語感よりも意味や伝わり方を大事にしている
──「君のバンドが嫌い-I don’t like your band-」や「ミュージシャン-Musician-」は、メッセージ性が特に強い楽曲だと思います。アーティストとして表現することに対して、日々感じていることを教えてください。
僕にとっての音楽は趣味でもあるし、なによりも人生そのものでもあります。歌詞で嘘はつけないし、高校生の頃からお世話になっているエンジニアさんも「Seanくんの曲は歌が入ってなくてもすぐにわかる」と言うほど、言葉にはできない要素も曲にはたくさん詰め込まれています。ミュージシャンが不祥事を起こすと、SNSで「音楽と人を切り離して聴け」なんて言葉が見られますが、僕はそれができないと思います。「問題発言をしたミュージシャンの曲はダメだ!」というわけではなく、歌詞や曲はその人自身として見るようにしています。
──インスピレーションの源は?
時々映画を観て、その雰囲気のまま音楽制作に移ることはありますが、音楽のインスピレーションはほぼ音楽からしか得ていません。
──英詞が多い印象がありますが、「ラブソングはいらない-No More Love Song-」は歌い出しが日本語だったり、時折日本語が混ざっている曲があります。日本語を使うタイミングなど、言語の使い分けで意識していることはありますか?
あまり深く考えているわけではなくて、語感的に合う方を選んで書いています。最近は語感よりも意味や伝わり方を大事にしているので、今後はどんどん日本語の曲が増えていくと思います。
──Instagramにはレコーディングの様子が投稿されています。レコーディングをする際に意識していることを教えてください。
レコーディングで僕が楽器を弾くことはほぼないのですが、他のプレイヤーのディレクションをするときは、プレイヤーがなるべくリラックスできるように、人によっては深く考えすぎないように指示させてもらっています。僕も煮詰まってしまうと絶対にいいテイクが録れないので、歌は絶対にスタジオでは録りません。家や街スタで、時間の制限とかプレッシャーから解放された所で録るようにしています。
https://www.instagram.com/p/CV0QgBWpONB/
──2022年に達成したい、具体的な目標を教えてください。
常にやりたいことで溢れてるので、それを全部やることです! あとは、フェスに出たいです!
PROFILE : Sean Oshima
日本生まれ、オーストラリア人の父と日本人の母を両親に持つ。1999年生まれの22歳。 高校時代から音楽活動を開始、バンドでの経験を経てソロ活動をスタート。 自らを中心に若手のミュージシャンたちと共に作るサウンドは大胆かつ緻密に組み上げられており、 グローバルチャートにおいても遜色がない。 どこかシニカルな洋邦混在詞に乗せるメロディはそこはかとない歌謡曲のような懐かしさも併せ持つ。
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