Beat Records

コラム
OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2024年の10作品
今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。絶妙にどんな人が本サイトを運営しているのか? そんな自己紹介もちょっとかねております。2024年は、それぞれなにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? ということでスタッフ・チャートをお届けします。(五十音順) ...…

連載
アキラの鉄拳──〈アーカイ奉行〉第30巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

連載
微笑みの女神1000%──〈アーカイ奉行〉第27巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

連載
めんたいファイヤー ──〈アーカイ奉行〉第26巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

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赤まむし、生たまご──〈アーカイ奉行〉第25巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

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ショップ、ショック、スプリング──〈アーカイ奉行〉第16巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

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イッチバァーーーン! ──〈アーカイ奉行〉第11巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

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森脇は元気ですか──〈アーカイ奉行〉第7巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

連載
耳慣れないよ、“ディフィニティヴ”──〈アーカイ奉行〉第6巻
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…

コラム
OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2020年の10作品
今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。いろいろ大変だった2020年、なにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? 今年は新人、梶野に加えてインターン、そしてコントリビューター枠としていろいろと関わっているライター陣の方にも書いてもらいました。 ■OTOTOYスタッフ■...…

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REVIEWS : 008 海外インディー(2020年9月)──井草七海
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、先日公開した羊文学のインタヴューも担当した、音楽ライターの井草七海が登場。音楽メディア『TURN』での執筆をはじめ、最近では海外アーティストのライナーノーツを担当する井草七海が選んだ9作品はこちら。...…

連載
REVIEWS : 004 エレクトロニック&アザーズ(2020年5・6月)──八木皓平
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はエレクトロニック・ミュージックを中心としたセレクトで八木皓平が担当。ドラム・ビートはほぼなく、ベースラインも強調されず、ほとんどの楽曲はダンサブルというよりかなりイビツなリズムが基盤となっているエレクトロニック・ミュージック。ここに色鮮やかで、煌びやかなシンセの音色を足すのが、イタリアのミラノを拠点に活動を展開するロレンツォ・センニのセンス。トランスを研究し、辿り着いた彼の境地がここにある。キャッチ―で…

インタヴュー
空間を生成するピアノと電子音、フィールドレコーディングの地図──原摩利彦『PASSION』
野田秀樹演出の舞台作『Q:A Night At The Kabuki』のサウンドデザインを担当、また日本を代表するアートコレクティブ『ダムタイプ』のメンバーとしても活動、森山未來もダンサーとして参加している世界的振付師ダミアン・ジャレと彫刻家名和晃平によるプロジェクト『Vessel』では坂本龍一と共に劇伴……などなど、音楽家として活動を多岐にしている原 摩利彦。こうした劇伴などの作品リリースを経て、自身のソロ・ワークとしては3年ぶりとなるアルバム『PASSION』をリリースした。ピアノ、電子音、そしてフィー…

インタヴュー
OTOTOY x mora共同企画──好き者スタッフが語り尽くす、アニメと音楽の2018、ココがすごい!
え〜、もうね2018年も終わりですよ。OTOTOYの会議室では、なにやら眼鏡のふたりが早口でまくしたてるように話しております…… なんでしょう、どうやらアニメとその音楽に関する内容みたいですね。え、なにやってるの、こちらの眼鏡はOTOTOYの伊達くんじゃないか、あ、そちらの眼鏡はmoraスタッフの関取さんじゃないですか……ということで、この記事は、初のmoraとOTOTOYの共同企画として、ふたつの配信サイトのアニメと音楽をこよなく愛するふたりのスタッフに来てもらい、ざざざっと語っていただきました。記事内で…

インタヴュー
Yap!!!、2作同時リリース記念対談──石毛輝(Yap!!!) × MONJOE(DATS / yahyel)
the telephones / lovefilmとしても活躍する石毛輝が始動させた3ピース・バンド、Yap!!!。2018年9月5日に2作同時でEPをリリースした。2nd EP『Monochrome』では、まさにYap!!!の真骨頂ともいえる、人々を踊らせフロアを熱狂させるダンス・ミュージックが詰まっている。また、コラボレーションEP『Bichrome』には、CHAIからマナとカナ、菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、小出祐介(Base Ball Bear)、Koji Nakamura…

レヴュー
【REVIEW】ビート・ミュージックのルーツを探る──Dabrye、三部作の完結を記念して過去作のリマスターをリリース
タッド・マリニックスによるヒップホップ・プロジェクト、Dabryeによる三部作シリーズが、彼の12年ぶりとなるニュー・アルバム『Three/Three』を以てついに完結。これを記念して、三部作の一作目『One/Three』にリマスタリングとボーナス・トラック3曲を加えた復刻盤がリリースされる。2001年にリリースされた本作は、現在ではすっかりお馴染みとなっている、エレクトロニカとヒップホップの交差点に位置する「ビート」サウンドの最初期に位置する一枚として知られている。リマスタリングは「LOW END THE…

レヴュー
【REVIEW】yahyel、「人間」として深化する2ndアルバム、ハイレゾ配信
2016年11月に1stアルバム『Flesh and Blood』で鮮烈なデビューを果たした5人組yahyelが2ndアルバム『Human』をリリースした。「人類」をタイトルに掲げる今作は、ライヴで以前から披露され、シングルカットもされた「Iron」「Rude」、YouTubeで既にMVが公開されている「Hypnosis」「Pale」を含む10曲入りアルバム。自らを「宇宙人」と皮肉交じりに名乗る彼らは前作からの1年半を通して何を描こうとしていたのか? とにもかくにも要注目な本作をより楽しんでいただくため、O…

連載
ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第12回
みなさま、新年あけましておめでとうございます! 前回は年末ということで斎井直史的2017年の総括ということで、1年を振り返りました。そして今月で連載1年を迎える第13回は、ジ・インターネットのヴォーカリストであるシドにフックアップされ、現在注目が高まっているLAのシンガー・Maliaをピックアップ。本年度もOTOTOY及び「パンチライン・オブ・ザ・マンス」を何卒よろしくお願いいたします!...…

コラム
OTOTOY AWARDS 2017──2017を彩った珠玉の名アルバム──
今年もやってまいりました“OTOTOY AWARD”。今年もOTOTOY配信中の作品から選りすぐりの30作品を紹介します。さまざまなフォーマットでのリリースも多い最近ですが、ここではあえてのオリジナル・アルバムに絞ってのジャンルを超えた30作品をランキング形式でおとどけします(シングル、ミニ・アルバム、ライヴ・アルバムなどは除外させていただきました! 悪しからず!)。OTOTOYお得意のフレッシュな新人から、この国の音楽シーンを作ってきたベテランまで多様な音楽性のチャートができあがりました。ぜひとも買い逃し…

インタヴュー
女性SSW・平林純、初の全国流通作『あとのまつり』をハイレゾ配信 & 福島を中心に活動するSSW・Chanoとの対談を掲載
2009年に路上ライヴから活動を始め、2015年には日本各地から集まったアマチュア・ヴォーカリストから優勝者を選ぶ番組『Sing! Sing! Sing! 3rd season』に出演し3500組の中からトップ3に選ばれるなどの実力派女性SSW・平林純が初となる全国流通作『あとのまつり』をリリース。バンド・アレンジによる楽曲から弾き語りの楽曲までバラエティに富んだポップな楽曲と毒気のある歌詞が印象的な今作を、OTOTOYではハイレゾにて配信スタート。そして、しなやかな歌声と美しくも力強いメロディが光る2nd…

連載
D.A.N.の新譜放談【特別番外編】──マウント・キンビー新作を聴く!
ということで、ひさびさ登場「D.A.N.の新譜放談」、今回は少々趣向を変えまして「特別番外編」と題し、マウント・キンビー新作『Love What Survives』にフォーカスしたいと思います。こちらは4年ぶりにリリースされた新作。この新作を提げて10月の頭には、D.A.N.も出演の朝霧JAM、そして東京、大阪での単独来日公演(まだ間に合う!)も控えている彼ら。音楽性に、彼らに大きな影響をうけたというD.A.N.の3人に迫ってもらいました。D.A.N.といえば、年末に向けたワンマン・ツアーも。こちらいまや完…

インタヴュー
沢山の新しい音楽を発見したんだ──ジェイムズ・ブレイクも参加のマウント・キンビー新作、ハイレゾ配信
ジェイムズ・ブレイクのキャリア初期のコラボレーターとしても知られるカイ・カンポスとドミニク・メイカーによるマウント・キンビー。2013年、名門〈ワープ〉に移籍後リリースした『Cold Spring Fault Less Youth』から、約4年、ひさびさに新作『Love What Survives』をリリースする。すでに先行リリースされているジェイムズ・ブレイクとのひさびさのコラボーレートもすでに話題になっているが、前作『Cold Spring Fault Less Youth』からまたもサウンドを大胆に変…

レヴュー
OPNによる映画『Good Time』のサウンドトラック・アルバムをハイレゾ配信開始!
もはや2010年代の電子音楽を象徴する存在といっても過言ではない、ダニエル・ロパティンによるプロジェクト、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下、OPN)。2015年のアルバム『Garden Of Delete』リリース以降の2年間も、オリジナルのアルバム・リリースはないものの、アノーニのアルバムをハドソン・モホークと手がけたり、FKAツイッグスとのコラボの噂などなど、その話題には事欠かない。そんなOPNの新作は、映画『Good Time』(日本は11月公開)のOSTとなっている。映画はNYで銀行強盗…

インタヴュー
ローレル・ヘイロー、『DUST』を語る
〈Hyperdub〉からリリースされたローレル・ヘイローのニュー・アルバム『Dust』。新たな境地へと達した感のある作品で、キュートなエレクトロ・ポップ、電子音響、さらにはフリー・ジャズやアフロ・パーカッションなどがゆるやかに結びつき、アルバムを構成している。穏やかな表情でいながら、その背景に広がるイメージはよくよく見てみると奇怪、さまざまな要素のプリコラージュで構築されている。そんな濃密でいながら、軽やかなポップさも持っている質感のアルバム。まぁ、とにかくいい塩梅のアルバムなのだ。これがあまり日本で話題に…

コラム
祝フジで来日! エイフェックス・ツイン過去名盤一挙配信開始!
え、エイフェックス・ツインったら、コレでコレもんでしょう、え、聴いたことないの? とか言われちゃうマスト音源満載の過去音源が一挙OTOTOYでも配信開始です。具体的に言うと名門〈WARP〉に残してきたエイフェックス・ツイン名義の1990年代から2000年代初頭にかけての作品群。しかも、7月に行われるフジロックでは、2日目、7月29日(土)のヘッドライナーとしてひさびさの来日ライヴ! ということで、この作品群とともに、かなりの駆け足でそのキャリアでおさらいします。また今回の過去作配信開始に合わせて、これまでO…

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HIP HOPライター斎井直史による定期連載──「パンチ・ライン of The Month」 第5回
関東地方は梅雨入り、気温も上がったり下がったりと不安定な気候ですが皆様いかがお過ごしでしょうか? HIP HOPライター・斎井直史による定期連載「パンチ・ライン of The Month」も今月で5回目。前回は名古屋を中心に活躍するラッパー、SOCKSがリリースしたアルバム『JAPANESE THAN PARADISE』より「KUTABARE feat.般若」を取り上げましたが、今月は「#超WAVYでごめんね」というワードが話題を集めている新世代、JP THE WAVYと来日を間もなくに控えるワシントンD.…

インタヴュー
変拍子ドラムとシタール、強烈な唯一無二のサウンド——CONTIの新作をハイレゾ配信
インドの民族楽器シタールと、プログレッシヴな変拍子ドラムの出会い——まさに唯一無二のコンビネーションが生み出すオリジナリティの塊のようなサウンドを放つ、Conti。先月OTOTOYにてフリーでリリースされた『FANFARE OF THE LAST MARCH』に続き、本編とも言える11年ぶりのオリジナル・アルバム『THE LAST MARCH』がここに登場した。レコーディングに吉田達也(RUINS、是巨人、高円寺百景、他)、ミックスにAxSxE(NATSUMEN、他)、マスタリングにAxSxEと前川和人(E…

コラム
特集 : 選ばれたグルーヴ――この国のインディ・ロックの新たなグルーヴ・メソッド
ここ数年の、この国のインディ・ロックのシーンにインディR&Bやネオ・ソウル、現代ジャズといった音楽のグルーヴを援用したバンドたちが人気を集めている。本特集では、「選ばれたグルーヴ」と題して、現在OTOTOYでは配信中で、こうしたサウンドへと接続する音源を紹介するとともに、『Jazz The New Chapter』監修者 / ライターの柳樂光隆と、OTOTOYプロデューサー、高橋健太郎のふたりの識者の対談なども交えてお届けしよう。また、ここで、こうした流れの注目のバンドで昨年リリースされ話題を呼んだ、WON…

インタヴュー
サラーム海上とのインドよもやま話──シタールを操る変拍子ユニットCONTIの新作をフリー配信
インドの民族楽器、シタール、かのジョージ・ハリソンやブライアン・ジョーンズをも魅了した弦楽器(例えが古いか)。タブラとともに、日本では代表的なインドの楽器(実際には北インド)として認知している人も多いだろう。このシタールをインド音楽から遠く離れ、自由自在に操り、オルタナ〜プログレな変拍子バリバリのドラムとともにオリジナルすぎるサウンドを生み出す2人組ユニット、CONTI。3月のリリースのアルバム『THE LAST MARCH』(詳しくは記事下方にて)に先駆けて、ミニ・アルバム『FANFARE OF THE …

レヴュー
熟考するアンビエント──ブライアン・イーノ新作をハイレゾ配信
故デヴィッド・ボウイのベルリン三部作、U2、トーキング・ヘッズやコールドプレイを手がけた名プロデューサーであり、アンビエント・ミュージックの提唱者、そしてひとりのアーティストでもあるブライアン・イーノ。昨年春に壮大なアルバム『THE SHIP』をリリースして以来、早くも新作をリリースする。本作は2012年の『Lux』以来、約4年ぶりのアンビエント・アルバムと言えるだろう。54分1曲の穏やかで極上のサウンドの連なりは、ぜひともハイレゾで体感するべきだ。後半には正月休みオススメのOTOTOY配信中の特選アンビエ…

インタヴュー
【INTERVIEW】「予想を裏切って期待に応える」戸川純が語るVampilliaとの邂逅と35周年記念セルフカヴァー集
もはやその名を知らないものはいないだろう。日本のアヴァンギャルド界のカリスマ的存在として名高い戸川純が、歌手活動35周年を迎える。それを記念して彼女は自身の楽曲のカヴァー集『わたしが鳴こうホトトギス』をリリースする。リリース名義は個人ではなく、近年VMOでの活躍も目覚ましいVampilliaを迎えた「戸川純 with Vampillia」。Vampilliaを擁した今作には、12年ぶりの新曲も収録されている。...…

コラム
OTOTOY AWARDS 2016──気になる1位は? 10位から1位を発表──
50位から発表してまいりました、OTOTOY AWARD 2016。アルバムやシングルなど、とにもかくにも2016年を印象付けた作品を50枚選出して発表しています。そして、こちらのページは映えある2016年の、OTOTOYが配信するさまざまなジャンルから選んだ、2016年の10枚。さて、1位は?????????...…

コラム
OTOTOY AWARD 2016──30位〜11位編──
その年の音楽総決算、OTOTOY AWARD。今年はジャンルをぶち抜いて、アルバム、シングル含めて総合チャートとして、2016年にイキの良かった50枚を選出しました。こちらでは30位から11位を発表します。今年の音楽、ちゃんとチェックしてから2017年へいきましょうぞ。''>>50位から31位はコチラ'' ...…

インタヴュー
【ハイレゾ配信開始】ディストピアのエレクトロニック・ソウル、yahyel
アルバムに先行した500枚のシングルCDはほぼ即完状態、すでにライヴなどでも大きな評判を集めているyahyel。2015年3月に池貝峻、篠田ミル、杉本亘の3名によって結成(現在はさらにVJに山田健人、ドラマーに大井一彌がくわって5人)されて、活動2年弱で11月23日に1stアルバム『Flesh and Blood』をリリースする。池貝のエモーショナルなヴォーカルと、スペースを活かしたクールなエレクトロニック・トラックは、昨今のベース・ミュージックやビート・ミュージック以降のサウンドメイキングを備えたインディ…
レヴュー
世界の裂け目に響き渡るサイケ・ブルース──〈WARP〉屈指の奇才、ゴンジャスフィ、3rdアルバムをリリース!
UKの名門レーベル〈WARP〉でも指折りの奇才、そしてオカルト的な支持を得ているゴンジャスフィ。ここ数年は、Ras Gとのスプリット7インチのリリースやOld Englishへの客演など、他流試合的な活動を展開させていたが、ついに4年ぶりとなる『Callus』と名付けられた3rdアルバムをリリース。大きく変化を見せたサウンド、そして『CALLUS』(=皮膚にできる"たこ")と名付けられたその理由とは。...…

レヴュー
アンダーワールド、6年ぶりの新作をハイレゾ配信
1990年代初頭のUKプログレシッヴ・ハウス・シーンをひとつの起点にポップ・ミュージック・シーンに頭角を現したアンダーワールド。カール・ハイドとリックス・スミスによるこのプロジェクトは、ダンス・ファンのみならず、ロック・ファンをもその強烈なダンス・ビートで巻き込み、2000年代初頭には大型フェスのヘッドライナーへとなるまでに人気を集めた。...…

インタヴュー
UKテクノのベテラン・デュオ、プラッドによるドリーミーな新作をハイレゾ配信
エド・ハンドリー、アンディ・ターナーによる、このテクノ・ユニットは1990年代初頭から現在にいあたるまでエイフェックス・ツインらとともにブリティッシュ・テクノを象徴する存在であり続けている。ビョークのコラボレーターでもあり、ルーツ・オブ・エレクトロニカであり、松本大洋原作の劇場アニメ作品『鉄コン筋クリート』のサントラを手掛けたことでも知られる彼らだが、決してその活動は初期からぶれていない。彼らの作品のクリアで叙情的な電子音は、綺羅星のごとく輝き、そのシーンのヒストリーを穏やかな光で照らし続けている。そんな彼…

インタヴュー
ペルーのアーティスト、そして風土と邂逅したダブステップのイノヴェイター、MALAの新作をハイレゾ配信
ジャイルス・ピーターソンのレーベル〈ブラウンズウッド〉から2012年にリリースされた『Mala In Cuba』。多くのリスナー、メディアから絶賛された作品から約4年の月日を経て、UKダブステップのイノヴェイターのひとり、MALAの新たなプロジェクトがここにリリースされた。『Mirrors』と名付けられた本作は、キューバでのセッションとUK本国でのスタジオ・ワークにて完成した『Mala In Cuba』と同様、MALAとペルー現地のミュージシャンとのセッションから生み出された作品だ。現地でレコーディングされ…

レヴュー
Seiho、3年ぶりの新作『Collapse』をハイレゾ配信
ソロでの「I Feel Rave」のヒット、Avec AvecとのSugar's Campaign、さらにはさまざまなリミックスやコラボ、プロデュースを経て、3年ぶりにSeihoがアルバムを完成させた。しかも本作にてワールドワイドでのデビューともなる。いま最も頻繁にクラブ・シーンでライヴ活動をしている国内のエレクトロニック・ミュージックのプロデューサーのひとりでもありながら、さらにはここ数年でメジャーなポップ・フィールドにまでその歩みを進めている。本作では、そんな彼がディープ・エレクトロニクスであえて表現し…

レヴュー
新たな幻影を見つけるために、わたしは自由になる──ブライアン・イーノ『The Ship』ハイレゾ配信
ロックと現代音楽、アフロ・ミュージックにニューウェイヴなどなど、さまざまな音楽の境界線を横断し、コンセプトを作り出し、そしてアーティストたちをその手腕で結びつけ、さまざまなエッジをシーンに刻印し続けてきた巨星、ブライアン・イーノ。グラミーにもノミネートされた2012年の『LUX』以来ひさびさとなる新作『The Ship』をリリースした。アンビエントやモダン・クラシカル、エレクトロニクスなど彼が結びつけてきたさまざまな音楽が壮大なスケールで結びつき、まさにブライアン・イーノにしかなしえない世界観がそこには広が…

レヴュー
ハイレゾ配信、ザ・フィールドの新境地、3年ぶりの新作
ドイツ・テクノ・シーンを牽引してきたケルンの老舗レーベル〈コンパクト〉。現在のこのレーベルを代表するほど、その広い知名度を持ったアーティストといえば彼を置いていないだろう。アクセル・ウィルナーのプロジェクト、ザ・フィールドである。その高揚感たっぷりのテクノ・サウンドは、シューゲイズ・テクノと呼ばれ、テクノ、ハウスのダンスフロアはもちろん、ロック・ファンにもその名前は浸透している。...…

インタヴュー
〈ハイパーダブ〉のドン、コード9が見据える2016年シーン──来日インタヴュー
2014年に設立10周年を経てエレクトロニック・ダンス・ミュージックのカッティング・エッジを象徴するレーベルとなった〈ハイパーダブ〉。そのリリースは多岐に渡り、もはやダブステップやUKベース・ミュージックといった枠組みでは語れないレーベルとなっている。先日、このレーベルのドン、コード9が代官山UNITにて来日プレイ。詳しくは後述するが、悲しい別れを乗り越え、2015年は初のソロ名義でのアルバムとなる『Nothing』をリリースした。そのサウンドにはポスト・ダブステップやUKファンキー、シカゴ・ジュークといっ…

インタヴュー
agraph、3rdソロ・アルバムをハイレゾ配信
石野卓球のサポートを務め、いまや電気グルーヴのライヴにおいてもある意味で“第3のメンバー”として活躍中の牛尾憲輔。TVアニメ『ピンポン』劇伴や、ナカコー、フルカワミキらとのLAMAなどさまざまな活動を行っているが、ソロ・アーティストとしての彼のメイン・プロジェクトはこのagraphだ。そして、ここにagraph名義では約5年ぶりとなるアルバム『the shader』がこのたびリリースされた。OTOTOYでは本作をハイレゾで配信。本人のインタヴューにあるように、緻密に作り上げられた電子音響の塊となったそのサウ…

コラム
OTOTOY AWARDS 2015──クラブ / エレクトロニカ編──
ハウスのダンスフロアとインディ・ロックを結んだジェイミー・エックス・エックスの綺羅星のような存在感は“ある”として、クラブ系は2014年に出揃ったベース・インダストリアル、アヴァン・ミュータントな電子音響の「続き」といった印象もなんだか否めない印象もある。ジ・オーブやスクエアプッシャー、まさかのリリース続きとなったエイフェック・ツインといった大物たちによる貫禄の作品がハイレゾ配信。ヒップホップ国内勢はOMSB、ベテラン、ECDの“視点”のダントツの存在感。VIDEOTAPEMUSICあたりの、国内インディ“…

コラム
OTOTOY AWARDS 2015──ジャズ / ワールド編──
OTOTOYの配信はアイドルとインディ・ロックだけではございません! ということで、今年からOTOTOY AWARDSにこちらのコーナーを増設です。いわゆる『Jazz The New Chapter』的な動きの活況っぷりを象徴するようにLA、フライング・ロータス一派のカマシ・ワシントンが超重量級にストレートなブラック・ジャズなアルバムをリリース。相変わらずのジャイルス・ピーターソンのキューバ・ラインもおもしろいアーティストを見つけてきますな。国内はオーガニックなレゲエも元気でした! 特にasuka ando…

レヴュー
ニュー・オーダー、10年振りの最高傑作ニュー・アルバムをハイレゾ配信
2005年の『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズ・コール』以来、実に10年ぶりの新作『ミュージック・コンプリート』をリリース! OTOTOYではもちろんハイレゾ配信。2007年からの事実上の解散状態、中核メンバーのピーター・フックの脱退を経て、2011年にライヴを中心に復活を果たしたのだが、ついに新作のリリースとなった。アルバム・タイトルにもあるとおり、2015年現在進行形の音楽が見事に詰まった内容に仕上がった最新作であり最高傑作! ぜひ高音質で楽しんでもらいたい。...…

レヴュー
ハイレゾ配信開始! ――〈On-U〉生まれのにせんねんもんだい
バトルスのツアーで前座を務め、欧米のツアーも数多くこなすなど、もはやその評価は世界レベルと言って差し支えない、にせんねんもんだい。オルタナ色の強かった初期に比べると、ここ数年はクラウトロック的なハンマービートをさらに推し進め、“人力テクノ”ともいえそうなミニマル&ソリッドな音楽性へと変化している。そんな彼女たちがここにきて、新作『# N/A』をリリースする。...…

レヴュー
バトルス、4年ぶりの新作『La Di Da Di』をハイレゾ配信開始
2007年の『ミラード』発表以降、ポストロックの最高峰バンドとして、ジャンルを超えて幅広いフィールドに支持されてきたバトルス。元メンバーのタイヨンダイ・ブラクストンの新作が到着したかと思えば、4年ぶりにバトルスの新作がここに届いた。新作『La Di Da Di』は、まさにバック・トゥ・ベーシックなバトルス3人の演奏によって構成される。ミニマルでソリッド、シンプルな力強さに溢れた作品だ。タイトな演奏が生み出す磁場は、タイヨンダイ脱退の呪縛を完全に乗り越えた彼らの力強い足取りをなによりも感じさせる。...…

レヴュー
こんどはAFX名義! リチャード・D・ジェームスがまたもや新作を発表!
約1年前に13年ぶりの新作『Syro』をリリースしたかと思えば、たったの4ヶ月で『Computer Controlled Acoustic Instruments pt2 EP』をリリース。もはや1990年代初頭のリリース・ラッシュを彷彿とさせる量だ(ってほどでもないか)。今回リリースされるのは、エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェームスが、エイフェックスとともに長らくメインのような形で扱っている名義、AFXでのリリースとなる。『orphaned deejay selek 2006-2008』とい…

インタヴュー
特集 : 2015年夏のポストロック事情ーー『ポストロック・ディスクガイド』とその後のシーン
初夏に刊行された『ポストロック・ディスク・ガイド』(以下、『ディスク・ガイド』)、それと呼応するようにポストロックの重要バンドのリリースが続いているーーtoe、mouse on the keys、te'らの新作が相次いてリリース、さらにはUSのポストロックの雄、バトルスの新作もリリースされる予定だ。...…

ライヴレポート
OTOTOYフジロック・レポート2015
今年も苗場はアツかった!! フジロックを終えて“フジロック・ロス”に陥っているかたや、行きたかったけどやむなく行けなかったというかた。 そんなみなさまに、フジロックの3日間を追体験できるレポートをお届けします! ついついお酒が進んじゃって見逃したあのシンガー、やっと生で見られたあのグループ、そんな数々の出会いをライターの渡辺裕也のレポートとともに振り返り、またアツくなりましょう! 今年は、オレンジコートがなくなってしまったり、国内のメジャー・アーティストの名前が目立ったりと、例年とは少し違ったおもむきではあ…

レヴュー
ジ・オーブ、6年ぶりとなる新作をハイレゾでリリース
UKダンス・シーンのベテラン、ジ・オーブ。ここ数年はリー・ペリーやデヴィッド・ギルモアなど超が付く大物たちとのコラボが続いたが、単独としてはひさびさとなる新作『MOONBUILDING 2703 AD』をリリースする。今回はタイトルからしてスペーシーな、SFじみた世界観を持ったテクノ・アルバムだ。...…

レヴュー
スクエアプッシャーの3年ぶりの新作『DAMOGEN FURIES』をハイレゾ配信
スクエアプッシャーの3年振りとなる最新作『Damogen Furies』。すでに先行シングルなどで“スクエアプッシャーらしい、スクエアプッシャーすぎる”サウンドを届けているが、アルバムもまた、そうしたファンの期待を裏切らない刺激的なサウンド! 往年のファンには言っちゃいましょうか、なにはなくともテンションがブチ上がる、あの“音”が帰ってきましたよ!...…

その他
DRY&HEAVY DUB CONTEST結果発表!
秋本"HEAVY"武士(ベース)と七尾"DRY"茂大(ドラム)のリズム・デュオによるオリジナルDRY&HEAVY、そのリユニオン後初となるアルバム『In Time』。OTOTOYでは本作品のリリースを前に、DRY&HEAVY DUB CONTESTを開催しました!そして、おまちどうさまでした。ついにその最終結果発表を行います。今回は本当にたくさんのご応募ありがとうございました。気合いの入った、総勢50組以上のアーティストの応募で、審査陣営も選考にかなり悩み、悩みすぎて若干発表が遅れてしまいました。ということ…

レヴュー
ドラヘビ、リユニオン後初の新作をハイレゾ独占配信
暴力的な震えを伴って迫り来る鉄壁のリズム――秋本"HEAVY"武士(ベース)と七尾"DRY"茂大(ドラム)のリズム・デュオによるオリジナルDRY&HEAVY、そのリユニオン後初となるアルバム『In Time』。OTOTOYでは本作を24bit / 96kHzの独占ハイレゾにて配信開始。スネアやハットの鋭利な高音、うねるベースの響き、ストイックなルーツ・ダブを高音質で堪能すべし!...…

レヴュー
エイフェックス新作、そして〈WARP〉カタログをハイレゾで聴く
本人のインタヴューなどでの発言通り、きっちりと新作EP『Computer Controlled Acoustic Instruments pt2 EP』をリリースしたエイフェックス・ツイン。詳しくは後述するが、これがまた物議をかもし出しそうな音楽性となっている。OTOTOYでは、本作も『Syro』に引き続き、24bit/44.1kHzのハイレゾ音質で配信する。...…

インタヴュー
UKダブの巨星、エイドリアン・シャーウッドとブリストル・ダブステップのキーマン、ピンチによるユニット、デビュー・アルバムをハイレゾで
UKダブの巨星、〈ON-U Sound〉総裁、エイドリアン・シャーウッド、そしてブリストル・ダブステップ、さらには欧州のベース・ミュージック・シーンのキーマン、ピンチ。このユニットは、つまるところ、ベース・ミュージックのカッティング・エッジに立つアーティストと伝説のダブ・マスターが出会ったコラボ・ユニットである。OTOTOYでは、そのデビュー・アルバム『Late Night Endless』をハイレゾ(24bit/44.1kHz)で配信。...…

その他
DRY&HEAVYの最強ダブ・リディムをマルチトラック・データでフリーDL! ”ハイレゾ” ダブ・コンテスト!
この国の最高峰のルーツ・レゲエ / ダブのリズム・セクション、DRY&HEAVYが放つ、3月11日リリース予定の重量級の新作『In Time』。秋本"HEAVY"武士(ベース)と七尾"DRY"茂大(ドラム)による、リユニオン後初となるひさびさのアルバムとなる。本作のリリースを記念して、彼らのレコーディング音源「JAM ROCK」の"ハイレゾ"ダブ・コンテストを敢行!...…

インタヴュー
OTOTOY AWARD 2014ーーOTOTOYスタッフが選ぶ、2014年のBEST ALBUM 20 & BEST SINGLE 10
2014年、OTOTOYの音源配信トピックは2つ。1つ目はOTOTOYが、2009年からずっと提案し続けたハイレゾ(始めた当初はHQDと言ってた)が、遂に一般層にまで伝わるようになったこと。2013年の秋に、ソニーが(ハイレゾ対応のプレイヤーを発売するなど)本格参入したことをきっかけに、2014年1月の「のうりん」でアニソン・ハイレゾが注目を浴び、4月にASIAN KUNG-FU GENERATIONのGotch、9月にくるりというJ-ROCKシーンを引っぱるアーティストがハイレゾでリリースを行い、さらにA…

レヴュー
新作『You're Dead』ハイレゾ配信開始! フライング・ロータス、ジャズへ!
ついにリリースされるフライング・ロータスの新作『You're Dead!』。ビート・ミュージックという潮流を作り出したこれまでの作品から一転し、そのサウンドはここ数年、音楽シーンを騒がせている新たな流れの”ジャズ”に呼応するように変化させている。レジェンド、ハービー・ハンコック、さらにはUS西海岸を代表するラッパー、ケンドリック・ラマー、ベテラン、スヌープ・ドッグなど豪華ゲストも参加。本作をOTOTOYでは、24bit/44.1kHzのハイレゾ音質で配信開始!...…

レヴュー
エイフェックス・ツイン13年ぶりの新作『Syro』、ハイレゾ配信開始
『Drukqs』以来13年ぶりとなるエイフェックス・ツインの新作、『Syro(サイロ)』。さまざまな憶測が憶測を生んだリリース発表から1ヶ月、ついに本当にリリースされました。OTOTOYでは、本作をハイレゾ(24bit/44kHz)で配信開始! 13年ぶりながら、その音はエイフェックス・ツイン以外ではありえない、まさに彼のサウンドが展開されております。しかも、これまでのその音楽性をぐっと凝縮させながらも、ポップに展開、といった感覚の作品で、「名前は知ってるけど…」というリスナーも含めて、全方位の音楽ファンに…

ライヴレポート
OTOTOYフジロック・レポート2014
フジロック、今年も終わっちゃったなぁ… なんて気が抜けちゃってるみなさま! そんなみなさまに、あのアツい3日間を思い出させてくれるレポートをお届けします! ついついお酒が進んじゃって見逃したあのシンガー、やっと生で見られたあのグループ、たまたま通りかかって好きになっちゃった、そんな数々の出会いをライターの渡辺裕也のレポートとともに思い出しつつ、またアツくなっちゃいましょう。今年のラインナップは少し派手さに欠ける、なんて言われていましたが、終わってみれば結局感動しちゃうのがフジロック。早く来年になれ〜!...…

レヴュー
1ヶ月のOTOTOY配信中のクラブ・ミュージックまとめ連載
ということで、OTOTOYにて配信されているクラブ・ミュージックや、マニアックな音源で、記事で紹介しきれなかった音源を約1ヶ月のタームでびしびし紹介しておりますこのコーナー。第2回目でございます。OTOTOY配信曲だけでなく、最近のクラブ・ミュージックの最新動向や流れもユル優しく説明しておりますので「ちょっと、わかんないけど聴いてみたい」という方も気軽に試聴していってください!...…

連載
OTOTOY初!クラブ・ミュージックを巡る新連載“More Beats + Pieces”
ということで突如としてはじまりました、このコーナー。不肖、私、河村祐介が毎月、OTOTOYにて配信されるクラブ/ダンス~レフトフィールド系の音源から、注目作を選び出し紹介しようというコーナーです。今月の注目作品として2作を大フィーチャーしつつ、ここ1ヶ月の間でリリースされた注目の作品もどどっと10枚、OTOTOYののびたくんライクなナイスな若手、浜公氣と挑みます! アチョー! ...…

インタヴュー
Vampillia、日本国内における1stアルバムを先行ハイレゾ配信&インタヴュー
大阪を拠点にしながら、海外での活動も積極的に繰り広げる“ブルータル・オーケストラ”を名乗るバンド、Vampilliaが、日本国内における1stアルバム『my beautiful twisted nightmares in aurora rainbow darkness』をリリース。元相対性理論の真部脩一も含む10名以上のメンバーが繰り広げる、カオティックで、美しさを伴ったサウンドに中毒者が続出中。戸川純、BiS、ツジコノリコとのフィーチャリングでも話題を呼んだ日本企画盤『The Divine Move』とと…

レヴュー
【Warp】ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの約2年ぶりとなる新作アルバム『R Plus Seven』
ということで、念願かなって、OTOTOYより、世界的なエレクトロニック・ミュージックの名門〈WARP〉の作品がハイレゾ配信開始されました。昨年、さまざまなメディアで年間ベスト総なめ状態、いわばエレクトロニック・ミュージックの顔となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下、OPN)の『R Plus Seven』。そして、そんなOPNとともに3月21日(東京)・22日(大阪)に来日公演を行うパテン(patten)――〈WARP〉に移籍したばかりの新鋭の最新アルバム『ESTOILE NAIANT』。この2…

レヴュー
エレクトロニック・ビーツ・ミュージックのバイブル第4弾! HQDクオリティで配信!!
2000年のレーベル発足から快進撃を続けるPROGRESSIVE FOrMの40番目のカタログは、2010年以来4年振りとなるPROGRESSIVE FOrMの記念碑的コンピレーション・アルバム『Forma 4.14』。いつも時代の最先端を提示してきたシリーズの第4弾は、10年以上に渡りシーンを牽引しているベテラン、AOKI takamasa、no.9、Inner Scienceと、近年その評価が大きく増しているSeiho、Kan Sano、Kyoka、Fugenn & The White Elephant…

インタヴュー
OTOTOY AWARD 2013!! 今年のBEST10 & 「2014年はどうなる? 座談会」!!
OTOTOYで2013年に発売されたアルバムの中から最も良かったと思う10枚を選出(OTOTOY独占音源以外)。2012年までは、お客さんの投票制であったり、ライターやインターン等多くの関係者を巻き込みグランプリを決定していたのですが、OTOTOY AWARD 2013は、「2013年新譜を聴き漁りました」という6名のみで厳選な審査を行いました。選評者は、高橋健太郎(ライター)、金子厚武(ライター)、渡辺裕也(ライター)、飯田仁一郎(編集長)、河村祐介(編集部)、西澤裕郎(編集部)の6人。「女性が強かった」…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/10/30~2013/11/5)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介します。音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

レヴュー
シカゴ・ジュークの重鎮、DJ ラシャドのファースト・アルバム『DOUBLE CUP』ダンス・ビートの最前線
同郷シカゴのトラックスマンや、RPブーなどジューク・シーンの重要アーティストが、次々とアルバムをリリースするなか、そのネクスト・ジェネレーションの筆頭、DJラシャドのファースト・アルバムが、ダブステップの流れを牽引してきたレーベル、''ハイパーダブ''から、リリースされることとなった。多くの主要音楽メディアが発売前から、高い期待をよせてきたが、それを裏切ることなく、ジュークという枠組もこえて、現在のダンス・ビートの最前線に躍りでたサウンドといっても過言ではないだろう。日本リリース・ヴァージョンでは、過去シー…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/10/16~2013/10/22)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

レヴュー
【Warp】ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの約2年ぶりとなる新作アルバム『R Plus Seven』
ここ数年で大きな盛り上がりを見せるアンビエント、ドローン、ノイズ、フィールド・レコーディングなど、エクスペリメンタルな電子音楽の流れ。いわゆる2000年代型のエレクトロニカ、もしくはIDM、テクノとも少々違った流れを持っている。この流れの中心とも言えるアーティストが、イギリスのエレクトロニック・ミュージックの名門WARPからアルバムをリリースする。すでに、リリース前から米Pitchfolkをはじめ、海外メディアでは大きな話題となっているアルバムだ。それはNYはブルックリンのアーティスト、ワンオートリック・ポ…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/9/18~2013/9/24)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

レヴュー
クラークの新作『Feast / Beast』TAICO CLUB出演前に突如発表
TAICO CLUB出演前に突如発表されたクラークの新作の詳細が明らかになった。『Feast / Beast』と名付けられ、2枚組CDとしてのリリースが決定している本作は、クラークがマッシヴ・アタック、デペッシュ・モード、バトルス、アモン・トビンの楽曲を徹底的に解体し、自身のオリジナル楽曲であるかのように再構築した楽曲。盟友ビビオ、ネイサン・フェイクらによって再構築されたクラークの楽曲。さらには、自身の楽曲のオルタナティヴ・ヴァージョン、新曲「Alice (Redux)」も収録される。 ...…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/8/14~2013/8/20)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

レヴュー
ケンドラ・モリス、名曲をカヴァーしたアルバム『mockingbird』をリリース
NYを拠点に活動する女性シンガー・ソングライター、ケンドラ・モリス。セクシーな美貌と確かな歌唱力を併せ持ち、デビュー・アルバムは世界各地でスマッシュ・ヒットを記録している。そんな彼女が、デヴィッド・ボウイ、ストーンズ、メタリカ、レディオヘッドなどのロックの名曲をカヴァーしたアルバム『mockingbird』をリリース。彼女の手によって、名曲たちはどんな姿に変貌を遂げるのか。カヴァーだからこそよりくっきりと見えてくる、ため息が出るような魅力とセンスが溢れるこの1枚。ここから彼女の世界に魅了されてみてはいかがだ…

レヴュー
ASIAN DUB FOUNDATION 最強布陣によるニュー・アルバム『Signal And The Noise』をリリース
ダブ/レゲエ、ジャングル、バングラ、ロック、パンクなど幅広い音楽をクロスオーヴァーさせたパワフルで無国籍なサウンドで人気を博し、痛烈な社会批判や政治的メッセージでも知られるASIAN DUB FOUNDATIONがニュー・アルバム『The Signal And The Noise』を日本先行リリース! 注目すべきは、バンド結成時の中心メンバーであるドクター・ダス(bass)の復帰、さらにはロッキー・シン(drums)、ゲットー・プリースト(vocal)という人気、実力を兼ね備えたメンバーが再結集した最強布陣…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/7/24~2013/7/30)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

レヴュー
名前、顔、素性・・・存在の全てが謎に包まれている話題のプロデューサー、ゾンビーが約2年振りとなる3rdアルバム!
名前、顔、素性… 存在の全てが謎に包まれている話題のプロデューサー、ゾンビーが約2年振りとなる3rdアルバムをリリース! 11年、イギリスの名門レーベル[4AD]と世界契約を果たし、世界中から注目を集めたゾンビ―。アニマル・コレクティヴのパンダ・ベアがゲスト参加したことでも話題となり、ロックリスナーからも絶賛された2ndアルバム『デディケーション』。ディプロ、ブリアル、コード9、アニマル・コレクティヴが口を揃えて激プッシュ、更にアルバム・リリース前か…

レヴュー
インディー・ロックを牽引するレーベルArts&Craftsが10周年記念コンピをリリース!
カナダはトロント発のインディー・レーベル、Arts & Crafts。アート性の高いアーティストを数多く世に送り出し、近年のカナダ・ロックの人気を支える存在だ。そんなArts & Craftsが、レーベル設立10周年を記念してコンピレーション・アルバムをリリース! 34曲入りのヴォリュームで1800円というお手軽価格なため、ここ10年のインディー・ロックを振り返るもよし、これを機にカナダ・ロックの世界に足を踏み入れるもよし。是非ともあなたに合った楽しみ方をしていただきたい。...…

コラム
FUJI ROCK FESTIVAL '13開催目前! フジロックから広げる洋楽入門
さあ、今年もそわそわしはじめる時期がやってきましたね。そうです。もう2013年のフジロック・フェスティバルの開催まであとわずかなんです。タイムテーブルも発表されたことだし、わくわくしながらスケジュールを考えているわけですが、果たしてどっちのステージに向かうか、鬼の選択を迫られる場面がここも、あそこも…。...…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/7/10~2013/7/16)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

レヴュー
Boards Of Canada 8年振りの新作『Tomorrow's Harvest』をリリース
8年ぶり、フル・アルバムとしては4枚目となるボーズ・オブ・カナダのアルバム『Tomorrow's Harvest』。これまでの活動同様、ヴェールに隠されたその全貌が6月5日ついに公開された。果たして、その姿とはいかに?''【価格】''mp3 単曲 200円 / まとめ購入 1,500円wav 単曲 250円 / まとめ購入 2,000円...…

レヴュー
カール・ハイド、ソロ・デビュー・アルバム『エッジランド』をリリース!
'''アンダーワールドのイメージを変える一枚'''アンダーワールドのカール・ハイドが、ソロ・デビュー・アルバム『エッジランド』をリリース。ダンス・ミュージックの枠から解き放たれることで、より鮮明になったカール・ハイドのアート性と詩の世界、そしてなにより「強く感情に突き刺さってくるままに歌った」というヴォーカルが前面に押し出された傑作であり、カール・ハイドのソロ作品でありながら、誰もが知る“アンダーワールドの知られざる魅力=隠れたアンダーワールドの姿”を明らかにする重要作品となっている。 ...…

レヴュー
WARPを代表するユニット、オウテカの11作目となるオリジナル・アルバムを配信開始!
2013年2月27日、オウテカが最新アルバム『Exai』を発表した。『Exai』と名付けられたこのアルバムは、メンバーであるロブ・ブラウンと、ショーン・ブースの2人にとって11枚目のフル・アルバム。2010年のスタジオ・アルバム『Oversteps』、2011年の5枚組ボックス・セット『EPs 1991 – 2002』に続く作品でありながら、2時間32秒にもおよぶ超大作!...…

連載
Flying Lotus『Until The Quiet Comes』
最先端の音楽シーンにおいて、もはや誰もが認める中心人物として君臨するフライン グ・ロータス。ジャズやソウル、エレクトリック・ミュージックにおける過去の偉大な巨匠たちが抱いた野心やヴィジョンを共有し、誰も見たことがない圧倒的な世界観を作りあげた最新作が登場。フライング・ロータス本人曰く「神秘的事象、夢、眠り、子守唄のコラージュ」として創作された本作『アンティル・ザ・クワイエット・カムス』(静寂が訪れるまで)。耳をすませてを聴き込めば、その世界にドップリと浸かることが出来るだろう。...…

レヴュー
Underworld 『Barking』 全てのファンに捧げるアンセム!
'''UNDERWORLDの3年ぶりとなるオリジナル・アルバム配信スタート! 10月には来日公演も決定!!'''前作『Oblivion With Bells』以来3年ぶりとなるオリジナル・ニュー・アルバム『Barking』が登場! リード・シングルに選ばれた「Always Loved A Film」はキャッチーでいてアップ・リフティング!! この夏、世界中のクラブを席巻すること間違いない。UNDERWORLDのファンのみならず、全音楽ファン待望、キラー・アンセム満載のスーパー・アルバムの誕生です!...…

レヴュー
BATTLES『Dross Glop 1』OTOTOY限定WAV配信
昨年、4月にSonarSound Tokyo 2011、7月にFUJI ROCK FESTIVAL ’11、そして11月に東名阪ツアーと3度の来日を果たし、圧倒的なステージで日本中を騒がせてきたBattlesから、2011年発売の2ndアルバム『Gloss Drop』のスペシャル・リミックス・シリーズが到着! シューゲイズ・テクノで人気のGui Boratto、The Fieldのリミックスを収録した超限定12inchとしてリリースされる本作。12inchの発売に先駆けて、2/6よりダウンロード販売を開始し…

連載
REVIVE JAPAN WITH MUSIC
このコーナーでは、『REVIVE JAPAN WITH MUSIC』と題し、音楽やカルチャーに関わるもの達が、原発に対してどのような考えを持ち、どうやって復興を目指しているのかをインタビューで紹介する。第4回目となる今回は、結成当初から政治的なメッセージを中心に楽曲を創り上げ、BPM220以上でビートを打ち鳴らすデジタル・ハードコアの雄ATARI TEENAGE RIOTのAlec Empireにインタビューを敢行。原子力発電所が爆発し、情報は操作され、誰を信じて良いか分からなくなった時、常に発信し、発言し…

インタヴュー
Battlesインタビュー
4月のSonarSound Tokyo、7月のFUJI ROCK FESTIVALに続いて、11月に2011年3度目の来日を果たしたBattles。ヴォーカルを務めていたTyondai Braxtonが2010年にバンドを突如脱退したものの、残った3人は2011年にセカンド・アルバム『Gloss Drop』を発表し、その革新的なサウンドの健在ぶりを鮮やかに示してくれた。そして、リリース後はさらなる試行錯誤を重ね、3ピースでのライヴはもうだいぶしっくりきているようだ。...…

インタヴュー
AO INOUE『Arrow』高音質配信開始&インタビュー
日本を代表するレゲエ・バンドDRY&HEAVYのシンガーとして活動していた井上青が、バンドを離れてから初のソロ・アルバム『Arrow』をリリースする。それも名義をAO INOUEに変えて、全編歌を入れないビート・ミュージックだ。そのサウンドは、ダブ・ステップに代表されるベース・ミュージックに通じるアンダーグラウンドな熱がこもっているものもあれば、Flying LotusなどのLAのビート・メイカーが持っているメランコリックさやユーモアを感じさせるものもあり、一枚の作品の中に近年のクラブ・ミュージックの要素が…

インタヴュー
ATARI TEENAGE RIOT JAPAN TOUR 2011
3月11日以降、行き場のない怒りと不安を最も救ってくれたのは、震災後にリリースされた多くの愛に溢れた救済ソング達でも、様々な柵をくぐり抜けて発表された反原発ソングでもなく、BPM220以上でビートを打ち鳴らし、アレック・エンパイアとニック・エンドウ、そして新メンバーのCX・キッドトロニックが叫びまくるATARI TEENAGE RIOTの『Is This Hyperreal? 』だった。...…

レヴュー
BRAINFEEDER2 来日決定!
フライング・ロータスがLAを拠点にスタートしたレーベル・BRAINFEEDER。個性的で類まれな才能と鋭い感性が集結し、自由で刺激的で先鋭的な音楽を発信している。そのレーベル・パーティーが日本に上陸! 総勢5人が一挙に来日することが決定!先ごろEPをリリースし、その高い音楽性をアピールしたLAビート・シーンの紅一点、注目のTOKiMONSTA。自らレベール「3024」を主宰し、既に確固たる名声を集め、デトロイト・テクノ、シカゴ・ハウスやベース・ミュージックを呑み込んだ珠玉のニュー・アルバムをリリースするMA…

インタヴュー
ATARI TEENAGE RIOT アレック・エンパイア インタビュー
昨年、ATARI TEENAGE RIOTが復活のアナウンスと共にリリースした新曲「Activate!」。この曲を今になって聴くと、どうしても現在の我々が置かれている状況を予見していたように思えて仕方ないのだ。国家政府による情報操作を糾弾するこの曲で、アレック・エンパイアはこう叫んでいる。“Countdown to the meltdown(メルトダウンまでのカウントダウン)”。日本がまさにこの言葉通りの事態を迎えてしまったことに最も震えたのは、他ならぬアレック本人だったのではないか。...…

レヴュー
Zomby『Dedication』
''Zomby / Dedication''ディプロ、ブリアルやコード9が激推しのダブ・ステップ界の異端児・ゾンビー、大注目の2ndアルバム! 「Things Fall Apart」ではアニマル・コレクティヴのパンダ・ベアがヴォーカルで参加と、リリース前から既にクラブ・ファンだけでなくクラブ寄りなロック・ファンの間でも話題に。もはやチェックしないわけにはいかない、今年ナンバー・ワンのクラブ・アルバムが完成!...…

インタヴュー
Battles2ndアルバム『Gloss Drop』日本先行リリース & インタビュー
Battlesにとって4月3日のSonarSound Tokyo 2011は、グループ結成時からの中心メンバーであるタイヨンダイ・ブラクストンがバンドを去ってから2度目となるライヴだった。正直、ライヴの完成度はまだまだという段階だったと思う。しかしながら、「今の3人でBattlesなのだ」という決意が伝わってきたし、その潔さは過去を引きずるよりもずっとプラスに働いている。そして、その未完成なライヴもこの先に大きな期待を抱かせるものであった。...…

連載
ボーカロイド特集『なるほど・ザ・ボーカロイドvol.1』
YouTubeやニコニコ動画などのネット動画共有サービスが生活の中で当たり前になった頃、「初音ミク」という言葉をちょこちょこ目にするようになった。どこかの無名アイドル歌手が自分の歌っている姿を動画に収めて公開しているんだなと感心しながらスル―していると、段々頻繁に見かけるようになる。「おお、初音ミクは頑張ってるなあ! 応援してやるか! 」と検索して調べてみると、なんと実在しないというじゃないか! 嘘つき!! ...…

インタヴュー
Asian Dub Foundation『A History Of Now』配信スタート&インタビュー
常にアクチュアルな問題意識に根ざした視点から語る。政治的ステートメントが音楽的快楽やモチベーションを浸食しない。この実はとても実現が難しいバランスを保ってきたことが常にAsian Dub Foundation(以下、ADF)を時代遅れにさせなかった最大の要因だ。自他共に認めるキャリア史上最大の傑作99年の『Community Music』 以後、当時のバンドをリプリゼントしていたディーダの脱退を含め、頻繁なメンバーチェンジを経ているADFだが、今回は久々に前作と同じメンバーで制作された。そして今作でも彼らは…

レヴュー
Brian Eno『Small Craft On A Milk Sea』日本先行配信!
''Brian Eno / Small Craft On A Milk Sea'' 集大成なのか変化なのか。新たな概念、コンセプトの提唱への一歩なのか。いずれにせよ、Brian Eno自身が「真に革新的なレーベル」と讃える<WARP>との運命的な出会いによって誕生した、紛れもない大作であることは間違いない。...…

レヴュー
NINJA TUNE 20周年記念 特集!
''V.A. / NINJA TUNE XX Vol.1 & Vol.2''数曲を除きほとんどが未発表曲で構築されたVol.1にはToddla T、Dorian Concept、Zomby、Eskmoを始め現在のUKビート・ミュージック・シーンを若くして引っ張っているアーティストが参加。彼らは皆、NINJA TUNEからリリースされた音楽に大きな影響を受けてきたアーティストだ。NINJA TUNEの呼びかけで集まった多くのアーティスト達のリミックス・ワークはどれも新鮮で、NINJA TUNEのこれから進むべ…

レヴュー
OTOTOY POWER PUSH ANDREYA TRIANA『Lost Where I Belong』
OTOTOY編集部が今イチオシのアーティストを紹介するOTOTOY POWER PUSH。今回ご紹介するのは、デトロイトの重鎮セオ・パリッシュの大ヒット曲「Chemistry」や、フライング・ロータスのデビュー作『Reset EP』収録の「Tea Leaf Dance」、さらに最近ではボノボの最新作『Black Sands』などへのヴォーカル参加など、現代のエレクトロニック・ミュージックを語る上で必要不可欠なアーティスト達から絶大な人気と信用を獲得している、UKソウルの新星アンドレア・トリアーナのデビュー作…

レヴュー
!!!『Strange Weather, Isn't It?』レビュー
変貌を遂げた!!!(チック・チック・チック)が、新たなパンク・ダンス・チューンを引っさげやってきた! 前作『Myth Takes』から約3年ぶりのリリースとなる本作は、共同プロデューサーにエリック・ブルーチェック(LCD Soundsystem、Juan MacleanやHercules & Love Affair等を手掛ける)を迎えて制作された。紆余曲折しながらも、根底に流れる血は変わる事はなく、聴く者全てをダンス・グルーヴの鍋に放り込む。しかしあくまで歌心を失わず、全体的にポップに仕上げている所が、ミュ…

レヴュー
Quantic Presenta Flowering Inferno 『Dog with a Rope』発売! アルバム購入者には大石始氏によるデジタル・ライナー・ノーツ付!!
全世界を熱狂させたQuantic and His Combo Barbalo『Tradition In Transition』から1年。Tru Thoughtsを代表する顔であるQuanticことWill HollandがFlowering Inferno名義での待望の2作目『Dog with a Rope』を完成させた。Flowering Infernoとしては『Death of The Revolution』に続く、ラテン音楽とジャマイカン・ダブ、レゲエの邂逅の第2章は、コロンビアの風土により密着し、よ…

レヴュー
flying lotus『Cosmogramma』 text by 定金啓吾
美しいコズミックなジャズ。胸躍るダブステップ。 心を落ち着かせるハープ、ディープなグルーヴと疾走感を生むサンダーキャットのベース、チリチリとざらついたどこか肌のぬくもりを感じさせる感触すら残す電子音。美しく昇華していくような47分間、この音楽に耳を傾けることであなたは様々な「宇宙」を体験することが出来る。...…

その他
Autechre ニュー・アルバム『Oversteps』HQD高音質配信開始!
世界のエレクトロニック・ダンス・ミュージック界のトップに君臨するAutechre。彼らの2年ぶりの新作『Oversteps』が高音質HQDファイルで発売。記念すべき10作目となる今作は、多彩なトラックに乗せられたシンプルで美しいメロディが印象的な作品。24bit/44.1KHzのHQD高音質ファイルでは、Autechreがスタジオで実際に聴いている音をそのまま楽しむことができます。...…

インタヴュー
Autechre ニュー・アルバム『Oversteps』ロブ・ブラウン インタビュー by 定金啓吾
今回質問に答えてくれたのは、比較的インタビューイーであることの多い、ショーン・ブースではなく、相棒のロブ・ブラウン。余り反応が良くないのでは? という心配は1問目で吹き飛ぶ。しゃべる、しゃべる、あっという間の1時間。おかげで質問の半分くらいしか聞くことが出来なかった。しかしながら、丁寧な回答から分かるのは、これだけ何もかもが再帰的にならざるを得ない00年代以降において、それでも「新しく」あろうとしているということだ。それは恐ろしく挑戦的なこと。24ビットの高音質版も配信されるという新作、『オーヴァーステップ…

レヴュー
Jaga Jazzist『One-Armed Bandit』 text by 南日久志
このアルバムを聴いた時の感触は、誤解を恐れずにいえばキング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」、もっといえばマイク・オールドフィールド「チューブラー・ベルズ」である。新しい、それも2010年という年にリリースされるアルバムでこれ程までに壮大なスケールを持ち、エキセントリック且つしらけさせない説得力を持ったアルバムが早々に登場することは誰も予想していなかったし、2010年代を生きようとしている音楽ファンからすれば頼もしい。ヒーロー不在を嫌でも感じさせる2009年だったから、尚更である。...…

インタヴュー
The Orb『Baghdad Batteries』 text by 田口和裕
1989年のデビュー以降、常にダンス・ミュージック界の最前線で活躍してきたテクノ/アンビエント界の重鎮The Orb(=アレックス・パターソン)。約2年振りにリリースされたアルバム『』は、2005年に独KOMPAKTからリリースされた「Okie Dokie It's The Orb On Kompakt Disco」と同じく、長年のパートナーであるトーマス・フェルマンと2人きりで制作されたもの。11/20から始まるライブ・ツアーに先駆け、新作について、ライブについて、そして二人の関係について、じっくりと話を…

インタヴュー
vampillia『Sppears』 インタビュー by 水嶋美和
今まで色々な音楽を聴いてきたけれど、音を聴いた瞬間に頭の中で完璧に映像が思い浮かんだのは初めてだ。目を閉じて聴けば、誰もが同じ情景を思い浮かべるのではないだろうか。血まみれのオペラと、降り注ぐ無数のガラスの破片、この声は歌なのか? 叫びなのか? しかし、この華麗さと優美さはどこから来るのだろう。そして、なぜ切ないのだろう。そう、これは耳で聴くカルト・ホラー・ムービーだ。精神の内側をまさぐる、恐ろしく悲しい映画だ。...…