』について、そしてお互いの魅…

LOST IN TIME、結成15周年を締めくくる2曲入り配信限定シンングル『傘のない帰り道』をリリース & 海北大輔インタヴュー掲載

インタヴュー

LOST IN TIME、結成15周年を締めくくる2曲入り配信限定シンングル『傘のない帰り道』をリリース & 海北大輔インタヴュー掲載

デビューから15年という節目の昨年6月に10枚目のアルバム『すべてのおくりもの』をリリースしたロック・バンド、LOST IN TIMEがその節目を締めくくるべく、2曲入りの配信限定シングル『傘のない帰り道』をリリース。大切な人を思う、切なくも前向きなタイトル曲「傘のない帰り道」と続ける事の苦しさを剥き出しにしたような後悔を歌う「Repentance」という対照的な2曲にはバンドの“今”と“これから”が込められています。OTOTOYでは今回のリリースにあたり、ヴォーカルである海北大輔にインタヴューを敢行。リリ…

【対談】木下理樹(ART-SCHOOL) × UCARY&THE VALENTINE──光が差すこと、色を塗ること、続けること

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【対談】木下理樹(ART-SCHOOL) × UCARY&THE VALENTINE──光が差すこと、色を塗ること、続けること

2016年、自身の闇と向き合うことで完成されたフル・アルバム『Hello darkness, my dear friend』をリリースしてから約2年。2018年3月7日(水)にART-SCHOOLが光と向き合う9枚目のフル・アルバム『In Colors』をリリースする。バンドのフロントマンでソングライターである木下理樹を纏う闇が向かう、色鮮やかな世界はどんな世界だったのだろう。...…

カフカから“KFK”という新たな遊び場へ──ジャンルレスに吐き出された1stミニアルバムを配信開始!

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カフカから“KFK”という新たな遊び場へ──ジャンルレスに吐き出された1stミニアルバムを配信開始!

美しいメロディと内省的でエモーショナルなリリックを乗せたギター・ロックでインディ・ロック・ファンの注目を集めてきたカフカ。そんな彼らが、2017年12月に"KFK"へと改名し新たなスタートを切る! カフカの特徴とも言えるギター・ロックを中心としたバンド・サウンドから一転、ロック、エレクトロ、ヒップホップ、ソウル、R&B、ヴェイパーウェイブまでを飲み込みジャンルレスに吐き出された、KFKの初期衝動ともいえる1stミニアルバムが届いた。彼らの新しい遊び場はどのように創られていったのか。大胆に10周年をスタートし…

Age Factory『RIVER』を期間限定ハイレゾ独占配信──世間に向けて“バケモノ”が牙をむく新作ミニ・アルバム

インタヴュー

Age Factory『RIVER』を期間限定ハイレゾ独占配信──世間に向けて“バケモノ”が牙をむく新作ミニ・アルバム

いま、Age Factoryにとって大きなターニング・ポイントである。前作『LOVE』のリリース以降、“破壊的”とも称されるライヴでの圧倒的なパフォーマンスと、強烈なメッセージ性を含んだ彼らの楽曲は、多くの人に伝わることとなった。そんな彼らから、全曲セルフ・プロデュースで制作されたミニ・アルバム『RIVER』が届いた。OTOTOYでは今作を、7月26日より2週間のハイレゾ独占配信をスタート、そしてこのタイミングでメンバーへのインタヴューを敢行した。前作『LOVE』を超越するために、Age Factoryが選…

パンドラの匣の底に眠っていた希望──LOST IN TIME、節目となる10枚目のアルバムをリリース!!

インタヴュー

パンドラの匣の底に眠っていた希望──LOST IN TIME、節目となる10枚目のアルバムをリリース!!

「パンドラ」...そうあの有名な「箱」のエピソードで多くの人が耳にしたことがある言葉だと思うが、この言葉の意味はご存知だろうか? 正解は「すべてのおくりもの」。シンプルながら骨太なサウンドと、ヴォーカル・海北大輔の聴く人の心を掴んで離さない歌声と歌詞で、日本のギター・ロックの良心として止まることなく歩みを続けてきたバンド・LOST IN TIMEはファースト・アルバム『冬空と君の手』から丸15年、そして10枚目となるアルバムにそう名付けた。アルバムの名前の通り、バンドを支えてきた仲間、友人、そしてファンに捧…

「遂に来たか、PELICAN FANCLUB!」──初のフル・アルバム『Home Electronics』を語る

インタヴュー

「遂に来たか、PELICAN FANCLUB!」──初のフル・アルバム『Home Electronics』を語る

syrup16gやTHE NOVEMBERS、きのこ帝国などを輩出してきたDAIZAWA RECORDSからデビューを果たし、現在まで多くの注目を集めてきた4人組ロック・バンドPELICAN FANCLUB。これまで3枚のミニ・アルバムをリリースしてきた彼らが、待望のフル・アルバム『Home Electronics』をリリースする。甘酸っぱいメロディーと不思議な浮遊感をもったサウンド、透明感のある歌声、多角的でどこかユーモラスな歌詞といった彼らの魅力も、今作では遺憾なく発揮されている。...…

初のBサイド集から紐解く、ゼロ年代ART-SCHOOLの真実

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初のBサイド集から紐解く、ゼロ年代ART-SCHOOLの真実

2000年に『SONIC DEAD KIDS』でデビューを果たしたART-SCHOOL。以来、6枚のシングル、11枚のミニ・アルバム、9枚のオリジナル・アルバムをリリースしてきた。そんな彼らが2017年1月25日に初のB SIDES BESTをリリース。事前に行ったファン投票を反映し、メンバーの思い入れと共に選曲した全18曲。 隠れた名曲達が多く収録された今作には、ART-SCHOOLの歴史と思い出が詰まっている。今回は木下理樹(vocals/guitars)にインタヴューを敢行。これまでの活動について彼の…

OTOTOY AWARD 2016──2016年、年間ベスト、50位〜31位

コラム

OTOTOY AWARD 2016──2016年、年間ベスト、50位〜31位

2016年もあと少し。ということで、今年もやってまいりました。その年の音楽総決算、OTOTOY AWARD。2016年のOTOTOY AWARDは、ジャンルの垣根をぶち抜いて、総合チャートとして、アルバム、シングルに関わらず50枚を選出しました。まずは50位から31位までの20作品を発表いたします!...…

LITEの3年5ヶ月ぶりのフル・アルバム『Cubic』ハイレゾ配信

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LITEの3年5ヶ月ぶりのフル・アルバム『Cubic』ハイレゾ配信

LITEの3年5ヶ月ぶりのフル・アルバム『Cubic』、会心作です。国内外問わずボーダーレスに活動する4人はここ数年では海外でのフェスティバルにも数多く出演し、2015年にイギリスのブリストルで開催された「ArcTanGent Festival」では各国を代表するポストロック・バンドが集まるなかヘッドライナーを務めるなど、もはや国外での評価のほうが高まりつつあるなか、本作は日本では自主レーベル〈I Want The Moon〉、アメリカ、ヨーロッパではブレイド、エネミーズ、そして日本のtoeなど、注目のエモ…

石毛輝、岡本伸明を中心に、江夏詩織、高橋昌志の4人による新バンド、lovefilmの1stアルバムをハイレゾ配信

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石毛輝、岡本伸明を中心に、江夏詩織、高橋昌志の4人による新バンド、lovefilmの1stアルバムをハイレゾ配信

モデル・女優としてキャリアを積む江夏詩織をフロントに、現在活動休止中であるthe telephonesの石毛輝と岡本伸明、高橋昌志(The Pat / PINK POLITICS)の4人による新たなバンド、lovefilm。90年代のUSオルタナインディーのローファイなフィーリングを下地にしたサウンドに、パンク・ロック由来の直線的なリズムとポップなメロディ。メイン・ソングライターである石毛が紡ぐ"日本語"のリリックを、バンド経験0だったという江夏が初々しくもその感情の機微を表現する。そこで生まれたのは胸をさ…

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ART-SCHOOL、木下理樹主宰レーベルより8thフル・アルバムをリリース

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ART-SCHOOL、木下理樹主宰レーベルより8thフル・アルバムをリリース

「今のメンバーで、今の状態でデビューアルバムをもう一度作ろう」というテーマで制作された、ART-SCHOOLの8thアルバム『Hello darkness, my dear friend』。先行配信がスタートした。2012年に木下理樹(Vo, Gt)、戸高賢史(Gt)に加えて、中尾憲太郎(Ba)と藤田勇(Dr / MO'SOME TONEBENDER)がサポート・メンバーとして加入し「第3期 ART-SCHOOL」として確立して4年。そして2015年に一時活動休止を発表、木下が自身主宰のレーベル〈Warsz…

カフカ、UKプロジェクト移籍後初のアルバムで東京を綴る

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カフカ、UKプロジェクト移籍後初のアルバムで東京を綴る

UK.PROJECTに移籍して初のフル・アルバム『Tokyo 9 Stories』をリリースしたカフカ。2014年の"再生"を掲げたアルバム『Rebirth』から約1年半。あいだにリリースした配信限定シングル『NIGHT CIRCUS e.p.』では東京・渋谷のスクランブル交差点を上空から写したジャケット・アートワークだったが、今回は俯瞰した位置から眺めるのではなく地に足をつけた生活者の目線から切り取った"東京"をテーマに作品を作り上げた。なぜ、今回"東京"を舞台にしたのか、そこで生きている彼らの変化ととも…

PELICAN FANCLUB、DAIZAWA RECORSDからのデビュー作配信&インタヴュー

インタヴュー

PELICAN FANCLUB、DAIZAWA RECORSDからのデビュー作配信&インタヴュー

syrup16gをはじめ、THE NOVEMBERSやきのこ帝国らを輩出してきたUK.PROJECTが新たな原石を発掘した。2012年結成のロック・バンド、PELICAN FANCLUB。透明感あふれる真っ直ぐな歌声と眩しい程ドリーミーで浮遊感のあるサウンドスケープ、そしてエンドウアンリ(Gt, Vo)が書く、思考を惹きつける不可思議なリリックに話題が高まるなか、ついに2015年夏、DAIZAWA RECORDSからデビューする。...…

LOST IN TIMEによる、未来への希望を描いた新作、『DOORS』を配信&インタヴュー

インタヴュー

LOST IN TIMEによる、未来への希望を描いた新作、『DOORS』を配信&インタヴュー

2001年の結成から現在まで、止まることなく積極的な活動を見せてきたロック・バンド、LOST IN TIME。これまで8つのアルバムを発表してきた彼らが今回、2年ぶりの新作『DOORS』をリリース。シンプルな楽器構成の上で練りに練られたアレンジ、バンドとして新機軸であるインスト・ナンバーなど、大変聴きごたえのある作品を生み出したメンバーの1人、海北大輔(Vo, Ba, Pf)へインタヴューを行った。海北自身、「今まで作ってきたどのアルバムにも負けない足跡、レコードを残せた」と語る本作は、どのように生み出され…

your gold, my pink『TEENAGE RIOT』リリース記念!×Wienners対談

インタヴュー

your gold, my pink『TEENAGE RIOT』リリース記念!×Wienners対談

your gold, my pink(以下、YGMP)の初のフル・アルバム『TEENAGE RIOT』は文句なしの傑作だ。90年代オルタナティヴのヘヴィネスと、00年代インディー・ポップの軽やかさを折衷させ、極上のメロディをツイン・ボーカルが歌い分けるというスタイルはそのままに、本作では板持良祐(G&Vo)と小塚宇紘(G&Vo)がそれぞれの内面と向き合い、自らをそのままさらけ出した。その結果生まれたのが『TEENAGE RIOT』というタイトルに象徴される「思春期性」というテーマであり、それはファンタジック…

特別対談 : 佐藤(きのこ帝国)×池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

インタヴュー

特別対談 : 佐藤(きのこ帝国)×池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

"東京"のタイトルを持つ名曲を新たに誕生させたきのこ帝国、待望のセカンド・アルバムがついに到着しました。これまでシューゲイザー・バンドとして名を広めていたこのバンドが、ヴォーカル・佐藤のシンガー・ソングライターとしての覚醒により今作『フェイクワールドワンダーランド』において最高の"歌モノ"を完成させ、多くの人に届くに欠かせないポップさを獲得しました。なかでもアルバムに先行してCDショップ限定で発売されたシングル「東京」は、その歌の強さに耳を奪われずにはいられないでしょう。...…

OTOTOYフジロック・レポート2014

ライヴレポート

OTOTOYフジロック・レポート2014

フジロック、今年も終わっちゃったなぁ… なんて気が抜けちゃってるみなさま! そんなみなさまに、あのアツい3日間を思い出させてくれるレポートをお届けします! ついついお酒が進んじゃって見逃したあのシンガー、やっと生で見られたあのグループ、たまたま通りかかって好きになっちゃった、そんな数々の出会いをライターの渡辺裕也のレポートとともに思い出しつつ、またアツくなっちゃいましょう。今年のラインナップは少し派手さに欠ける、なんて言われていましたが、終わってみれば結局感動しちゃうのがフジロック。早く来年になれ〜!...…

dip、前作から僅か9ヶ月で新作アルバムをリリース

インタヴュー

dip、前作から僅か9ヶ月で新作アルバムをリリース

ひさびさ、4年振りの新作を昨年リリースしたかと思えば、今度はわずか9ヶ月で新作『neue welt』を完成させたdip。“新世界”という意味のドイツ語である『neue welt』というタイトル通り、扉を大きく開いたような作品。前身のDIP THE FLAGから合わせると25年以上のキャリアだが、現在の精力的な活動に裏打ちされた本作は、もはやその長いキャリアのなかでの再スタートと言って良いだろう。持ち味とも言えるサウンドの陰影はそのままに、ソリッドでドライなギターはシンプルながら広がりがあり、グルーヴはイキイ…

the telephonesのフロントマン、石毛輝のソロ3作目『Dark Becomes Light』リリース

インタヴュー

the telephonesのフロントマン、石毛輝のソロ3作目『Dark Becomes Light』リリース

早いもので、石毛輝のソロ・アルバムもこれが3作目のリリースとなる。まずはフロントマンを務めるthe telephonesが絶え間なくリリースを重ねるなか、それでも収まらない創作欲求をぶつけた2010年の初作『from my bedroom』。エレクトロニカやIDMをひろく捉えつつ、世界的なムーヴメントとして隆盛を迎えつつあったチルウェイヴにも呼応したあの作品は、石毛のフランクな思いつきと柔軟な姿勢がそのまま導き出したような、いまにしてみれば習作的な意味合いの強いものだったと思う。そして2012年の2作目『M…

<ヨヨフェス>開催記念! 出演者が一同に会したUst公開インタヴューの模様をお届け!

インタヴュー

<ヨヨフェス>開催記念! 出演者が一同に会したUst公開インタヴューの模様をお届け!

“代々木から生まれた音楽”。どういうことかって? LOST IN TIME、THE LOCAL ART、▲s、おい、そこの道あけろ、中村パーキング。共通点がお分かりでしょうか。答えはズバリ、ミューズ音楽院出身のバンド or メンバーにミューズ音楽院の卒業生がいるということ! 世代もジャンルも違うけど、同じ校舎で学んだ先輩後輩。そんなユニークなメンツが一堂に会して、なんとミューズ30周年お祝いのイベントが開催されるというのです。名付けて<ヨヨフェス>! 2月10日に開催される<ヨヨフェス>に先駆けて、出演者&…

paionia セカンド・ミニ・アルバム 『rutsubo』リリース&インタビュー

インタヴュー

paionia セカンド・ミニ・アルバム 『rutsubo』リリース&インタビュー

paioniaは、とても不器用でまっすぐなバンドだ。試行錯誤と紆余曲折の連続。一時期ドラムの尾瀬がサポート・メンバーになったかと思えば、また戻ってきたり。どうすれば売れるか、どうすれば自分たちの音楽が多くの人に届くか。そんなミュージシャンなら誰もが抱えているような問題から、目を背けずに向き合って戦い続けている。ステージでかっこつけていれば売れると勘違いしているバンドとは違う。そんなもがき続ける姿を隠すこともせず、彼らはさらけ出している。 ...…

LOST IN TIME、『LIFE IS WONDER』をリリース&海北大輔の想いを掘り下げるインタヴュー

インタヴュー

LOST IN TIME、『LIFE IS WONDER』をリリース&海北大輔の想いを掘り下げるインタヴュー

2012年3月にデビュー10周年を記念したベスト・アルバムをリリースし、今年の4月に7枚目のアルバム『(   )トラスト オーバー サーティー』をリリースしたLOST IN TIME。しかし、彼らの勢いは止まらない。前作から6か月、早くも『LIFE IS WONDER』“人生は不可思議だ”と名付けられたニュー・アルバムが届いた。結成11年、30歳を超え、人生について考え、問う。今回OTOTOYではバンドの中心となる海北大輔に単独でインタヴューを行った。彼の熱い想いを、じっくりと感じ取っていただきたい。...…

dip、4年振りの新作を2枚同時にリリース

インタヴュー

dip、4年振りの新作を2枚同時にリリース

The Birthday、MO'SOME TONEBENDER、ART-SCHOOLなどからリスペクトされるオルタナティヴ・ギター・ロック・バンド、dip(ディップ)。彼らが4年振りにリリースしたのは、POPな『HOWL』、サイケな『OWL』の2枚のアルバム。前作から4年間の”リハビリ期間”とは何だったのか。ギター&ヴォーカルのヤマジカズヒデにインタヴューを行い、ソロ活動や楽曲提供を経て、4年の間に生まれたdipの変化について、話を聞いた。...…

LITE 4th Album『Installation』リリース&インタビュー

インタヴュー

LITE 4th Album『Installation』リリース&インタビュー

日本のインスト・ロック界の雄、LITEの新作が届きました!! 隙間を生かした繊細な音の積み重ね、1曲1曲がそれぞれ映像作品のように鮮やかで、ダイナミック。ポスト・ロック、エレクトロ二カ、ダブステップなど、あらゆるジャンルを越えて作品ごとに色を変え変化していくLITEのサウンドは、ひらめきが詰め込まれ、独自性を確立しています。OTOTOYではHQD音源も同時リリース!! LITEの音の広がりを、幅広いレンジでカヴァーしたハイレゾ音源の決定版です。ギタリスト、インスト好きは必読の、楽曲制作の裏側を覗いたインタヴ…

LOST IN TIME『 (   )トラスト オーバー サーティー』

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LOST IN TIME『 (   )トラスト オーバー サーティー』

2012年3月にデビュー10周年を迎えるとともに2枚のベスト盤をリリースし、再出発の年として新たな気持ちで挑戦を続けるLOST IN TIME。そんな彼らの新作は、日本全国に散らばる彼らの同世代、アラサーに送る熱い作品。酸いも甘いも感じた上で、音楽で生活していく決意をもって活動を続ける彼らが、夢を追い、現実も知り、年を重ねてきた人々へ、今をどう生きるのかという問いを投げる。タイトル曲「30」のPVは公開直後から早くも話題に。彼らの決意と希望が詰まったアルバムについて、バンドの柱である海北大輔にインタビューを…

きのこ帝国 ファースト・フル・アルバム『eureka』インタビュー

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きのこ帝国 ファースト・フル・アルバム『eureka』インタビュー

シルクのようになめらかなフィードバック・ノイズにただ身を任せるのもいい。あまりに明け透けな感情の吐露に思わず耳をふさぐ人も当然いるだろう。歌声の向こうに自分の姿を重ねる人もいれば、かつての自分を思い出す人もいるのかもしれない。もちろん、真っ向から拒絶する人だって確実にいるはずだ。きのこ帝国の作り出す音楽とはそういうものだと思う。このバンドの歌はどうしたって聴き手の内面に触れてしまう。それが心地よいものか、ネガティヴな感情を引き起こすかは聴き手次第だが、どちらにしてもただ受け流すことを許さない力が彼らの歌には…

『dip tribute ~9faces~』ヤマジカズヒデインタビュー

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『dip tribute ~9faces~』ヤマジカズヒデインタビュー

90年代から現在まで、オルタナティブ・バンドとして圧倒的な支持を得るdip。私事になってしまうが、dipのヤマジ氏にインタビューするのはこれが3度目。以前、インタビューしたのは『love to sleep』(95年)の前後に1度ずつで、今回は約17年ぶりのインタビューになる。そしてdipの前身であるDIP THE FLAG からライヴは観ていたし、ヤマジ氏がギターで参加しているバンド、After The Sludgeには、昨年、自分が企画したライヴに出演してもらった。別に自慢しているわけじゃなく、つまり私は…

きのこ帝国 デビュー・アルバム『渦になる』インタビュー

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きのこ帝国 デビュー・アルバム『渦になる』インタビュー

個人的に、サイケデリックなバンドは大好きなのだが、近年のシューゲイザー・リバイバルと呼ばれるようなバンドでいいと思えるものは少なかった。では、その差が何なのかと考えてみると、それは音に必然性があるかどうかの違いなのだと思う。つまり、スタイルとしてではなく、思想が音になっているかどうか、そこがポイントなのだ。そして、きのこ帝国というバンドは、間違いなく思想が音になっているバンドである。現代の若者のほとんどがどこかに抱えているであろうある種の諦念が感じられる一方で、生きることに対する情念にも近い固執があり、その…

LITE『Turns Red EP』インタビュー

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LITE『Turns Red EP』インタビュー

今最も面白いのは、溢れたポスト・ロックから抜け出し自分達にしか出来ないサウンドを確立しようと躍起になっているバンド達だ。歌に主軸をおくもの。クラブに傾倒するもの等様々。名古屋のSU:、sgt.やstim。海外では、バトルスや先駆者であるトータスだってそうだ。常に変わり続けなくちゃならない。そんな試練を背負ったバンド達が新しく進む道は様々で、そのあがきはとても肉体的で美しい。ポスト・ロック全盛のまっただ中で生まれたLITEもまた、自分達の新たな存在を打ち出そうとしている。そこにはミニットメンの中心人物で、現在…

ダンス・ロック特集

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ダンス・ロック特集

音楽シーンを、「ダンス・ロック」という言葉が賑わせている。跳ねるリズムとハンド・クラップで満員のフロアをカラフルに染め上げるthe telephones、MONICA URANGLASS。あるいは中毒性に満ちたリズムと突き刺すようなサウンドで襲いかかるPILLS EMPIRE、The Brixton Academy。さらにはガレージ・ロックをダンサブルに仕立てたBuffalo' 3なども含め、ダンス・ロックと呼ばれるバンドが未曾有の盛り上がりをみせているのだ。...…

LOST IN TIMEベスト・アルバム2作同時リリース

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LOST IN TIMEベスト・アルバム2作同時リリース

デビュー10周年! LOST IN TIMEが初のベスト・アルバムをリリース。これまでに発表したシングル7枚/アルバム6枚の中から、過去を振り返った「きのう編」と、未来へ向けた「あした編」の2枚に分け、名曲の数々、新曲やレア・トラックを収録。緊張感と躍動感に満ちたギター・サウンドと、ストレートに深いところに刺さるうた。度重なるメンバー・チェンジを経てもなお真摯に音楽に向き合い続ける彼らの10年の軌跡に、今一度耳を傾けてみましょう!...…

LITE『arch』武田信幸(LITE)×キャロライン・ラフキン 対談

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LITE『arch』武田信幸(LITE)×キャロライン・ラフキン 対談

昨年発表した『For all the innocence』で、シンセサイザーを導入した新しいサウンドを確立したLITEが、早くも新曲として初のボーカル・トラック「arch」を発表する。この曲にゲスト・ボーカルで参加したのは、同じく昨年Caroline名義での5年ぶりとなるアルバム『VERDUGO HILLS』を発表したエレクトロニカの歌姫であり、MICE PARADEのボーカリストとしても知られるキャロライン・ラフキン。その儚くも美しい歌声が、これまでの作品以上に静謐なエレクトロニカ寄りの前半から、徐々にダ…

入江良介(Veni Vidi Vicious)×武井優心(Czecho No Republic) 対談

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入江良介(Veni Vidi Vicious)×武井優心(Czecho No Republic) 対談

この対談に興味を持ってくれたあなたなら当然ご存知かとは思うが、入江良介と武井優心はVeni Vidi Viciousのボーカリストとベーシストとしてかつて活動を共にした間柄である。しかし、2009年の末に入江がバンドの活動休止を決定したため、スケジュールの穴を埋めるべく活動を続けた武井をはじめとする残りのメンバーを中心に、結果的に結成されたのがCzecho No Republicなのだ。その後、Veni Vidi Viciousはサポート・メンバーを迎えて今年の春に活動を再開、復活作『9 Stories』に…

小林祐介(THE NOVEMBERS)×下津光史(踊ってばかりの国)対談!

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小林祐介(THE NOVEMBERS)×下津光史(踊ってばかりの国)対談!

共にこれからの日本のバンド・シーンを担う逸材として期待されているTHE NOVEMBERSと踊ってばかりの国。今年、踊ってばかりの国のツアーにTHE NOVEMBERSが参加する形で初共演を果たした両者は、一見接点がなさそうに見えるものも、そのディープな歌詞の世界観からも伺える、音や言葉に対するこだわりには通じるものが非常に多かったようだ。そこで、今回はTHE NOVEMBERSの新作、ファースト・シングル『(Two) into holy』と、サード・アルバム『To (melt into)』の発売に合わせ、…

LITE『For all the innocence』武田信幸×三浦カオル 対談

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LITE『For all the innocence』武田信幸×三浦カオル 対談

前々作『Turn Red EP』ではバンドにシンセサイザーを加え、前作『ILLMINATE』では音響系・ポスト・ロック界の巨匠、ジョン・マッケンタイアをレコーディング/ミックス・エンジニアに迎えるなど、常に新たな扉を叩き、バンドとして大きく進化し続けるLITE。頻繁なリリースの中で国内外のライヴを多くこなし着実に人気を獲得していく彼らだが、いつも現状より更に先に進むために新しい方法を模索している。そんな彼らが新作『For all the innocence』を作るにあたって共同制作者に選んだのは、BOOM …

LITE『Rabbit』インタビュー

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LITE『Rabbit』インタビュー

LITE『Phantasia』に収録されている「Ghost Dance」のミュージック・ビデオを観終わった後、5分も経っていないのに驚いた。体感時間では10分以上はあったはず。ショート・アニメの様に物語を追う映像だったのもあるかもしれないが、音楽だけで聴いても同じように感じただろう。言葉はなくとも、伝えたい感情がある。その思いが走り出すかのような作品だった。今作『Rabbit』ではむしろ、感情的というよりも計算的。構造的で緻密な音の重なりを感じる。なのに、元々バンドの音が持っていた壮大なドラマ性も消えていな…

石毛輝『from my bedroom』フリー・ダウンロード第2弾&インタビュー後編

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石毛輝『from my bedroom』フリー・ダウンロード第2弾&インタビュー後編

the telephonesのフロントマン&コンポーザーの石毛輝のソロ作品が到着! ばっりばりに踊らせるかと思いきや、ローファイで優しく包む、生活のサウンドトラックでした。『他の人が日記を書くように僕は曲を創る』と語る彼が描く10枚のサウンド日記は、the telephonesではなく、石毛輝そのもの。その生々しさは、優しさに満ち溢れています。もちろんOTOTOYでも大プッシュ!! まずは、アルバム『from my bedroom』の先行発売開始&名曲「My Love」をフリー・ダウンロードで。そして12月…

石毛輝『from my bedroom』先行販売開始&フリー・ダウンロード! インタビュー前編

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石毛輝『from my bedroom』先行販売開始&フリー・ダウンロード! インタビュー前編

the telephonesのフロントマン&コンポーザーの石毛輝のソロ作品が到着! ばっりばりに踊らせるかと思いきや、ローファイで優しく包む、生活のサウンドトラックでした。『他の人が日記を書くように僕は曲を創る』と語る彼が描く10枚のサウンド日記は、the telephonesではなく、石毛輝そのもの。その生々しさは、優しさに満ち溢れています。もちろんOTOTOYでも大プッシュ!! まずは、アルバム『from my bedroom』の先行発売開始&名曲「My Love」をフリー・ダウンロードで。そして12月…

LOST IN TIME『ロスト アンド ファウンド』海北大輔インタビュー

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LOST IN TIME『ロスト アンド ファウンド』海北大輔インタビュー

LOST IN TIMEは、東京厚生年金会館大ホールも日比谷野外大音楽堂を埋めた。その先には、それでも苦難が待っていた。メンバーが定まらず、自問自答を繰り返し続けた。何度も、やめてしまおうって思っただろうな。やっとメンバーが定まり『ロスト アンド ファウンド』まで漕ぎ着けた。雑草のように強い楽曲群。言った言葉は「俺はまだ音楽で飯食っています」。格好良すぎるじゃないか!? 海北大輔からは、パンクを感じるんだ。同じ匂いを感じるんだ。...…

渡辺裕也×木村直大 ポストロック対談 —現場で感じるポスト・ロックの「今」—

コラム

渡辺裕也×木村直大 ポストロック対談 —現場で感じるポスト・ロックの「今」—

ポスト・ロックなんて言葉は、そもそもジャンルを指し示すものではなかった。かつて、オルタナティヴがそうであったように、今までのカテゴライズが通用しない音楽達に向けられた便宜的な総称であり、無論その中身は千差万別。それが今、ポスト・ロックという音楽ジャンルは確実に存在するし、00年代より、ここ極東日本においてもその勢力を大きく伸ばして久しい。スタイル化したポスト・ロック。それはつまり、ポスト・ロック・シーンの「ポスト・ロック」としての終わりがもう始まっているということである。「ポスト」という言葉は、全貌の掴めぬ…

your gold, my pink『pray』インタビュー

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your gold, my pink『pray』インタビュー

'''ポップ・ミュージックの革命児'''your gold, my pinkが、デビューより約9ヶ月、セカンド・ミニ・アルバム『pray』をドロップ! ロック、ポップス、USインディー、シューゲイザー、ニュー・ウェーブやJ-POPまであらゆる音楽性を詰め込みながらも、あくまでポップに昇華した全8曲を収録。全編を通してカラフルでドリーミーな世界が広がります。...…

LITE『LIVE IN LOS ANGELES』高音質で販売開始

ライヴレポート

LITE『LIVE IN LOS ANGELES』高音質で販売開始

3月4日から3月12日まで、MIKE WATT + THE MISSINGMENのアメリカ西海岸ツアーへ参加したLITE。全8公演の中から、3月5日に行われたLos Angels, Bootleg Theaterでの公演を、配信限定で『LIVE IN LOS ANGELES』として販売します! 楽曲は、手軽に楽しめるmp3、CDと同じ音質で楽しめるWAV、そして高音質のHQD(24bit/48KHzのWAVファイル)の3種類で販売。お好きな形式で、臨場感溢れるサウンドを体感ください。ototoyでは、購入者…

HQD高音質ライヴ音源 LITE、Adebisi Shank、tera melos

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HQD高音質ライヴ音源 LITE、Adebisi Shank、tera melos

オトトイが提唱するHQD(ハイ・クォリティー・ディストリビューション)、24bit/48KHzのデータによるライヴ音源の配信がいよいよスタート。第一弾はプログレッシヴで鋭角的なリフ、エモーショナルなライヴが好評の主催の2009年10月28日に渋谷QUATTROにて行われた【Parabolica JAM’09】。今回高音質ライヴ音源を配信するのはアメリカ・サンフランシスコ出身のマス・ロック・バンド、アイルランド出身の、そして主催の。HQDファイルならではの会場の空気感と、日欧米3組のアクロバティックな演奏の激…

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