Kaneko Record Service


歴史的日本海軍軍歌集
海上自衛隊舞鶴音楽隊
「海軍軍歌」とは、大正3年1月21日に海軍教育本部から発布された『海軍軍歌』と題する軍歌集に収録するために新たに制作された軍歌のことである。 ここでは帝国海軍の文化遺産ともいうべき「海軍軍歌」と共に、海の軍歌、唱歌、戦時歌謡等、後世に歌い継がれるべき名歌と海上自衛隊創設当時に制作された隊歌等を収録している。 また、海軍の軍籍にあった者にとっては終生忘れることのできないラッパ譜は、現在も海上自衛隊に引き継がれており、その一部も収録した。


歴史的日本陸軍軍歌集
陸上自衛隊東部方面隊
演奏 陸上自衛隊東部方面隊 指揮 2等陸佐 古庄 浩四郎 明治政府は、欧米の兵制を取り入れた近代的軍隊を組織するに当たり、軍楽隊の編成にも力を入れていた。 学校唱歌がまだ始まる前で、洋楽に縁のなかった初期の軍楽隊員たちは、多くの苦労を重ね洋楽を修得、日清戦争当時にはすでに軍歌の制作も行うほどにレベルは達していた。 軍歌が兵の士気を鼓舞するとともに、行軍の際などに披露緩和に効果的であることはよく認識されており、軍隊内では重宝されていた。 ここに収録した軍歌と戦時歌謡は、代表的なものではあるが、全てを網羅することは不可能であり、割愛せざるを得なかったものも多く満足のいくものではない。 また軍歌の中には、長い間歌い継がれているうちに旋律が誤り伝えられたり、歌詞が変わったりしたものもある。ここでは極力原曲に忠実に再現するよう心がけた。 泥にまみれた多くの将兵の、血と汗と涙の雄叫びである陸軍軍歌を、正確に後世に残せれば幸いである。 その将兵にとって、終生忘れることのできない代表的な陸軍の信号ラッパをおしまいに収録し、往時を偲んでいただくこととした。