ゴールデンウィークに聴いてほしい!! OTOTOYスタッフおすすめの作品

2025/04/30 12:00

GWに聴いてほしい一枚

宇宙をテーマにした超大作!

富士山ご当地アイドル3776による、衝撃的なコンセプトのアルバム『The Birth and Death of the Universe through Mount Fuji』。そのコンセプトは、「宇宙の始まりから終わり」と「高校生活」を重ね合わせ、ポップ・ソングで描き出すというもの。文字通り、天文学的数字のカウントが全編にわたって刻まれ、まさに宇宙を感じさせる仕上がりに。こちらはサブスクにもありません！ハイレゾ音源の配信はOTOTOYのみ！また5月には、今作の完全再現ライヴの音源も配信予定です。その前に今作をまずはお楽しみください！(西田)

原点回帰的な一枚

せっかくのGW、長いアルバムを通して聴いてみませんか。インド古典音楽の巨匠ラヴィ・シャンカールを父に、ノラ・ジョーンズを姉に持つ、現代シタール奏者、アヌーシュカ・シャンカール。現代的な感性とモダンな手法で現代インド音楽を切り拓いてきた彼女が、“HOME” であるインドの伝統に立ち返って、美しく瞑想的な旋律を奏でるアルバム。連休中、深い安らぎを得たい時間に。インセンスを炊いたりも良い。全4曲収録、55分14秒。(高田)

綺麗なだけじゃない

GWは外出を控えるという人が増えているそう。自分も初日以外は予定が入っておらず、家でゆっくり過ごす予定です。今回は、それにちなんで君島大空の宅録盤を。クラシック・ギターを主軸にドローンのエッセンスを練り込んだ、美しく、どろりとした一枚。ライヴで幾度となく演奏されてきた名曲"向こう髪"や、自然に調が移り変わりながら、最後にあえて過剰にコンプレッサーをかけることで不気味に歪ませた"銃口"など全6曲が収録されています。全編通して音の腰が低く、落ち着いて深く沈み込める楽曲群となっています。ぜひ。(菅家)

「キルラキル」の音楽の全てを網羅した一枚

大型連休はどこも人が多くてあまりお出かけしたくないけど、楽しいことはしたい……そんな時はやっぱりアニメやドラマ、映画の"一気見"ですよね。今回おすすめしたいのはTRIGGER制作による『キルラキル』。私は2月ごろに鑑賞(2回目)したのですが、全24話でサクッと観れるので"一気見"デビューにピッタリな作品だと思います。内容ももちろん最高なのですが、何より劇伴がかっこいいのが推しポイント! ギター・サウンドが熱いロック調の"Before my body is dry "、ピコピコと怪しげに鳴るシンセサイザーが最高に"あのキャラ"っぽい(とあるキャラクターのテーマソングなのです)"犬Kあ3L"など、様々なジャンルの音楽がてんこ盛りで、まさに「笑いあり、涙あり、友情あり、お色気あり、なんでもあり」なキルラキルにピッタリのサウンド・トラックです。(藤田)

色褪せない、衝撃の一枚

先日の悲しい知らせを聞いて、改めてこの作品を聴き返しました。このアルバムがリリースされた当時の衝撃はいまも記憶に新しいですし、この人たちがシーンを動かしていく存在になるんだと思わされた2010年代前半。圧倒的にスキルフルなラップと、ソウルフルでフレッシュなトラック。いま聴いても問答無用にマスターピースだなと。実はこのアルバム、CDリリースが結構延期したんですよね。実はOTOTOYではCDリリースの2ヶ月前から先行配信をしていた…なんてことは自分がOTOTOYに入ってからその後知ることになるわけです。しかもこのOTOTOYで配信している音源はマスタリングがCDとは異なっているというところも含め改めてこの作品を。FL$ 4EVER、ずっと聴いていきます。(高木)

アルゼンチン音響派の傑作

きっかけは全く思い出せませんが、今更ながら2000年頭に「アルゼンチン音響派」と呼ばれた音楽をよく聴いていました。あらゆるものが混然としたポスト・ロックにフォルクローレが組み合わさったものと捉えてます。フアナ・モリーナはその中でも代表格とされているアーティスト。美しい鳴りのピアノの奥で、人々が話す声や水が滴る音などが漫然とした感じでコラージュされていく、綺麗だけど不気味なムードが常に漂っています。(津田)

必聴の"美DUB"

UKダブ・バンド、トラディションの1980年作。亜熱帯圏の湿度がたちこめるような水っぽさとSF的な怪しいきらめきにどっぷり浸りたい。というか軽い気持ちで流すと全身脱力浮遊状態になること必至なので、時間のあるGWは堪能するのにぴったりなのでは。(石川)

GWに、あえてドラッギーな一枚

ここ最近はパンド・ベアとのコラボで名前があがってきている、UKサイケデリック・ロックのベテラン、1989年のソロをあえての。GWの澄み切った空に冴え渡る轟音フィードバック＆弛緩の局地から涅槃へと誘う電子音。クラウトロックやアンビエント、さらにはダブなどなど、その手の飛び音の粋が詰まったスカッと爽やな（内実濃厚ドロリ）なサイケデリック・ロック。(河村)