2025/07/11 19:00

ボブ・ディランの名盤に影響を及ぼした名匠、フィル・ラモーンの手腕

山本:なるほどね。ザ・バンドの『南十字星』もそれまでのザ・バンドとはちょっと違う空間の美しいサウンドですよね。ガース・ハドソンが大活躍している。

高橋:シンセにめざめて、すごいプログレッシブなサウンドを作り出してます。

山本:映画的と言ってもいいですよね。でも、この翌年にはザ・バンドは「ラスト・ワルツ・コンサート」をやって解散しちゃう訳ですけれど。最後の方はレコーディングも人が揃わなくて、大変だったという話ですよね。

高橋:ロビーの提案でウッドストックからロスアンジェルスに移住したけれども、ドラッグの問題があったりして、バンドはもうバラバラの状態だった。だから、ロビーはハース・マルチネスのアルバムではガース・ハドソン以外のザ・バンドのメンバーは使っていませんね。一方、ボブ・ディランは1975年に『ブラッド・オン・ザ・トラックス』をニューヨークで作る訳ですが、今回、山本さんに言われて聴き返してみたら、僕も曲はよく憶えていた。そして、なるほど、これは洗練されているという意味で、音が良いアルバムでした。

山本:はい、フィル・ラモーンのプロダクションです。

高橋:ザ・バンドとやったものに比べると、そこまで色が強くないサウンドだったから、当時はどういうミュージシャンと作ったのかまで意識せずに聴いてたんですが、フィル・ラモーン仕切りだったんですね。この頃の〈A&Rスタジオ〉録音なら、音が悪い訳ない。

山本:ただ、〈A&Rスタジオ〉でアルバム1枚分のレコーディングをしたんだけれど、なぜか、ディランは納得できなかったようで、その後、ミネアポリスのスタジオで5曲かな、録りなおししているんですよね。

高橋:最終的にはニューヨーク録音とミネアポリス録音が半々になっている。

山本:でも、全体として共通したテイストがあるので、ミネアポリス・ヴァージョンもプロダクションのフィニッシュは、フィル・ラモーンの仕上げが入っているように思います。

高橋:クレジット見てもそうですね。ミネアポリス録音のプロデューサーはいないので。このレコーディングではディラン自身にはあまり計画がなく、ニューヨーク・セッションはたぶん、ラモーンがミュージシャンを集めたんでしょう。最初はエリック・ワイズバーグ&デリバランスというグループが起用された。エリック・ワイズバーグは60年代から活躍するフォーク、カントリー系のセッション・ミュージシャンで、デリバランスもスタジオ・ミュージシャン集まったようなグループでした。

山本:健太郎さんがプレイリストに入れたエリック・ワイズバーグ&デリバランスのアルバムは初めて聴きましたが、これ素晴らしいですね。

高橋:このアルバムは僕は70年代にLPで買って、よく聴きました。チャーリー・ブラウンっていうギタリストがいるんですよ。テレキャスター弾く、凄く上手いギタリストで。カントリー系ギターも上手いですが、ソウル・ジャズ系のギターも弾く。『ブラッド・オン・ザ・トラックス』では6曲目の「Meet Me In The Morning」がそのチャーリー・ブラウンのギターが聴けるファンキーなテイストもある曲ですね。フィル・ラモーンらしいニューヨーク・サウンドと言ってもいい。でも、ディランはエリック・ワイズバーグ&デリバランスはそんなに気に入らなかったみたいですね。

山本:プレイリストに入っている「Tangled Up In Blue」と「You Are Big Boy Now」はアルバムで採用されたのはミネアポリス録音ですね。その没テイクというか、ニューヨーク録音のヴァージョンが後のアルバムで蔵出しされています。

高橋:ニューヨーク録音はディランの弾き語り中心で、フォークっぽかった。あと、〈A&R〉録音なのでリヴァーブが効いていますね。この〈A&Rスタジオ〉って、もともとはCBSのスタジオで、1967年にフィル・ラモーンに売却されたんですが、ディランの初期の録音はここで行われたものが多かった。『プラネット・ウェイヴズ』はアサイラム・レーベルでしたが、『ブラッド・オン・ザ・トラックス』ではディランはCBSに戻った。それでスタジオも古巣に戻ったような感覚で、ニューヨークの〈A&R〉に行ったのかもしれませんね。でもニューヨーク録音ではちょっとフォーク色、アコースティック色が強くなり過ぎて、ミネアポリスでもう少しロックな方向で作り直したように思われます。

山本:今回、聴き比べてみて、ミネアポリス録音も共通したリヴァーブ感は持っていますが、やっぱりエアー感は〈A&R〉スタジオで録ったものの方がリッチですね。ミネアポリスの方が少しドライ。でも、全体の雰囲気は共通していますね。

高橋:そこはフィル・ラモーンがでこぼこがないようにまとめたんでしょうね。この時期のフィル・ラモーンの仕事で、『ブラッド・オン・ザ・トラックス』と近い雰囲気を持つものとして、プレイリストにはフィービー・スノウのデビュー・アルバムから1曲入れました。これはフィービーのアコースティック・ギターを中心としていますが、手の切れそうな鮮烈な音。

山本:これはDSDでのファイル販売があるんですね。ぜひ、DSDの生々しい音で聴いて欲しい。『ブラッド・オン・ザ・トラックス』からは最後に僕がお願いして、「Simple Taste Of Fate」をプレイリストに入れてもらったんですが、この曲はディランのアコースティック・ギターとハーモニカとベースだけなのかな。シンプルな編成だからか、非常に響きが美しいですね。

高橋:このアルバムはディランのヴォーカルも良いですね。存在が近いというか。

山本:ディランは歌い方もすごく変えるじゃないですか。後年はもっとしゃがれたダミ声になるし。演じた感じが強くなりますが。この頃が一番心のままに歌っている感じがする。僕はやっぱり、この1974、75年くらいのディランが最高に好きですね。

今回の機材──TEAC UD-507──コンパクトで質実剛健、ディスクリート回路を搭載したUSB DAC / プリアンプ / ヘッドホンアンプ

今回フィーチャーするTEACのReference500シリーズからUSB DAC / プリアンプ / ヘッドホンアンプ、UD-507。こちらはブラック・モデル。本機も同シリーズ共通のブラックとシルバーで展開。

高橋:映画『名もなき者』を観て、ボブ・ディランに興味を持った人に、次に何を聴いたらいい? と問われたら、この2枚のアルバム(『ブラッド・オン・ザ・トラックス』『プラネット・ウェイヴズ』)がいいんじゃないかという気はしますね。さて、オーディオの話に移りますが、今回はそんな70年代のディランをティアックのUD-507というDACで聴いてみました。これデザインもティアックらしい質実剛健な感じですけれど、驚いたのは汎用のDACチップを使わず、ディスクリート(編注)で組んでるんですね。今時、この価格帯で。

編注 : DACチップのような汎用のチップ状の集積回路でなく、基板上にトランジスタ、抵抗、コンデンサなど、それぞれ単一の機能を持った半導体素子をカスタムに構成することで構築する回路の方式。

山本:そうなんですよ。ティアックのオリジナルのディスクリート回路で、最初はひとつ上のクラス、リファレンス700シリーズのフルサイズDAC、UD-701Nに搭載されていて、そして今回はコンパクトな500シリーズにそのディスクリートのDACの技術が降りてきた。

高橋:なるほど。ディスクリートのDACを使った機器は、100万円超えるようなものが多いですが、これは30万円くらいで買える。

山本:そう、そういう意味でも注目して欲しいなと思うんです。サイズもA4サイズで比較的デスクトップなどにも置きやすい製品だと思います。でも、このリファレンス500シリーズって、クロック・ジェネレーター(編注)もあって、かなりマニアックでもある。

編注 : デジタル・オーディオ機器に基準クロック(時間軸)信号を送り出すことで、デジタル信号処理のタイミングを制御し、アナログ音声出力のためのデジタル / アナログ変換を正確に行うための機材。

高橋:はい、今回はクロック・ジェネレーター(CG-10M-X)もお借りして、使ってみました。確かにマニアックな機材、本体でもいろんな設定ができる。デジタル・フィルターの設定やシングル・ビットとマルチ・ビットの切り替えもできますね。そこまでユーザーに任されても…というくらい。いろんな設定試しましたが、結局、デフォルトが一番良かったかな。

マスタークロックジェネレーター、CG-10M-X。4系統装備の出力を装備し、USB DACに加えて同シリーズなどのネットワークプレーヤー、デジタルディスクプレーヤー/トランスポートなど拡張した場合も対応可能

山本:設定で音変わるからね。ついついやっちゃうんですけれど、最後は最初の設定に戻るって、割と多いパターンですね。

高橋:そのへん、技術者が真面目に作った機材という感じがしますね。僕はデジタル機材に関してはティアック育ちと言ってもいいくらいなんです。CDプレイヤーはティアックの名機とされるVRDS-25XSを長年使っていました。スタジオのDATレコーダーはDA-45HR。これで沢山のDATマスターを作りましたし、DSDレコーダーのDA-3000なんかも使ってきました。だから、凄く信頼感のあるブランドなんですが、このDACにもそういう伝統を感じました。派手なキャラクターはないけれど、本当に質実剛健。

山本:そうですね、真面目というか。エソテリック・ブランドは物量投入で、どうだ凄いだろうみたいな、歌舞伎の見栄を決めるみたいな感じがするんですよ、このティアックの音の方が自然体で、耳馴染みが良い思う。

高橋:でも、UD-507もこのサイズとは思えない物量投入ですよね。電源回路が左右セパレートだったり。

山本:電源まわりは10万円くらいのDACとは全然違いますね。そういう正攻法の作りがきっちり音に現れている。

高橋:地味といえば地味なんですけれど、地に足をつけた感じ、

山本:長い期間使って聞き飽きしない良さというか、ジャンルも選ばないし、どんな音楽聞いても割とその本質に近づいてくれる、そういう魅力がある気がします。

UD-507の背面、アナログ出力ではXLR / RCAがあり、XLR接続のパワード・スピーカーとの組み合わせで文字通りコンパクトな筐体も含めて最小限の構成で、高品位なデジタル・オーディオ環境の構築も可能。入力にはデジタルの標準的な入力を備えている他、アナログはRCAに加えてXLR端子も装備。右下はマスター・クロックの入力端子。

高橋:DACって、10年くらい前までは日進月歩な感じがありましたが、今は汎用チップの性能が物凄く良くなって、低価格のものでも細密な音はする。どれでも大丈夫みたいな時代になったと思うんですよ。だから、ESS SABREの新しいチップ使ってますとか、旭化成の新しいチップ使ってますとか、そういうところで一喜一憂して、次々に買い換えるような必要もなくなってきた。僕はそういうDACも沢山聴いてきましたが、今はDACに関しては落ちつかせて、その分、アンプやスピーカーでオーディオの楽しみを追求した方が面白いんじゃないかと思うようになってきています。このティアックはそういう意味で、確かな一台になりそうです。クロック・ジェネレーターを加えると、さらにそういう安定感が得られる。

山本:はい、僕もクロック・ジェネレーターを入れて一番感じたのは音像定位のスタビリティーというか、こう、そこで歌っている感じの生々しさとかね。スタジオのエアー感とかも出てくる。

高橋:ハイが伸びるとか、そういう感じで音が変わるわけじゃないですが、何かピシッときまってますよね。

UD-507、シルバー・モデル。フロント・パネル左側にヘッドホンアンプ出力として、左から通常の6.3mmステレオ標準ジャック、バランス接続可能なXLR4ピン端子、4.4mm 5極のPentaconn端子を備える、またパネル中央にはUSB入力も。

山本:これ、ヘッドフォン・アンプは使いました?

高橋:そうそう、これ良いなと思ったのは、ヘッドフォン・アンプが充実していて、かつバランスのXLRアウトがあるところでした。僕はバランスのXLRアウトのあるヘッドフォン・アンプ使ったことがなかったんですが、愛用のゼンハイザーのHD-660をバランス接続してみたら、これはビシッと音が決まる。音場は広いのに、滲まないというか。なので、デスクトップに欲しいなと思いましたね。

山本:良いアクティヴ・スピーカーと組み合わせれば、それだけでかなりのところまで行ける。あと、このシリーズとほぼ同じ値段でAP-507というパワー・アンプもあるんですよ。なるほど、これは一緒に開発して、一緒に音を詰めていったんだなっていう相性の良さあるんです。真面目なんだけど、ハイエンドっぽい立体感もよく出るんですよね。だから、お気に入りのパッシヴ・スピーカー使ってる方は、まずはUD-507を買って、その後、AP-507というパワー・アンプと合わせるのもオススメです。

本連載10枚目の音の良い“名盤”

ボブ・ディラン『Blood On The Tracks』のハイレゾ版購入はコチラから


今回の機材──TEAC UD-507

UD-507

TEACのデジタル・オーディオの中核をなす「Reference 500」のUSB DAC / プリアンプ / ヘッドホン・アンプ。A4サイズの小型筐体に、自社開発のディスクリートDAC「TRDD 5」を搭載。PCM最大32bit/384kHzおよびDSD 22.5MHzまで対応したDAC部に加えて、バランス/アンバランスの両方に対応するヘッドホン出力を装備し、幅広いヘッドホンに高品位な駆動が可能。アナログ音量調整には独自の「TEAC-QVCS」を採用し、信号劣化を最小限に。また、BluetoothやUSB-C入力など、スマートフォンやタブレットとの手軽な連携も可能に。その他、多彩な入力端子を備え、MQAフルデコードやアップサンプリング機能「RDOT-NEO」も搭載。A4サイズの筐体にフラッグシップ機の技術を凝縮したオーディオコンポーネントに。
またDSDにも対応したハイレゾ音源を簡単にWindowsやMacintoshパソコンから再生できる専用ソフトウエア、「TEAC HR Audio Player」を無償提供していて、ソフトウエアを立ち上げてUSBケーブルで接続したUD-507を選択するだけで、確実に最良の条件でデジタルオーディオ・データを転送、再生できる。
まずは本機を中心にデジタル環境を整えつつ、同「Reference 500」には、今回記事に登場したステレオパワーアンプ、AP-507、マスタークロックジェネレーター、CG-10M-XやCDトランスポーター、PD-505T、アナログ・ターンテーブルの入力を可能にするフルバランス・フォノ・アンプ、PE-505、などがラインナップされているので、自らの視聴環境に合わせて、A4サイズのコンパクトな筐体で必要な機器を組み合わせることも可能となっている。(編集部)

UD-507とマスタークロックジェネレーター、CG-10M-Xをスタックした写真。同シリーズで、A4サイズのコンパクトな筐体かつ、統一されたデザインで、自分の用途にあった、アナログからデジタルまで、さまざまなオーディオの組み合わせが楽しめる。

TEAC UD-507

TEAC UD-507の主な主要
対応フォーマット
USB入力
PCM : 16 / 24 / 32bit
44.1k / 48k / 88.2k / 96k / 176.4k / 192k / 352.8k / 384kHz
DSD : 2.8M / 5.6M / 11.2M / 22.5MHz
同軸デジタル入力
PCM : 16 / 24bit
32k / 44.1k / 48k / 88.2k / 96k / 176.4k / 192kHz
DSD : 2.8MHz(176.4kHz/24bit DoP伝送で対応)
光デジタル入力
PCM : 16 / 24bit
32k / 44.1k / 48k / 88.2k / 96k / 176.4k / 192kHz
DAC部
USB DAC : 自社製ディスクリートDAC TRDD 5
アップコンバート(最大) : PCM384kHz/32bit
オーディオ入力
USB USB Type-C端子 × 1 / USB Type-B端子 × 1
USBバージョン : 2.0
転送モード : アシンクロナスモード転送、Bulk Pet
専用再生ソフトウエア : TEAC HR Audio Player(Windows, Macintosh)
同軸デジタル : RCAピン端子 × 1(金メッキ)
入力レベル : 0.5Vp-p
入力インピーダンス : 75Ω
入力感度 : 5Vrms
アナログ(アンバランス) : RCAピン端子 × 1系統(金メッキ)
入力インピーダンス : 24kΩ
入力感度 : 2.5Vrm
Bluetooth
Bluetooth®バージョン : 4.2
出力クラス : Class2(到達距離約10m)
対応プロファイル : A2DP、AVRCP
A2DPコンテンツ保護 : SCMS-T
対応コーデック : LDAC™、LHDC、Qualcomm® aptX™ HD、aptX™、AAC、SBC
ペアリング記憶台数 : 大8台
マルチポイント接続 : 最大2台
オーディオ出力
XLRバランス : XLR端子 × 1系統(金メッキ)
最大出力レベル : 1kHz、フルスケール、10kΩ負荷時
0dB設定時 : 2.0Vrms
+6dB設定時 : 4.0Vrms
出力インピーダンス : 40Ω
RCAアンバランス : RCAピン端子 × 1系統(金メッキ)
最大出力レベル : 1kHz、フルスケール、10kΩ負荷時
0dB設定時 : 2.0Vrms
出力インピーダンス : 20Ω
ヘッドホン出力
端子1 : 6.3mmステレオ標準ジャック × 1(金メッキ)
端子2 : XLR 4ピンジャック × 1(金メッキ)
端子3 : 4.4mm 5極ジャック「pentaconn」× 1(金メッキ)
最大出力
バランス接続時 : 1200mW+1200mW(100Ω負荷時)
アクティブ・グランド接続時 : 900mW+900mW(32Ω負荷時)
アンバランス接続時 : 900mW+900mW(32Ω負荷時)
対応インピーダンス : 16~600Ω
クロック部
外部クロック入力
端子 : BNC端子(金メッキ)× 1
入力周波数 : 10MHz
入力インピーダンス : 50Ω
入力レベル : 矩形波:TTLレベル相当 / サイン波:0.5〜1.0Vrms
外部コントロール
12Vトリガー出力
端子 : 3.5mmモノラルミニ端子 × 1
出力レベル : 12V
最大供給電流 : 100mA
オーディオ性能 : 測定条件:入力信号PCM 192k/24bit、測定出力 RCA、DACモード MULTI BIT
周波数特性 : 5Hz〜70kHz(+1/–6dB)
全高調波歪率 : 0.01%以下(1kHz、LPF:20Hz〜20kHz)
S/N比 : 105dB以上(A-weight、1kHz)
総合
電源AC : 100V, 50/60Hz
消費電力 : 18 W(スタンバイ時 0.4W)
最大外形(W × H × D) : 290 × 85 × 249 mm(突起部を含む)
質量 4.9 kg :
付属品 : 電源コード、リモコン(RC-1341)、リモコン用単4形乾電池 × 2、フット用クッション × 3、取扱説明書(保証書付)

その他、記事で紹介したReference 500シリーズ

『音の良いロック名盤はコレだ!』過去回

第1回ニール・ヤング『ハーヴェスト』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第2回ジャクソン・ブラウン『Late For The Sky』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第3回ポール・サイモン『Still Crazy After All These Years』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第4回ドゥービー・ブラザーズ『Livin' on the Fault Line』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第5回ダニー・ハサウェイ『Everything Is Everything (Mono)』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第6回リンダ・ロンシュタット『Prisoner In Disguise』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第7回 エリック・クラプトン 『461 Ocean Boulevard』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第8回 リトル・フィート『Dixie Chicken』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第9回 ボズ・スキャッグス 『Middle Man』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第10回のお題 : ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ 『Catch A Fire』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

第11回のお題 : ザ・ローリング・ストーンズ『Let It Bleed』──高橋健太郎x山本浩司『音の良いロック名盤はコレだ!』

著者プロフィール

高橋健太郎

文章を書いたり、音楽を作ったり。レーベル&スタジオ、Memory Lab主宰。著書に『ヘッドフォン・ガール』(2015)『スタジオの音が聴こえる』(2014)、『ポップミュージックのゆくえ〜音楽の未来に蘇るもの』(2010)。

山本浩司

月刊「HiVi」季刊「ホームシアター」(ともにステレオサウンド社刊)の編集長を経て2006年、フリーランスのオーディオ評論家に。自室ではオクターブ(ドイツ)のプリJubilee Preと管球式パワーアンプMRE220の組合せで38cmウーファーを搭載したJBL(米国)のホーン型スピーカーK2S9900を鳴らしている。ハイレゾファイル再生はルーミンのネットワークトランスポートとソウルノートS-3Ver2、またはコードDAVEの組合せで。アナログプレーヤーはリンKLIMAX LP12を愛用中。選曲・監修したSACDに『東京・青山 骨董通りの思い出』(ステレオサウンド社)がある。

[連載] Bob Dylan

TOP