快適や安心よりも刺激と興奮を! 日本で一番おもしろい(自称)ボロフェスタのコンピレーション・アルバムをフリー・ダウンロード! さらにフェスの確信に迫る対談も!

2002年から幕を開け、もはや京都の名物フェスである〈ボロフェスタ〉が今年もドドン! と開催!! 当初からぶれることなく続けられる、オーバーグラウンド、アンダーグラウンド、ましてやシーンをもゆうに飛び越えるカオティックなブッキングは、他のフェス、イヴェントに大きな影響を与えている。そんな刺激と興奮が充満する〈ボロフェスタ〉の魅力に迫るべく、初期主催メンバーの飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))と、近年、主催メンバーにジョインしたロック・バンド、花泥棒の稲本裕太にインタヴュー。フェスと、その場で生まれる“カオス”を愛する彼らの対談をお楽しみください。また、ボロフェスタのことをさらに知っていただくために、出演者による特別コンピ『BOROFESTA 2014 心の癒し ALBUM』を無料配信!! ヴァラエティーに富みまくったこのコンピレーションが、ボロフェスタの真の魅力を語ってると言っても過言ではないはず。さぁこれで、ボロフェスタに行きたくなっちゃってください!!!
ボロフェスタ2014
日時 : 2014年10月24日(金)、25日(土)、26日(日)
会場 : 京都KBSホール / METRO
チケット :
大前夜祭券[24日(金)] : 前売 3,000円 / 当日 3,500円
1日券[25日(土) or 26日(日)] : 前売り 4,200円 / 当日 4,700円
2日券[25日(土)&26日(日)] : 7,700円(限定200枚)
3日券[2日通し券+大前夜祭] : 10,700円(限定200枚)
vol.夜露死苦券 : 前売 2,500円 当日 3,000円 ☆キャッシュバックあり!
出演アーティスト
〈10月24日(金)〉大前夜祭
SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER / tricot / ボールズ(ex. ミラーマン) / SEBASTIAN X / Homecomings / SKA FREAKS / フジロッ久(仮) / メシアと人人 / バイセーシ / やけのはら / TRIPMEN / ぱいぱいでか美 / クリトリック・リス / GALs_the_PUNK!!! / Wow War Tonights
〈10月25日(土)〉京都KBSホール
中村一義(Acoustic Set) / BURGER NUDS / NAMBA69 / 七尾旅人 / N'夙川BOYS / envy / 片想い / 天才バンド / ゆーきゃん / 本日休演 / LABRET / Baa Baa Blacksheeps / Turntable Films / DJみそしるとMCごはん / Amia Calva / Hi,how are you? / ゴーグルエース / noid / 宮武BONES / folk enough / NATURE DANGER GANG / ぐうたら狂 / valva / ワンダフルボーイズ / 漁港
〈10月25日(土)〉京都METRO
曽我部恵一 / 花泥棒 / ゆるめるモ! / The fin. / Lainy J Groove / HALFBY / 西村道男 / LEF!!! CREW!!! feat. VJ: knzdp (WiFi MAFIA) / mogran'BAR / 西村道男・田中亮太 B2B
〈10月26日(日)〉京都KBSホール
クリープハイプ / 畠山美由紀 / Limited Express (has gone?) / 大森靖子&THEピンクトカレフ / 川本真琴withゴロニャンず / 八十八ヶ所巡礼 / odd eyes × contact Gonzo / 髭 / KING BROTHERS / jizue / 白波多カミン / BELLRING少女ハート / ミライスカート / バズマザーズ / nayuta / Noise and milk / Seuss / THE FULL TEENZ / 白い汽笛 / TheThisTown(ex.dOPPO) / the coopeez
〈10月24日〜26日〉京都KBSホール
チアガール : 愛しの愛DOLL BiS / MC : MC土龍 / Underground stage装飾 : YUMIMPO*
BOROFESTA2014 紹介映像第1弾「開催」BOROFESTA2014 紹介映像第1弾「開催」
>>ボロフェスタ Official HP
>>チケットはこちらから
ボロフェスタ2014開催を記念した特別コンピを無料配信!!
※【2014年10月7日 18:30までにダウンロードされたかたへ】
音源に不具合があった為、M06、M12、M20の音源を差し替えいたしました。お手数ではございますが、再度ダウンロードいただけますようお願いいたします。
V.A / BOROFESTA 2014 心の癒し AL
【配信フォーマット / 価格】
mp3 : まとめ購入のみ 無料
【Track List】
01. Discommunication -- Limited Express (has gone?) / 02. 途中の人 -- the coopeez / 03. Not Well / 04. 耳鳴り -- Baa Baa Blackheesps / 05. ヤメロ! -- ぐうたら狂 / 06. 団地 / 07. すきま風の踊り子 -- 本日休演 / 08. Night on the Planet -- Hi,how are you? / 09. Lost And Lonely -- Noise and milk / 10. warp to MONGOL -- Lainy J Groove / 11. Theme of NDG -- NATURE DANGER GANG / 12. 魔法はとけた -- THE FULL TEENZ / 13. お金 -- メシアと人人 / 14. 日本でサンバ(デモ) -- バイセーシ / 15. シナモン -- 花泥棒 / 16. あそぼう -- フジロッ久(仮) / 17. 0764 -- ゆーきゃん / 18. Mario found me a good Exit -- folk enough / 19. city -- noid / 20. #0624 -- Amiacalva
ボロフェスタのコンセプト、知名度の有無やジャンルに関係なく主催者が「観たい! 呼びたい!」と思うアーティストのみをブッキング。たしかに名前の知らないバンドもちらほら… という方も少なくないはず。でも実際どんなやねん! そんな皆様に向けてオリジナルコンピレーションアルバムを配信いたします! 収録バンドはなんと20組。もちろん既にご存知の皆様の予習にも、観に行けないあなたの心の癒しにも、迷ってるあの子の決め手にも! (メシアと人人 Dr.福田夏子)
【対談】飯田仁一郎(Limited Express(has gone?))×稲本裕太(花泥棒)
京都最強のDIYフェス、ボロフェスタが今年も開催直前! …ということで主催者 / OTOTOY編集長 / Limited Express(has gone?)の飯田仁一郎(vo)と、去年初登場の重要アクト、花泥棒の稲本裕太(vo)を迎え、振り返り対談を決行。さらに今年のテーマ、注目アクトとは? ボロフェスタ流フェスのつくり方までも語ってもらいました。昨年ボロフェスタ・デビューした純東京人の特派員がお送りします!
聞き手&文 : 梶原綾乃

――今年のボロフェスタまで1か月を切ったということで、去年の振り返りからはじめようと思うんですけど。そもそも気になっていたのは、稲本さんはいつからボロフェスタを知っていたんですか?
稲本 : 知ったのは2005年、高校生のときかな。地元の奈良で、音楽好きな友達に「京都にやばいイベントがあるぞ」って聞いていたんです。当時からアンダーグラウンドなバンドをよく呼んでたじゃないですか。それで2008年にはじめて観に行ってみたんです。あの年は何週間かずっと開催してましたよね。
飯田 : あったあった。西部講堂が使えなくなったときかな。
稲本 : そうです。会場の京都nanoもはじめて行く場所だったんですけど、狭いところでめっちゃ勢いがあることやっているし、ボロフェスタってすごいイベントだなと思いましたね。そのあとは会場がKBSホールのときに2、3年はお客さんとして行ってます。いつだか覚えてないですけど、でっかい神輿みたいなのを担いでたときがあって。神輿が会場を行ったり来たりしてたときがありましたよね。
飯田 : 2012年の「セルフ神輿やな。拳が突きあがっているような神社なんですけど、それをあるときにみんなが「わっしょいわっしょい」って担いで、神輿になんねん。

――なんですか、それ(笑)。
稲本 : あんなおかしなイベントないですよ(笑)。そのセルフ神輿をみて、ライヴ以外のこともやってるんだなあと思ったんです。大きい会場でプロを呼んでやってるイベントって普通というか、理路整然としてるイメージがあるんですけど、そうでもないイベントなんだなあと。
飯田 : 全然褒めてないけど(笑)!
稲本 : 理路整然と、「理路整然としてないこと」をやっていると思いました。ブッキングも、オーバーグラウンドとアンダーグラウンドの良いとこ取りな感じがあって。コアな人でも有名なバンドしか知らない人でも楽しめる。それは去年スタッフしたときにも思いましたね。
――「理路整然としてなさ」、わかります(笑)。ちなみにスタッフについては、どんなきっかけで?
稲本 : nanoの店長の土龍さんに「やろうや」と誘われたのがきっかけですね。前にシゼンカイノオキテの佐野さんがスタッフとしてめっちゃ働いてはるところをみてたんで、結構大変かなと思ってたんですけど楽しかったです。僕は警備をしてたんですけど、クリトリック・リスがロビーですごい人を集めたときが大変でしたね。お客さんに「ここで止まらないでください」って言っても全然聞いてくれないし。
――まさに警備の基本的な悩みに直面したんですね(笑)。
稲本 : ロビーだから絶対見えるじゃないですか。クリトリック・リスぜんぜん知らなかったお客さんも、「やばい」って言ってて。
飯田 : あれは奇跡の1日でしたね。裏がクリトリック・リスでメイン・ステージはソウルフラワーBiS階段。なにそれ(笑)。

稲本 : 意味わかんないですよ。あれが、僕がお客さんで見に来たときのセルフ神輿のような圧倒的「理路整然としてなさ」ですよね(笑)。自分でスタッフやってて、「あ、これがそうか」って体感した感じ。
飯田 : できるだけカオスな空間にしたいなと思っていますね。僕はFUJIROCKの第1回目を体験して、その理路整然としてなさに刺激を受けたんです。トータルのテーマは、「安心と快適よりも、刺激と興奮」。安心と快適はロッキング・オンのフェスが最高ですよ。でも僕らのフェスはダイヴもモッシュも起こるし、危ないけど刺激と興奮を与えたい。それがロックじゃねえかと。でも、事故せず楽しんでもらえればと思います。
――なるほどなるほど。では飯田さんとしては去年のボロフェスタどうでしたか? 花泥棒がスタッフとして出ることになって、飯田さんはそれまで花泥棒に対してどう思っていたんですか?
飯田 : ボロフェスタに出るまで花泥棒のことは知らなかったんです。僕は東京にいるし、京都のローカルなバンドを観れるってことはなかなか少ないじゃないですか。だから花泥棒と会えたっていうのは本当に嬉しいわけですよ。去年起こった大きな出来事は、花泥棒、Amia Calva、メシアと人人という3バンドが入ってきたことですね。さっき稲本が言ってたシゼンカイノオキテとか、スーパーノアってバンドが仕切ってくれてた時代もあって。その下の世代ってことで彼らが出てきたんですよ。彼らの活躍っていうのは、今年に大きくつながっていくことだし、それ以外のスタッフもたくさん成長してくれた。
――次世代の京都を代表するアーティストが出てきたっていうのが大きな財産になったと。
飯田 : そうですね。去年は関西音楽シーンがすごい盛り上がってきそうな勢いがあって、Tricotとかキュウソネコカミとか、10-FEETとか関西の人気バンドが出てくれたこともありました。それでソウル・フラワー・ユニオンやトーク・セッションとかで「震災を忘れちゃいけない」という裏メッセージを込めたのが去年の総括かな。
――わかりました。それでは、そろそろ今年のボロフェスタについてお聞きします。まず、テーマはなんですか?
稲本 : バイキングです。
飯田 : わかりにくくてすいません…。まぁでも、漫画「ワンピース」って、いろんなところでいろんなことが起きてることが表現されてて、どーんと楽しい毎日を描いてるじゃないですか、あんな感じです。デンマークでバイキングを見てきたスタッフの子が「楽しそうだった」って言ってて、その感じいいなって思って。これまでのボロフェスタになかった感じだなと思います。

――去年のテーマ「カオス」とは全然違いますね。「これまでにはなかった感じ」ということは、ブッキングは、何か去年との違いを意識したんですか?
飯田 : そんなに意識してないかな。ボロフェスタにはもともといくつかのブッキングの法則があるんですよ。まずクリープハイプのような「武道館を埋めるカッコいいアーティスト」。その次に畠山美由紀さんやソウル・フラワー・ユニオンみたいな「長年続けているカッコいいアーティスト。で、その次が今リキッドルームを埋めるような「今話題のアーティスト」。大森靖子ちゃんとかBELLRING少女ハートとか。あとtricotのような「京都を代表するバンド」とLimited Express(has gone?)や花泥棒のような「主催でありつつ、京都や関西のアンダーグラウンドなヤバイバンド」たち。どれかが欠けないでちゃんとあるから、実は非常にバランス感がとれたフェスだったりするんですよ。だからどの日に来てもめちゃ楽しいんですよ。
――いずれも枠が決められているんですね、なるほど。そのブッキングというのは、主に主催で決めるんですか? ボランティア・スタッフの方も意見を言うことはできるんですか?
飯田 : 俺とゆーきゃん(初期主催メンバーの一人。富山在中)は音楽業界人の目線で知りすぎてしまっているので、あと半年後の状態やメジャーが決まってるかどうか、集客がどれくらいあるかがわかってしまう。そこまで考えてブッキングもしなきゃいけないので、他のスタッフたちの意見を聞いてあげてないこともいっぱいある。でも、基本としては他のスタッフたちの意見を取り入れていきたいとは考えている。どう?

稲本 : おおむね合っていると思います。僕らにもいいか悪いか別として、アイデアを出してくれって言われて。僕らはアイディアをばーっと出して、そのなかから飯田さんとかが「これはいけるかも」って選んでいってもらって。僕はオザケンや川本真琴さんを出しました。
飯田 : オザケンは呼べないけど、川本真琴ならつながりがあるから呼べるかもしれないってことで、ブッキングに至りましたね。

――主催とスタッフ間の風通しが良いんですね。
飯田 : ボロフェスタには優劣がないんですよ。ミュージシャンとスタッフとお客さんが平等に並ぶイベントがしたいと思っていて。そういう思想がわかってくれる人って、結構ボロフェスタで遊んで帰ってくれる人が多いね。最近のフェスって、ミュージシャンが演奏したらすぐ帰っちゃうんですよ。なんかそれって主催からしたらすごいさみしいことで。ミュージシャンを帰りにくくしたい。
――話を少しもとに戻しますが、ゆーきゃんさんや飯田さんは業界人の目線から選ぶけれど、稲本さんたちはアーティストやファンとしての目線から選んでいると。その混ぜ合わせなんですね。
飯田 : 俺やゆーきゃんは、呼びたいアーティストで選んでるんじゃなくて、どうやったらフェスが成立するかで選んでるんです。今年呼ぶべきだと思ったアーティストは、去年を出演したBISのなかからプラニメと、去年のエンドロールで流れた畠山美由紀さん。あとは東京では一番勢いのあるなアンダーグラウンド・バンド、NATURE DANGER GANGかな。
――なんだか、組み立て方がビジネス的だなあと思いました。
飯田 : ビジネスにするならもう一段階集客をあげないといけないかな。ビジネスになるにはすごく考え方を変えないといけなくて、東京でリキッドルーム以上のアーティストだけで成立させるっていうのがビジネスかな。そうしたらリミエキも花泥棒も出れんしね。
――ではBOROFESTAを一言でいうと?
稲本 : めっちゃ熱量が高くて、めっちゃ外へ向けられた内輪ノリ。プロ意識の高い学園祭ですかね。
飯田 : いいと思います。

――アーティストがやる単独企画も、ある部分ではフェスになると思うんですけど、そういうものとはまた違うんですよね。
稲本 : そうですね。バンドの企画なら好きなバンドを呼ぶだけでも成り立つけど、こんな大きいイベントをやるなら好きなバンドだけじゃいけないし。ただ自分が好きなようにするだけではいけないっていうのが違いだと思いますね。僕もバンドの企画では好きなミュージシャンを呼んでいますけど、僕らなりにこのバンドは今呼んでおきたいとか考えながらやっています。飯田さんとかゆーきゃんさんほどの目はまだ持ってないですけど、そういうのもスタッフをやっていくなかで勉強になるかなあと思います。
飯田 : バンドの企画は、バンドを中心に、バンドが発するメッセージだと思うんですよ。だからくるりの「京都音楽博覧会」は、バンドのイベントなんですね。くるりが呼びたいアーティストを呼ぶし、くるりが最後に演奏すれば締まる。リミエキの目線から見たら、ボロフェスタはリスペクトしているけど、そんな好きじゃないものだと思う。別にバンドとしておいしいイベントではないから。花泥棒からしたら、自分達の企画はやったほうがおいしい。多分、ボロフェスタっていうのは個々人によって違う、たくさんの「僕たちのボロフェスタ」っていう概念が集まってできているんですね。
――好きなものを呼んでいるけれど、うまく一線を引いてるんですよね。エゴを出しすぎないところがバンド企画との違いなのではないでしょうか。
飯田 : そうだね。みんなの好きなものを持ち寄ったのがボロフェスタ。大前提として好きなもの、いいものを選んでいるのは間違いないし、そうじゃないものを呼ぶなら、売れっ子のダンサーとか呼んだほうがいいと思うし。あっ、でもスタッフの中で売れっ子のダンサーが好きな人が入ってきたら、ぜひ売れっ子のダンサーを呼びますよ。
一同 : (笑)。
――では、今年のバンドで特におすすめのものはありますか? 私はTurntable Fimsを楽しみにしています。
飯田 : 東京の人にそう言ってもらうのがいいですね。
稲本 : 川本真琴さんは僕の青春のひとつなので楽しみです。2010年にめちゃくちゃ久しぶりにアルバム出すまでは2枚しかアルバム出してなかったんですけど、ファーストがすごい名盤で。あと、最近のメシアと人人は去年よりもすごいですよ。僕的「京都の若いバンドでめっちゃカッコいいバンドたち」の1つです。メシアとかフルティーンズとか僕ら(花泥棒)とかなんですけど(笑)。3バンドで1位に並んでいます。
飯田 : クリトリック・リスよりいいってこと?

稲本 : ちょっとベクトルが違うんで比べにくいかな… (笑)。あと大阪ですけどボールズですね。僕が京都に住んでたときから、音楽的シンパシーを感じる関西のバンドのひとつで。やりたいことめっちゃわかるわ! って思ってます。それが実際すげえ売れてメジャーに進出しましたからね。
飯田 : ちなみにね、Wow War Tonightsがいろんな意味でやばいです。メイン・カルチャーなんですよ。クリトリック・リスとかNATURE DANGER GANGは、私的にはサブカルチャーのおもしろさなんですけど、メイン・カルチャーでおもしろいものがいかにすごいかっていうのを観てほしいですね。
稲本 : 本当に誰が観ても楽しめますよね。京都のバンドの人の結婚パーティを京都MUSEでやってたときに、ものすごい盛り上がってましたよ。新婦の親族とかにすごい絡んでて(笑)。
飯田 : 前夜祭は、Wow War Tonightsからのクリトリック・リスですからね。最狂ですよ。
――裏メイン・アクト間違いなしですね (笑)。それでは最後になりますが、お二人にこれからボロフェスタをどうしたいか、どうなってほしいか語っていただきたいです。まずは稲本さん。
稲本 : ボロフェスタは僕が目指すバンド像と近いものがあるんです。すごいアンダーグラウンドな部分とかインディな部分をバックグラウンドにして、すごく大衆的なものをつくりあげるっていうこと。それをどんどん高めてほしいですね。僕もそんなバンドをしようと思っているので、このまま頑張ってほしいです。
――わかりました、ありがとうございます。飯田さんは?
飯田 : ボロフェスタを帰って来れる場所にしたいですね。京都って町は出ていく人が多い。大学は京都に来て、就職して旅立っていく人が多い。なかなか京都に何年もとどまるひとって少ないんですよ。でも京都という町がすごいよくて、大学時代もやっぱり楽しかったんですよ。だから京都に帰ってこれるような場所を作りたい。だから去年は畠山美由紀さんの「わが美しき故郷よ」をエンドロールに流したんですよ。1年に1回ボロフェスタがあったら、ボロフェスタと観光を合わせて戻ってこれるような人がいっぱいでてこないかなあ、と常に思いながらやっているのがボロフェスタです。
――納得です。今年も多くの人が京都に帰ってくるのを楽しみにしていると思います。ありがとうございました。
飯田、稲本 : ありがとうございました。

〈ボロフェスタ2014〉出演アーティストによる作品をチェック!!