Discography
音楽をギューっと抱きしめてギター弾き語りの孤独な姿は、62年の歳月が行き着いた最果て。そこから7年間の一人旅を刻んだドキュメント。罪と罰、絶望と希望、恐怖と喜び、別れと出会い、痛みと癒しを帯びたヴォーカルは、皮肉にもなんと芳醇か。彼の最高傑作が生まれるのはこれからに違いない。畝本 洋(プロデューサー)
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本作は二人のミュージシャンの不思議な縁によって新しい音楽が産み出され、三宅伸治プロデュースにより2012年夏に東京・下北沢の小さなスタジオでレコーディングがスタート。まず2日間で13曲が一発録りでレコーディングされた。その後数回に渡ってダビング、ミックスダウンの作業を行ない、さらに名古屋でも追加レコーディングが行なわれ、11月終わり頃に全14曲が完成しました。出来上がったアルバムは全編パワフルな歌とサウンドが鳴っています。「復活」とか「復帰」という簡単な言葉では済ませない、掬いきれない熱い想いや切実な想いが詰まっています。事件と震災を経て芽生えた、初めての想いを抱えていくこと。30年前に希望と夢をたしかに強く信じて生きていたということ。もういっぺん、そうやって音楽とともに生きようということ。これから中村耕一が歌います。
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