goodtimes初音源「beyond」フリー配信開始

突如、アーティスト写真もなく素性のいまいち知れない2人組のギターロックバンドが現れた。彼らの名前は「goodtimes(グッドタイムス)」。 バンド名にポエム調なものが多く見受けられる昨今、なかなか潔い名前だという印象だった。彼らは前代未聞の《12ヶ月連続音源配信》をOTOTOYにて予定している。 そんなぶっ飛んだ企画をスタートさせた彼らの初音源「beyond」のレビューを掲載する。
goodtimes初音源、無料配信(只今無料配信は終了し、有料配信中)
goodtimes / beyond
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC、AAC
フリーダウンロード
【収録曲】
1. beyond
REVIEW : ストレートすぎる歌詞が内なる気持ちを逸らせる
意味もなく夜更かししてしまった深夜。ひたすらネットサーフィン、聞こえるのは面白くもない深夜番組の声で独り取り残された気持ちになる。 気づけばカーテンから青白い光が漏れ始め、もっと清々しい気持ちでこの朝日を浴びたかったな。なんて思ったりする。夜更かししてしまうのはその日に満足していない自分がいるからじゃないだろうか。 そんな時、顔が浮かんだあの人に会いたくなったり、気になっていたあの場所に行けばよかったなんてぐるぐる考え始める。そんな留まっていた自分の背中を押ししてくれるのがgoodtimesの初音源「beyond」だ。
軽やかなギターの音色に載せられる、歌でしか表現できないようなストレートすぎるほどの歌詞。こっぱずかしい歌詞だな、なんて思いながらも自分が心のうちに収めていた気持ちが体現されているがゆえに心地よさへと変わる。 Vo.朝陽の男らしくしゃがれた声なのに少しか弱さを匂わせる歌声とGt.そうしの気持ちを逸らせるかのようなギターのメロディが気持ちを揺さぶる要因にもなっている。 小走りに見えないくらいの速さ、スキップと気づかれないくらいのテンポ、そんな自分だけがわかっている気持ちを載せた歩幅で、気持ちの向く方向へ行きたい。そう思わせる曲だ。
今回の配信に併せて同曲のミュージックビデオも公開中。そしてインターネットレギュラー番組「ハバグッタイ」が本日22時より第1回が配信される。 「まぁ無料だし、一曲聴いてみるか。」そんな気軽な出会い方でいい。その出会いが自分の足取りが軽くし、これからの日々を彩るだろう。期待にも似た予感がする。(text by 宮尾茉実)
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意図せずしてコンセプチュアルな作品に仕上がった今作品。人が他者に(時に人以外に)対して放つもの、万人が有する信号=感情。感情の流れが示され、人として生きていく上で、ひとつの手掛かりとなることを願われた作品。
より色の見える楽曲たちをテーマに制作された今作は、自身のレーベル名にもある"I×L×P× RECORDS"(アイラブポップミュージック)をより形にすべく、アコースティック楽曲も収録。 ライブの沸点を高めると同時に、楽曲制作においてもより完成度を上げるべく走り続けるバンドの意欲作にして深化作。
goodtimes LIVE INFORMATION
アオハルロンド ツアー 2017〜歌で届ける青春の三ヶ情!!!〜
2017年5月12日(金) @TSUTAYA O-Crest
時間:Open 17:30 / Start 18:00
PROFILE
goodtimes
2016年結成。 メロディ重視のギター・サウンドを前面に出しつつ、 音楽バブル時代の影響を感じさせる普遍性、キャッチーさを含んだ クセになる、心くすぐるポップ・ミュージックを展開。