- エレクトリックリボンのはじめてのDTM講座 ~アイドル楽曲の作り方教えちゃいます~
-
講師: 佐藤"boone"学
ミックスしたり、ケチャを打ったり、ダイブしたり… あなたを熱狂させるアイドル楽曲たちがどのように作られているのか、知りたくありませんか? いやいやいや、なんだったら自分の手で作ってみたくありませんか? そんなあなたの想いをオトトイの学校が実現します!!
ericaによる「はじめてのDTM講座」レポート vol.5〜6
機材を購入して快適な音楽製作を!
今回の授業からは詳しく録音について説明。録音に必須の機材「オーディオインターフェース」の使い方や、asCaオススメのインターフェースなどを紹介した。また録音の際に必要なケーブルの種類についても説明。マイクに使うケーブルはキャノンケーブルと言って、一般的なケーブルとは差し口の形などが異なるので要注意。購入を考えている人は楽器店等で説明を受けてから購入することをお勧めする。
録音の極意
次は実際にasCaが簡単にレコーディングを始めた。まだ歌詞が決まっていないため「ラララ」など歌いやすい言葉でのレコーディングになった。所謂歌詞がつく前の「デモ音源」はこういった歌唱で録音されることが多い。次に録音用のマイクについて説明。ヴォーカル録音用のマイクは主にコンデンサーマイクというものを使用する。コンデンサーマイクは48ボルトの電圧を供給して使用するため非常に感度が良いことが特徴とされているが、感度が良すぎるあまり、環境音や雑音までも拾ってしまう為、録音環境は特に慎重に、なるべく無音の環境で録音することをお勧めする。またコンデンサーマイクは非常にデリケートな為、湿度から守り、大切に保管するよう心がけることが重要である。LIVE等で使うマイクのことがダイナミックマイクと言い、一般的にはSHUREのSM58という機種が比較的買いやすく性能も良いのだが、コンデンサーマイクに関しては用途や求める音質によって変わってくる為、これもまた楽器店等で試奏することをお勧めする。
コンデンサーマイクとヴォーカルの口の間にはポップガードというものを装着し、歌唱の際に発音する破裂音(パポプペポ等)を防止するのも一般的だ。これも楽器店で販売している。
次に録音したヴォーカルにイコライザー等をかけ、より曲に馴染みやすい音質に仕上げていく作業を行った。またヴォーカルにはローは要らない。
歌詞に乗せて気持ちを伝えよう
次に歌詞についても詳しく説明した。asCaが以前ユニバーサル・ミュージックの新人開発セクション「グレート・ハンティング」のチーフ・プロデューサー加茂啓太郎氏の講義に参加した際に学び、実践しているものについても語った。所謂J-POPの作詞をする際にasCaが心がけている作詞のコツとは、主にAメロとBメロで情景を歌い、サビで気持ちを乗せた言葉を歌うことがポイントである。また J-POPの楽曲は4分以内に収めるとスッキリまとまった曲構成になり、聴きやすいものとなるそうだ(エレクトリックリボンの楽曲は4分超えが多いが… 笑)。
また、歌詞にもジャンルが存在し、POPSとROCKでも表現や言葉の選び方が大いに変わってくる。初めて作詞をする際は、自分が好きなアーティストの歌詞を分析し、参考にするところから始めても面白いかもしれない。
レコーディング風景の見学
そして遂に最終回の講義では実際に歌詞をつけてレコーディングをしてみた。asCaがその場で考えたサビの歌詞に乗せてericaが実際に歌うという即興レコーディングはなかなか面白い光景となった。
そしてレコーディングした声に対してイコライジングをして、曲に馴染みやすくするように調整したり、オートメーション機能でヴォーカルのこの部分の声をもっと聞かせたい! など、細かい調整などをGarageBand上で行い、サビ部分は完成。勿論その後、残りの部分のレコーディングや楽曲に関しても調整は必要だが、ひとまず楽曲が完成した。最後はGarageBand上で完成した曲のデータをディスクに書き出したり、iTunes上で再生できる音楽データに変換する方法も説明。これはiPadを使用している方も簡単に音楽データに変換し、その場で視聴することも出来る画期的な機能である。これをCD-R等にコピーすれば立派なCDが完成される。
おわりに
作業内容としては駆け足での説明となったが、全6回の授業内で楽曲が完成され、asCaの丁寧な説明によって受講者が少しでも作曲に対して物怖じせず自分の好きなように音楽を作れるきっかけになったのではないだろうか。
私も実際GarageBandは触ったことがなかったが(音楽大学に通っていた当時はLogicで音楽を勉強していたため)asCaの分かりやすい説明でGarageBandもある程度は使えるようになり、今回の講義は非常に勉強になったと感じた。
また、この授業内で作曲した楽曲はOTOTOYからハイレゾ配信を行う予定であるので、今後の情報にも注目してほしい。(text by erica)
![]() |
- エレクトリックリボンのはじめてのDTM講座 ~アイドル楽曲の作り方教えちゃいます~
-
講師: 佐藤"boone"学
ミックスしたり、ケチャを打ったり、ダイブしたり… あなたを熱狂させるアイドル楽曲たちがどのように作られているのか、知りたくありませんか? いやいやいや、なんだったら自分の手で作ってみたくありませんか? そんなあなたの想いをオトトイの学校が実現します!!