2013/05/02 00:00

メンバーそれぞれが異なる音楽ルーツを持つ3ピース・バンド、OPSB。クラブ、野外フェス、スケートボード・コンテスト、アート・ギャラリーなどでのライヴを精力的に行ってきた彼らが2013年5月についに2ndアルバム『WHEELS ON DENPA』をリリースした。OTOTOYでは本作の配信はもちろんのこと、未発表曲の「SLUM JAZZ PUNK」をフリー・ダウンロードでお届けする! まずはこの一曲でOPSBの世界観を感じて欲しい。

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OPSBの2ndアルバム『WHEELS ON DENPA』ついにリリース!

OPSBの"DENPA"を感じ取れ!

OPSB / WHEELS ON DENPA
前作までの2人でインストゥルメンタル・ミュージックを生成していたスタイルから、ベーシストが加わり新しいグルーヴへと進化し活動を続けてきたOPSB。本アルバムは、OPSBが最も多く経験してきたクラブで行うライヴにより、さらにダンスフロアを意識した作品となっている他、アルバム・タイトル「WHEELS ON DENPA」からも伺える通り、謎のラジオ番組内で音楽を発信する演出や、社会問題が見え隠れする曲、9曲目「BRANDNEW DAY」ではリリシストHIDENKA a.k.a TPWをフィーチャリングするなど、新鮮かつ斬新な印象を与える内容となっている。



【販売価格】
mp3 : 単曲 200円 / アルバム 1,500円
WAV : 単曲 250円 / アルバム 2,000円

ダンスフロアをより意識した作品

2006年に結成された、吉田良晴(フルート、ピアニカ)、PONCHI(ギター、MPC)、RYUNOSHIN(ベース)からなるスケーター3ピース・バンド、OPSB。ときに呪術的ポリリズムを駆使するなど、異国情緒溢れるダンサブルなインストゥルメンタル・ミュージックを生み出してきたバンドだ。2010年の1stアルバム・リリース以降、活動は加速し、さまざまなコンピレーション・アルバムへの参加、Tha Blue Herbなどのアーティストや国内のスケーターたちからも絶大な評価を得る森田貴宏率いるFESNの映像作品やフランスのスケートボードDVD「MINUIT」の映像等に楽曲が使用された。また、DOMMUNEで放送された「スケボー・クラブ」でも話題を呼ぶなど、文字通り引っ張りだこの彼ら。

左から吉田良晴(フルート、ピアニカ)、RYUNOSHIN(ベース)、PONCHI(ギター、MPC)

そんな彼らの2ndアルバム『WHEELS ON DENPA』がいよいよリリースされた。前作までの流れるようなギターのライン、カッティングも印象的なラーガ的異国サウンドに加えて、ミニマル・テクノの要素がふんだんに盛り込まれ、クラブでのライヴの経験からか、ダンスフロアをより意識した作品となっている。踊るようにそこに乗る、遊び心を感じるフルートと、そんなサウンドを渋く支えるベースのグルーヴが、聴くものの体を自然と動かす。また、タイトルにもあるように、曲の要所要所で、謎のラジオ番組の”電波”がときどき入り雑じり、その断片からはダークな社会問題が見え隠れする。9曲目「Brand New Day」では、GARBLEPOOR!での活動でも知られるHIDENKA a.k.a TPWを初のフィーチャリングと、新たなOPSBの顔も垣間見える。ポエトリー・リーディングと重なるアンニュイなリリックからはじまるこの曲は、いままでのダンス・サウンドとは少し距離のあるもので、エフェクターの効いたギターが生み出す少しの“間”が、真夜中の東京の気だるい空気を体現している。また今作には、レコーディング・エンジニアにstim、Orquest Nudge! Nudge!、Nice Brew、そして元GROUPのドラマーなどで知られるTaichi、マスタリング・エンジニアには、Inner ScienceことMasumi Nishimuraを起用しており、音質面にも力が注がれている作品となっている。(text by 釘田沙來)

中野Heavysick ZEROでのライヴ映像
中野Heavysick ZEROでのライヴ映像

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OPSB / GROW OUT

FESN作品、スケートボードDVD『overgroundbroadcasting』などに楽曲を提供しているOPSBのファースト・アルバム!! ドラマーやトラックメイカーなどとのセッションを積極的に行いレコーディングしていた彼らが、満を持してのリリース!

stim / NOON AFTER NIGHT(HQD ver.)

トラックメイカーとしても活躍するTaichi(Dr / Orquesta Nudge! Nudge!、Nice Brew、ex.GROUP)を中心に2002年に母体が結成されたstim。現在は松崎幹雄(B)、高田陽平(Percussion / WUJA BIN BIN、ホテルニュートーキョー、Orquesta Nudge! Nudge!、TUFF SESSION)、中村圭作(Key / kowloon、toeサポート、木村カエラサポート、ホテルニュートーキョー、WUJA BIN BIN、Nice Brew)、後関好宏(T.Sax / 在日ファンク、WUJA BIN BIN、ex.DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN)、上運天淳市(B.Sax / 東京中低域、ex.KINGDAM☆AFROCKS)というメンバーが参加し6人編成で活動している。

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V.A. / color communications: created in japan - the collector's edition original soundtrack

今年のスケート・シーンにおいて国内NO.1作品と称されている、色で伝えるといったコンセプトを掲げる池袋発のブランドcolor communicationsによる1stDVDのオリジナル・サウンドトラック。DOMMUNEでのプログラム『スケボークラブ』を主催し高い注目を浴びたYO.ANや、TBH等の映像作品で有名なFESNの森田貴弘氏編集による衝撃のゲスト・パートを三味線オンリーの楽曲で華を添えた東京月桃三味線など、まさに現在のシーンを動かしているアーティスト達が集結したサウンドトラックとなっている。

V.A. / RIDE MUSIC

『HOLE AND HOLLAND RECORDINGS』のコンピレーションCD『RIDE MUSIC』。それぞれストリートやダンスフロアで培ったグルーヴ、リズム、オリジナリティーをモットーに独自のフィルターを通して閃きを輝かせる全14組! ACKKY、EDO KANPACHI、FUSHIMING、KPK、KOUTA ANDOU、MAMAZU、MUZONO、OPSB、PONCHI、S.L.A.C.K、STONE D、TAICHI、YAMADAtheGIANT and marcy、YO.AN、YOKOYOKO 収録!

PROFILE

OPSB(ONE PEACE SESSION BAND)

2006年結成。 吉田良晴(フルート、ピアニカ)、PONCHI(ギター、MPC)、RYUNOSHIN(ベース)から鳴るユニット。それぞれ異なった音楽ルーツを持ち合わせながらも、スケートボードから繋がるストリート・カルチャーを共通点に持つ。 2010年アルバム『GROW OUT』を発表して以降ライヴを重ね、2011年にはHOLE AND HOLLAND RECORDINGSからスケーターによる楽曲だけで構成されたコンピレーションCD『RIDE MUSIC』が発売される。 2012年にはアナログ『RIDE MUSIC EP』にも参加する他、スケートボードDVDのサウンドトラック『created in japan』にも参加。活動拠点である東京中野にあるクラブHEAVYSICK ZEROの10周年コンピレーション・アルバムにも楽曲を提供するなど精力的に創作。そして現在、満を持してのOPSBニュー・アルバム『WHEELS ON DENPA』が5月1日に発売。 メディアの面ではスケートボード・マガジン「THRASHER JAPAN」の復刊第一号にスケーター・バンドとして大々的に掲載される他、インターネット番組DOMMUNEで放送された「スケボー・クラブ」でのライヴも話題を呼ぶ。OPSBのサウンドはFESN映像作品、VHSMAGやTRANSWORLD japan、color-communicationsといったスケートボード映像、フランスのスケートボードDVD「MINUIT」にも使用される他クラブやストリートでのライヴや野外フェスへの参加、スケートボード・コンテストの場やアート・ギャラリーでライヴを行うなど、表現の枠を広げている。

OPSB official page

[レヴュー] OPSB

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