2012/12/07 00:00

あなたが決める今年の一枚!

OTOTOYで2012年に発売されたアルバムの中から、OTOTOYに関わる様々な人… その数24名が5枚ずつ選出。そのノミネート・アルバムの中から、皆さまの投票(2012年12月28日21時迄)による『Member's Choice Award』、ライターと編集部の激論による『Editor's Choice Award』(激論の模様は、2012年12月28日20時からTV♭にて放映)、2つのOTOTOY Award 2012を決定します!!! 受賞したアルバムのアーティストには、OTOTOY特製のトロフィーを贈呈します。

1、『Member's Choice Award』(参加型)
ノミネート・アルバムから、OTOTOY会員の皆様の投票により『Member's Choice Award』を決定します。今年良かったと思うアルバムの「投票する」ボタンをクリックしてください。

【投票方法】
『Member's Choice Award』の投票方法
今年一番良かったと思うアルバムのジャケット下にある「投票する」ボタンをクリック
   ↓
「本日投票済」となり投票終了

【投票の決まり事】
・投票(ボタンをクリック)は、1人につき1日1回しか出来ません。
・投票期間 : 2012年12月11日(火) ? 2012年12月28日(木) 21:00迄。

【プレゼント】
投票していただいた皆様の中から抽選で5名の方に、OTOTOY POINT、10,000ポイントを贈呈します。
2、『Editor's Choice Award』(今年はUstream中継も有り!)
ライター、編集部、エンジニア、インターン等、総勢9名が議論を闘わして選出する『Editor's Choice Award』。しかも、今年はその様子をTV♭で放送します!! 日時は12月28日(木曜日)20時より、TV♭(https://ototoy.jp/tvflat/)にて。是非ご覧下さい!

『Editor's Choice Award』選考会
開催日時 : 2012年12月28日 20時~
TV♭のチャンネルはこちらから

OTOTOY Award 2012 結果発表
発表は、『Editor's Choice Award』選考会、21時15分よりTV♭にて(後日、特集ページにて掲載)。
日時 : 2012年12月28日 21時15分~
TV♭のチャンネルはこちらから

受賞者にはOTOTOY特製トロフィーを授与!

見事受賞したアルバムのアーティストには、オトトイ特製のトロフィーを贈呈します。果たして、喜んで受け取ってくれるのでしょうか? 今年は去年以上に気合いを入れてトロフィーを用意しますので、アーティストの皆様、期待していてください。OTOTOY Award 2011の受賞者は、畠山美由紀と奇妙礼太郎でした。

2011年受賞はこちらから → URL
2011年受賞結果はこちら →URL

OTOTOY Award 2012開催決定!

さてさて、今年もOTOTOY Awardを開催します。実は、既に5年目のこのアワード。初年度は、recommy Awardって名前だったんです。2008年は、ウリチパン郡『ジャイアント・クラブ』。2009年は、カーネーション『Velvet Velvet』とDischarming man『dis is the oar of me』。2010年は、クラムボン『2010』とチャン・ギハと顔たち『何事もなく暮らす』。そして、昨年が、畠山美由紀『わが美しき故郷よ』と奇妙礼太郎『GOLDEN TIME』でした。自分で言うのも変ですが、OTOTOYっぽいですねw。このアワードは、いつか「レコード会社やメディアの方々も巻き込んで、帝国ホテルで開催したい! 」 なんて思っていますので、皆様、どしどしご参加下さいませ。音楽業界は、低迷していますが、こっからは、登るだけ。2013年は、明るいことを信じて疑いません。何故なら、作品のクオリティは、全くもって低迷していませんので!

飯田仁一郎(OTOTOY編集長 / Limited Express (has gone?))

OTOTOYが選ぶOTOTOY Award 2012 ノミネート・アルバム

高橋健太郎's CHOICE

HQDでリリースされた作品のみから選びました(自分がレコーディング~ミックスしたものは除きました)。DSDを含め、ハイレゾリューションの音源は増えてきたようで、いざ、一年を振り返ってみると、まだまだ少ないですね。そんな中、伊藤ゴローさんの『GLASHAUS』は製作段階でもDSDでの再生がリファレンスだったことが窺え、CDでもよく聞いていますが、DSDに耳を澄ますとさらに格別。こういう形が2013年以後、もっと増えると良いなと思います。

伊藤英嗣(COOKIE SCENE)'s CHOICE

デヴィッド・バーンとセント・ヴィンセントのコラボは、結果として音(やヴィデオ)に現れた「マッチングの素晴らしさ」に、すごく感動。この表現、あまり使いたくないんだけど、なんか救われた(笑)ような気分になった。別に「似てる」わけじゃないけれど、たとえばフランク・オーシャンとかが好きな方は、ECDも是非聴いてみてほしい(あなたがどう感じるか、興味深い…)。ヴィタリックは、音はもちろん、言葉(やヴィデオ:笑)との組みあわせが最高。ケトルスはオトトイTV♭で知りました(笑)。そしてオウガは、やはり今の日本のバンドの最高峰のひとつ。彼らの場合も、最新クリップがまた良かった。さすが! と思いましたー!

竹中直純's CHOICE

〆切が決められるとどうしてもどうしてもそれを大幅に超過したくなる性分なため、最後の提出となりました。最後でかつ編集過程の記事を見ることができたので、他の選者の皆さんが出してくれたアルバムとの重複をなるべく避けて選出しています。その中でも敢えてカブりまくりの『Mother's Food』は、音楽配信コンテクストに於いて、あまり詰められることのない曲の価格についてスマートに(結果的に)問題提起をしている点を最重要視しました。アルバムページを見ると分かりますが、料理の材料費がそのまま価格になっています。海外だと一曲単価は0.99USDが基準になってたりする中、日本では150円でも高いとか250円へ値上げするだとか、エンドユーザーもレーベルサイドも悩み抜いているように自分は思うわけですが、脱力をさそうような理由でしかも、えびちりが186円。不思議な説得力があります。こんな値付けで販売されるアルバムがもっと増えてもいいなと思う昨今です。また、『カラフル』は2011年作品ですが、2011年のAwardの期間後のリリースなので選出対象としています。
… と書いたのですが、『Mother's Food』の代わりに急遽12/20に『All is Silence』を独断で突っ込みました。みそしるちゃんは他の推薦もあるし、強く生きていけるはず!という勝手な思い込みで、半年前のアルバムに感動してたのをうっかり選び忘れてたAmetsubを改めて推します。

屑山屑男(TRASH-UP!!)'s CHOICE

今年は、ダンボール・バットの新譜を聞く事ができただけでもまずは良しとしたい。しかも、本作は彼らの最高傑作だろう。こんな時代だからこそ、歌詞もバッチリ決まっている。 odd eyesとDJみそしるとMCごはんは、本当によく聞いた。聞く場所を選ばないポップ・ミュージック。BiSのアルバムは、2012年のアイドル・ブームが生み出した最大の至宝となるだろう。ジャンルを超えて若者達が聞き継いでいくであろうエモい名盤。泉まくらは、今まさに聞いているところ。この人は、もう少し聞いていたいという理由で。2013年の社会は今よりもっと悪くなっているかもしれないが、どんな時でも音楽を聞く事だけは続けていきたい。

滝沢時朗's CHOICE

昨年同様に国内限定。田我流は個人の問題を考え抜くことで社会の問題に掘り抜け、しかも、それをヒップ・ホップ的な虚実皮膜の表現として昇華していて最高。『水星』はネット中心のダンス・ミュージック文化を愛する人達にとっての「今夜はブギーバック」のようでステキ。OMSBはマイノリティの心情をタフなラップとエッジのきいたトラックで描くも根底はエンターテイメントなところにしびれる。昆虫キッズは海外の様々な音楽を参照しつつ日本の都市に住む若者の感覚を描く今までのスタイルの集大成。禁断の多数決はアニコレ~チル・ウェイブの流れが持つ音楽性とカルト感を相対性理論にも似たドメスティックな感覚に接続したようで面白い。

渡辺裕也's CHOICE

気がかりなことがたくさんありすぎて、なかなか一年を振り返るような気持ちになれません。今回は「万が一これがノミネートもされてなかったらよくないだろう」と意識しながら作品を選ばせて頂きました。特に記憶が薄れがちな一年の前半にリリースされたものを中心としています。なんとなく今年のアウォードは予想がついているんだけど、どうなるんだろう。

金子厚武's CHOICE

昨年終刊した某音楽雑誌風に言えば、2012年は「ももクロ(BiSでもいいよ)に勝てない日本のロック」な一年だったということになるでしょうか。アイドルやボカロに押されっぱなしで、「バンドヤバくね? 」と何度言われたことでしょう。でもね、今年も素晴らしい作品はたくさん生まれてるんです。ceroとTurntable Filmsはカクバリズム & セカンドロイヤルの10周年に相応しい、レーベルの過去と未来をつなぐ傑作だったし、きのこ帝国とQomolangma Tomatoは現実との摩擦から生まれる音楽のダイナミズムを改めて示してくれました。Klan Aileenは、日本にピッチフォークのようなサイトがあれば、カルト的な人気を誇ったであろう極上のサイケ盤です。うん、今年も充実してたじゃん。

田山雄士's CHOICE

さてさて。いきなり私事ですが、今年は初めて大幅に体調を崩してしまいまして、一年の2/3を病床で過ごしました。なので、各方面にたくさんのご迷惑をおかけしてしまったことをまずは陳謝。にもかかわらず、こうしてベスト5を選ばせていただけることは本当に多謝。でございます。で、2012年。前年から容赦なく押し寄せる世の崖っぷちムードを、多くのアーティストはいい緊張感に変え、各々の作品に落とし込んでいたと思います。サウンドだけ素敵な人はいっぱいいるので、どうしても歌にも強度がある音源に惹かれますね。あと、きれいに整ったものよりも、むしろスキや綻びがある作品に未来を感じます。2013年はどうなりますことやら。はてさて。

高野裕介's CHOICE

このほかにも、フライング・ロータスやアニマル・コレクティブのアルバム、ショピンの2枚のシングルなど、年間ベストを狙える作品は沢山ありましたが、諸般の事情で今回は日本人ミュージシャンのアルバムに絞りました。良質な旧譜が手頃な値段で買える今の世の中では、同時代のライバルにはもちろん、歴史に残る名作とも争えるクオリティがないと、リスナーの財布の紐を緩めるのは難しいですが、ここで挙げた5枚はいずれもそれを満たしていると思います。あと、BiSの24時間ライヴは企画的にも内容的にも、記憶に残る出来事でした。

青野慧志郎 's CHOICE

学生の頃は同時代の音楽をほとんど聴かなかった自分が、最近、今現在の世界で鳴らされる音にも強く惹かれるようになったその理由は、学生時代にジャズという音楽の「その瞬間を音にする」魅力に取り憑かれたことと、本質的には同じであるように思う。ここで挙げたのは、現在という未踏の時を開拓する音楽たち。こうした面白い動きが、Telekovや吉田ヨウヘイgroupといったバンドのように、自分のすぐ近くでも蠢いていることに興奮を抑えきれない。渋さ知らズやマリアンヌ東雲なども巻き込んだフジロックでのパフォーマンスも素晴らしかったヒカシューの主犯格=巻上公一は、自身の主催する音楽イベント「Jazz Art せんがわ」によって、飼い馴らされた日常の即興化を試み続けている。また、Vijay Iyerをきっかけに現代ジャズへの興味も再燃し、現在という瞬間の豊潤さを再認識した2012年だった。

斎井直史's CHOICE

ggg

JJJ

¥ 1,019

田我流のお陰でガキの頃から聴いてるラップの聴き方が変わっちまったよ。このアルバムが、とてつもない集中とフラストレーションの産物なんだって事くらい、誰が聴いても明白だ。 俺はイントロで泣いちまったよ。あと、田我流と同じくらいヤバかったのはEVISBEATSだ。このアルバムはレイド・バックなんてもんじゃねえ。こりゃ"GEDATSU”だぜ。あと、jjjだな。俺が奴のフッドに踏み込んで「Yo,メイクマネーしないか? 」って声かけたんだ。そしたら、『ggg』が記録塗り替えるヒットだぜ。そして今俺が記事を書いてるFla$hbackSは、更に進化している。今年の総括は『FL$BKS』聴いてから考えな。最後は悩みまくったけど、GAMEBOYSだ。最高すぎて笑っちまうぜ。

小澤剛's CHOICE

今年も素敵な作品がたくさんリリースされました。その中から5つの作品を選ぶのは楽しいものです。音楽のことを考えるのはだいたいいつも楽しい。2012年の出来事を振り返ってみると、とても素晴らしかったピート・ロック&C.L.スムースの来日公演のことが頭に浮かびます。音楽について語ることや書くこと、音楽を通して人と人が繋がること、そういったことの素晴らしさをあらためて教えてくれたライヴでした。

関口香菜's CHOICE

2012年も早いことで、総括の時期に入ってしまいました。時間の流れと音楽は密接なつながりがあると感じています。そこで、この1年を振り返って、「あの時期、これを聞いてたな」とか個人的な印象に残っているもので、周囲からも評判の良かった5枚を選んでみました。元々の好みではありますが、今年は特にポップなものを好んでよく聞いたと思います。昨年2011年を振り返ると、震災やそこに端を欲する切実なメッセージを含む出来事や楽曲が多かったから、その反動かもしれません。パワーをもらったり、気の抜けた日常に触れたり、幸福感をわけてもらったり、気持ちがよかったり、音楽のシンプルでポジティブな部分を感じた1年でした。

櫻井希's CHOICE

3.11から始まった復興支援の活動、反原発運動、5月から始まった風営法改正の署名運動など、個々人の力を集めて、変化を起こしていこうという動きが、より一層感じられるようになった一年だったと思います。そこで鍵となるのが若い力! ということで、安全地帯、山下達郎など、ベテラン勢の精力的な活動に負けない勢いを持ち、アーティストとして、バンドとして一歩抜きん出た独自性を確立した、(比較的)若手のアルバムを選んでみました。どのアーティストも2012年で活動の幅を広げ、”やりたいことをやっている”感があります。いいね! の一言には収まりませんね。来年も大注目です!!

鰐川 翔伍's CHOICE

2012年6月から約半年間。OTOTOYに携わってきて、もう年の瀬かと。季節の流れの余りの早さについていけない1年だった気がしています。震災以降に自分の中で生まれた「ポップへの希望」が、この5作品を選ぶ上での重要なテーマになっているのではないかなあ。音楽の発信が良い意味でも悪い意味でも「ルーズ」になった現代に於いて、実際に現場へ足を運びたくなる様な作品は名盤といって良いんじゃないでしょうか。そういった意味でも、今年は生でたくさんいい音が聞けて幸せだった。こうして振り返ってみると、1年間を意識して音楽を聴いてみるというのも結構面白いなあ、なんて気付いたり。最後にヒップ・ホップ枠として、PUNPEEの「MOVIE ON THE SUNDAY」を入れたかったのですがOTOTOYでは取り扱っていなかった... 残念。

上野山純平's CHOICE

Doit Science「都市計画」のMVと来来来チーム「天国」のMVディレクターが同じだった(onionskinという映像制作チーム。トクマルシューゴ「Decorate」のMVも担当しています。どのMVも最高です)のでビックリ。まさかこんなところに共通点があるとは思わなかったです。こんな風に視点を一歩後ろにずらして、音楽の周りで起こっている事まで目を配ると、とても多くの発見がある。そんなことに気付いた一年だった気がします。他の3アーティストについても同じで、もちろん第一には音楽に感動したけれども、第二にはインタビューで語られたことだったり、ライヴでの照明効果だったり、演奏の立ち居振る舞いだったり、そんなところにも心が動くポイントがありました。

岡本貴之's CHOICE

音楽について文章を書く度、事あるごとに合言葉のように震災に触れようとしてしまう“利便性”みたいなものに自己嫌悪も感じたりしたのだが、やはり全く目を、耳をそらすわけにはいかず、むしろ昨年よりも震災後の影響を音楽から感じてしまった一年だった。そんな中にあって心からジーンときた優しいアルバムを選んでみた。eastern youthのアルバムはいつどこで聴いてもそこが自分の『叙景ゼロ番地』。世間を遮断して孤独になりたい時に良く聴いた。bananafishは世代的に影響下にありそうなオルタナ感を感じさせずガレージ風だが暴力的な匂いはさせずかといってポップなだけじゃない不思議なバンド。2013年の活躍に期待を込めてチョイス。

藤森沙羅's CHOICE

今年、わたしが出会った、「リアルタイムでこのアーティストの音楽を楽しむことができて嬉しい」とか、「未来の楽しみが増えた」と思わせてくれたアーティストの作品の中から、五つアルバムを選びました。結果的に、同年代や女の子が多くなって、嬉しいです。

梶原綾乃's CHOICE

今年はすばらしいニューカマーに恵まれた1年だったと思います! animal collective直系のミュージック・センスを持つ禁断の多数決。現代音楽シーンに新しい風が吹き込まれたことを象徴するアルバムとなっております。そしてお次はDJみそしるとMCごはん。歌詞がコロッケのレシピになってるあのアニメ・ソングもビックリのお料理ラッパーです。moe and ghostsは、一度聴いたら忘れられない唯一無二のラップで私たちをあの世へ誘います。相次ぐバンドの活動休止やダウンロード法改正などで波乱もあった1年でしたが、シーンを押し上げてくれる根強い姿勢を持ったミュージシャンばかりで刺激的な2012年でした!!

加瀬成's CHOICE

思えば2012年は人類滅亡の年と言われていました。人類が滅亡するということは、女性SSWも滅亡!? …そんなことが起こっては困ります。2013年もこの5人のSSWの歌を僕は聴き続けたいのです。彼女たちは、前作からの成長や発展が伺える作品を作り上げた5組であると同時に、なによりこれからが楽しみで仕方ない5組です。柔らかな優しい歌、ホッとする暖かい雰囲気や女性らしい彩り豊かな表現はいつの時代にも受け継がれるべきものだと思います。この5組の未来ある作品に出会えて、また来年も素敵な歌が聴けることを確信しました。結局人類は滅亡しないし、女性SSWだって滅亡するわけないんだ。

松田里子's CHOICE

色んな事を感じ、考え、立ち止まる事の多かった2011年から、2012年は公私ともに変化の大きな1年でした。新たな音楽や人との出会いを物語ってくれる5曲。音楽も人生も一期一会だと、陳腐な言葉かもしれないけれど痛感する1年でした。2013年への期待も込めて。感謝。

和田隆嗣's CHOICE

2012年は、国内勢のMC、ビート・メイカーが飛躍的に活躍し、シーンを盛り上げたと思う。中でも、アンダーグランド・ラッパーから這い上がり、ラッパーという存在を越え、役者としての存在感を見せつけた田我流。2012年衝撃の問題作だったと思います。更には、毎月EPをリリースし続けたLOW HIGH WHO? PRODCTIONからEeMu。アーティストとしての底が見えない可能性を感じました。また術ノ穴代表Fragmentのビート主体のアルバムも、次のステップに上がる為の熟練のアルバムとなった。更に、シーンを盛り上げ続けたQNの今後には要注目。更に、kilk recordsからhydrantのセカンド・アルバムは44曲入りという壮大なチャレンジを行いました! 大いに楽しませてもらった2012年でした!

藤森大河's CHOICE

全て、今年リリースされた1stアルバム! どれも面白かった! 音楽! というわけで、ざっと。DJみそしるとMCごはんは、音楽と音楽以外のバランスが絶妙な塩梅。可能性がヤバい。younGSoundsは、よく分からない強度に圧倒されました。アウラのような。no.9 orchestraは、キラキラと爆裂の距離感に、ぐっときた。アニス&ラカンカは、コンセプトとクオリティの絡みが抜群。Team Meは2ndアルバムが楽しみです。で、個人的に、音楽とかアーティストが音楽界隈とだけツルんでいてもしょうがないと思っているので、来年も、音楽と音楽以外のものをガンガン絡めて、予想外の愉快な反応を起こしていこうと思っています。良いお年を!

井上沙織's CHOICE

今年一番衝撃を受けたのはXINLISUPREMEの存在でした。ゆーきゃんは、活動の拠点を京都に移した後の録音作。穏やかだけれどもしっかりと根が張られている、力のあるアルバム。トクマルシューゴは、前作リリース以降のアグレッシブなライヴがいつ観ても素晴らしく、待ち望んだ新作でした。oono yuukiはインタビュ―での「曲の強度」についての考え方が印象深く。会社を設立し、身ひとつでの活動を始めたRie fu。アーティストとしてのあるべき姿を求めて、やりたいことを成し遂げていく彼女の、来年の動きが楽しみです。

西澤裕郎's CHOICE

女性アーティストの活躍が目立つ、そしてそれが定着した1年だったと思います。2013年は、ジャンルや男女など関係なしに、おもしろいもの、キャッチーなものがしのぎをけずる本当の意味での戦国時代になるのではないでしょうか。個人的なことですが、今年は本当に多ジャンルの音楽を聴いて発見の多い年でした。とても5枚に選びきれないと思い、無理矢理10枚選ばさせてもらいました。バラバラなように見えて、どれも芯の通った深い作品です。ジャンルを越えて音楽に触れていきたい。それを強く思う1年でした。

JJ's CHOICE

編集長権限により、2012年の忘れちゃ駄目マスト・アイテムを10タイトル選出。昨年に引き続き、激動の時代は続く。政治、原発、領土、TPP... 多くの問題は目の前に山積み。そして、音楽業界は更なる縮小。CDの売り上げは下がり続け、閉店した市ヶ谷の一口坂スタジオは、まさに音楽業界の栄華盛衰。オリコン等のチャートよりも、YouTubeの再生回数合戦になっていたり、アイドルやボーカロイドが全盛を極め、その分、ロック等の分野が大きく沈んだのも象徴的。そんな時に必要なのは、強い精神力と、新しいアイデア。楽曲だけでなく、アートワーク、映像、音質、そして販売方法の探求は、必ず音に表れる。2012年は、多くのアーティストがそんな時代を自覚し、果敢に挑戦した時代だったように感じています。こっからは、登るだけ。2013年は、明るい。

LINK

recommy Award 2008 : https://ototoy.jp/feature/20081212
OTOTOY Award 2009 : https://ototoy.jp/feature/20100112
OTOTOY Award 2010 : https://ototoy.jp/feature/20101221
OTOTOY Award 2011 : https://ototoy.jp/feature/2012011101

この記事の筆者
オト トイ

OTOTOYの運営事務局です。 よろしくお願いいたします。

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