
東京で活動する4人組ロック・バンド、ヤーチャイカが2ndミニ・アルバム『ふぁるすふろむあばゔ』をリリース。 OTOTOYでは同アルバムの1週間先行で配信がスタート!! ヴォーカル、ニシハラの独特な声とメロディー、サイケやプログレからの影響が感じられるオルガンの音色。 サウンドの荒々しさが増し、ダークさを深化、そしてリズムがより緻密になり、キレのあるリフと絡み合うことでダンサブルさをも手に入れた。 初期デモに収められた人気楽曲「鈍亀」も今作に収録され、昔からのファンにも嬉しい内容となっている。 まずは、とにかくリード・トラック「散ル散ル満チル」のPVをみてほしい。ヤーチャイカのかっこよさにいてもたってもいられなくなるはずだ。
ヤーチャイカ / ふぁるすふろむあばゔ
【配信形態】
WAV 単曲 200円 / まとめ購入 1,600円
MP3 単曲 200円 / まとめ購入 1,600円
【収録曲】
1. F(f)FA
2. 散ル散ル満チル
3. 潮騒のメロディが聴こえる
4. 鈍亀
5. 若者なんです
6. 太陽のトーチカ
7. ガーゼの森に
8. ふぁるすふろむあばゔ
枠に収まらず、常に予想ができないおもしろさ

2008年東京で結成された4人組バンド、ヤーチャイカ。 ドラムとベースが強固なリズムを生み出し、その上をかき乱すように存在感のあるキーボード・リフ。 彼らのサウンドはプログレやサイケだと形容されながら、それでいてしばしば「和」というキーワードで語られる。 その大きな要因となっているのがヴォーカル・ギター、ニシハラの独特な歌声に乗せられた不可思議な歌詞の世界、童謡を感じさせるメロディーだ。
前作『メルヒェン』より1年ぶりのリリースとなる、2ndミニ・アルバム『ふぁるすふろむあばゔ』。 まず驚かされるのは、けたたましく鳴り響くシンセサイザー・サウンド。それがギター・リフと複雑に絡みあい、リズム隊がどっしりとした低音を重ねることで、 ダンス・ロックにも通ずるグルーヴが感じられる。サウンドの激しさとリズムはいままで以上に練りこまれているといえる。 2曲目「散ル散ル満チル」では、イントロで、そのようなダークなサウンドが炸裂。そのままクールに1曲押しきるのかと思いきや、一筋縄ではいかない。 目まぐるしく曲の展開は移り変わり、どこか気の抜けた表情を見せれば、そこから一気に明るくメロディアスなサビに突入。「UFOが落ちたんだってさ」と、 非日常的で想像力を掻き立てられる歌詞と相まって、あちこちに飛ぶ曲展開が脈略のない夢をみている気分にさせる。 また収録曲の多くに混声のコーラスが登場するが、それひとつとっても、不気味さを増幅させたり、ハーモニーを響かせる役割など、 そのときに応じて効果的に使用されている。枠に収まらず、常に予想ができないおもしろさがヤーチャイカにはある。
今作『ふぁるすふろむあばゔ』は“ふぁるす”に、farce(滑稽さ)、false(間違い)という、ふたつの言葉がかけられており、 過ちと馬鹿馬鹿しさが天から降ってくるという意味をもつ。やりきれない悲しみのなかから、同時に滑稽さを見出すというヤーチャイカの感性は、 曲中で変幻自在に顔色を変えるその音楽性という形で表現されている。彼らがいままで携えていた武器をそのままに、サウンドやグルーヴの面で 新たな取り組みを融合した今作は、ヤーチャイカがこれから大きなシーンに羽ばたいていくことを更に期待させるものとなった。ヤーチャイカからは目が離せない。(text by 鶯巣大介)
ヤーチャイカの過去音源はこちらから
LIVE INFORMATION
下北沢round up 6
2013年11月4日(月祝) @下北沢SHELTER
ヤーチャイカの出演は 18:20〜
OPEN 12:30 / START 13:00
ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 (+2D)
ヤーチャイカ2ndミニアルバム「ふぁるすふろむあばゔ」発売記念 インストア・ライヴ
2013年11月6日(水) @下北沢disk union
OPEN / START 21:00
ADV / DOOR ALL FREE!
YOUNG & FINE vol.2
2013年11月23日(土) @三条Voxhall
ADV ¥2,000 / 学割¥1,500 (+1D)
花泥棒 / ヤーチャイカ / 倉内太 / 夢見てる / (O.A.)kaiware
レコ発記念! ヤーチャイカ presents「空から降る三億の星」
2014年1月13日(月祝) @下北沢SHELTER
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV ¥2,200 / DOOR ¥2,800
ヤーチャイカ / 或るミイ / ボトルズハウス
RECOMMEND
carpool / 7
全国流通音源としては初の本作『7』。 収録されている3曲はすべてが2分台と短く、BPM170越えのスピード、そしてなによりすべてがシングルみたいなトリプルA面とでもいうべきバーンとしてる感も併せ持ち、 こりゃもうすごいことになっております。
モルグモルマルモ / もうひとつの地球
京都を中心に活躍する5人組バンド、モルグモルマルモ。自らの音楽を謎の言葉「ホイチョイチョイ」と称するそのサウンドは、 XTC的なポップセンスと、人懐っこさが同居する。「初期フジファブリックの衝撃」と評価も高い。
オワリカラ / Q&A
その衝動と覚醒感、そして中毒性で注目のロック・バンド、オワリカラのQ&Aは、集大成的な最高傑作が完成! より「開かれた」オワリカラが用意した解答編的マスターピース11曲入り!
>>オワリカラの過去のインタヴューはこちら
PROFILE
ヤーチャイカ
2008年結成。ヨシミは話題の「はこモーフ」のドラムも兼任。 東京を中心にライヴ活動を行いつつ、2枚のdemo音源を制作し完売。2010、11年「shimokita round up」に出演。 2011年「FUJI ROCK FESTIVAL'11 ROOKIE A GO-GO」に抜擢。2012年2月完全自主で初の全国流通盤「ただしくはばたけ、鳥たちよ」リリース。 そして2012年11月ファースト・ミニ・アルバム「メルヒェン」をKOGAより発表。コンタントなリリースとこれぞインディ的独自のスタンスでライヴ活動を続ける。 Vo/G西原は弾き語りでも全国行脚中。
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